ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

新年の長谷寺、そしてお別れ

2024-01-07 07:41:40 | スキー
大阪へ行く途中に、奈良県長谷寺へ。朝のお勤めに。
正月の三連休なので人も多いかな、と思って早めに朝6時に来ましたが、我が家以外はおらず。

早朝の雪洞に照らされた長い回廊は素敵です。
冬牡丹が咲いています


まだ、夜が明ける前。
名残の月が山の端に

朝のお勤め前
”祈りの回廊“として毎朝、お勤めに参加できます。年に数回、訪れています。冬のお勤めは寒さが厳しいのですが、今年はそれほど寒さは厳しくないです。
長谷寺は神仏分離前の伝統が色濃く残っています。そのために、お経も周りの神々への祈りも捧げています。最後は僧侶の方達が舞台に出て周りの神々が宿る山々へむかって遥拝。僧侶の方達の読経が山々に響き渡ります

40分くらいのお勤めを終わると朝の陽光が差し込み、神々しく感じられます。

三脚禁止の長谷寺なのでなんとかバランスをとって記念撮影


擬宝珠と五重塔



椿は冬に彩りを添える花











苔もまた、モノクロの冬の世界で数少ない色


冬牡丹。

上皇様(前天皇陛下)のお手植えの松


降りてきていつものよもぎ餅。
添加物を使っていないので購入した日は柔らかいですが、1日経つと硬くなってしまいます。でも、よもぎの味を楽しむことができます。

よもぎ屋さんの向の柿の葉寿司屋さんもお店を開けたので柿の葉寿司を。ここはここで手作りで作っています。酢の香りがお店いっぱいに。とても美味しい柿の葉寿司なのでいつも購入します。
長谷寺の前にはポスター。長谷寺の牡丹の由来も。

長谷寺から大阪へ

玉造には昔ながらの洋食店

冬限定のカキフライ定食。大きな牡蠣が沢山
お店の雰囲気は昭和レトロ。懐かしさを感じるのは昭和生のためかな

目的のお店の開店時間前なので玉造をぶらぶらと。

街なかにこのようなポスターを発見。祭事の前ですが訪れていました

参道








歴史、由緒ある神社のようです


神社の参道にある懐かしい銭湯。都会の銭湯ではこんな楽しみがあるのですね。ランニングして、銭湯の大きな湯船でくつろいだら、さぞかし気持ち良いですよね



参道の入り口にある道標
歴史を感じさせます

そして今回の目的地、日本唯一のテレマークスキー専門店“テレマークスキーショップ sou”さんへ。長年お世話になった宋さんのお店。事情があってこの度閉店。
宋さんとは新潟県妙高の高谷池ヒュッテのスタッフだった時から、そして嫁さんのテレマークスキーの先生だったときからのお付き合い。写真の腕も素晴らしく、高谷池ヒュッテでもお土産として。笑顔が素敵な、でも、何事にも真摯に対応していく宋さんには、色々と教えてもらいました。
我が家のテレマークスキーのギアはほとんどが宋さんのお店で。
我が家で使っていたカルフのステップソールの板をレンタルに使っていただいていました。カルフの板幅は”細“、”中“、”太“の三種類。我が家は太い板が使いやすかったのであまり使っていなかった“中”の板を宋さんのお店で使ってもらいました。この板をほしいという方がいらっしゃったのでお譲りすることに。少しでもテレマークスキー愛好者が増えることを祈って。

我が家は、歳からいって“人生最後の”テレマークブーツ、そして、最新式のビーコンを。ビーコンを使うような非常事態に遭遇したことはありません。でも、山にはいるためには必需品。”物理的な“御守。

宋さん、本当にお世話になりました。でもこれからも、山の話、テレマークの話、そして素晴らしかった高谷池ヒュッテの話、これからもお願いします!

多くのお別れのお客さんが増えてきたので我が家は早々に。

また、ゆっくりと!
































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

劣化していく日本のシステム。酷いスキー場と行政

2024-01-04 10:39:04 | スキー

年末年始は毎年妙高の赤倉観光リゾートスキー場に。年々質は下がっていると思いますが、今年は更に酷い事に。今年から妙高市が音頭を取って、市内のスキー場に電子チケット導入の補助金を。目的はチケット購入者のデータを取るためと。
でも、戦後、既に民間が生業をなしているところに行政が入ってきて成功したのは稀。
今回も、妙高市は金を出す、スキー場は設備設置するだけ、というまさにチグハグなことに。
サーバーがダウンして昼になってもリフト券購入の列は途切れず。
スキー場にも4人乗りのリフトに機械は1台、2台。しかも搬器乗り場のすぐ手前。ですから機械の前には長い列、そこへ堂々と横はいりが横行。並んでいる人達は“リフト券買うのに頭にきいているのに、きちんと全て管理しろ!”と。更に来年からはリフト券の代わりにスマホを使うとの話も。
また、個人データの管理、本当に人口3万人の規模の行政にできるのか?多分、どこかのコンサルタントに丸投げしているのかもしれません。
いずれにしてもチグハグな行政と民間の最たるものかと。

ここまで酷いスキー場は中々ないですね。現場の人達は文句言われながら頑張っていますし、パトロールの人達も雪不足のために怪我がないように頑張っているのに。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年末年始、初滑り、年越し、初詣

2024-01-03 09:21:06 | スキー
年末に今年最後の東京日帰り

東京唯一の伊勢神宮の分社、神明社
半世紀前に通っていた小学校の前にある神社。当時は天祖神社と。昔は鬱蒼とした森の神社。よく鬼ごっこをしながら真っ暗になるまで遊びました



神社をあとにして実家近くを

まだ、紅葉が残っているところも。


東京での用事を済ませて神奈川県登戸の父の墓参り

お寺さんには冬桜


晴れてはいるものの往路では雲の中だった富士山。復路でようやくバックミラー越しに。

長篠設楽原PAで”わらじ揚げ“。
いつも、美味しく。
夜は、おでんの幸主さんへ。
素敵な大将と明るく笑顔の素敵な女将さんの素敵なお店で年末を楽しく
いつもながら美味しくいただきました。ご馳走様でした!

年末はいつもの赤倉観光リゾートスキー場、通称アカカンで。
寝坊したので嫁さんは車の中で化粧。混んでスキー場に入れないかな、と思いつつ運転開始時間前に到着。でも、車が少ない!理由は後でわかりましたが。
雪は少ないです

ゲレンデ内の“山の神”へ。
2023年のスキーでの無事のお礼と2024年のスキーの安全を祈願


何しろ、雪が少ない上に、アカカン、というか妙高市のあまりにも酷い新システムのお陰で、リフト券購入には絶望的な行列。行政が絡んでまともに機能する事は、日本の戦後の歴史では不可能なことはっきりとしているのに、妙高市はどこかのコンサルタント辺にの口車に乗っているのでしょうか?
シーズン券の我々はそれを横目に。特権ですね
あまりにも酷さについては別途
お昼はこの日からランチ営業を開始した”居酒屋ぽん太郎“さんへ
個人的には赤倉で一番美味しいランチ。

ぽん太郎のぽんさん、元々は昔、藍染のために妙高へ移住。また、染め物をはじめました。素敵なバッグ。
そして手染めのTシャツ。なんとポケットは別に染めたものを縫っています。ポケットの中までオコジョが描かれています

嫁さんと。
他にも素敵なデザイン。いつもながらぽんさんのセンス、とても素敵です。昔の高谷池ヒュッテのお土産にもぽんさんの染め物が。今の、どこのものかわからないお土産、商業主義的になった山小屋とは異なる、素敵な山小屋でした。

お昼の後は、上越、柿崎の代々菊酒造さんへ

雪がほとんど無い、田んぼ。
米山の雪も少なめ
“吟田川”

おじさん、おばさんと炬燵に入って楽しくお話を。
知人が、パトロールの隊長になったのでそのお祝い用に。”雪洞“を
楽しくお話をしていたらすっかり夕暮れ
お暇しようとしていたら、突然軽トラが入ってきて、“ブリ、貰ってくれ!”と。近所の人が釣りをして持ってきた、おすそ分け。抱えるのも大変なくらいの大きなブリ。
持って行く?と聞かれましたが、丁寧にお断りを。さばくのが大変なので。
良いお年を!と、代々菊酒造さんをあとにして。
米山にも夕陽が
アーベントロート
妙高連山へ沈む夕陽。暖かいので田んぼの水は凍っていません。
夜は高田のホテル。
ネットでタイムサービスで安く。そして町中華へ
昭和の香りが満載の懐かしさを

酒粕ラーメン
上越地域で地元の酒蔵とコラボ
美味しかったです

翌日、年末は”泥だらけ“のアカカン




滑るとスキーの板が泥だらけに。
泥混じりの雪。
年末にこれ程雪の少ないアカカン、初めてかもしれません。
昨日のリフト券販売の酷さ、雪の少なさのためか、人は少ないですが滑る場所が少ない(土が出ていないところが少ない)ので無駄に混んています。リフト券販売の酷さはネットに早速書き込まれていますね!

ぽん太郎さんで美味しいランチ

ランチのあとは新井のやまぎし酒店さんへ。
地元の酒蔵、千代の光さんとのコラボしたTシャツ。表には妙高山の春の雪形“跳ね馬”、背中には妙高連山


そして夜は、いつもの人たちと年越し蕎麦と年越し
新年は関山神社で初詣


関山神社には明治時代の神仏分離によって分けさせられた寺の名残が強く残っている歴史的な神社。神社なのに秘仏があります。

また、艦船としても”妙高“の名が使われています。先の大戦のときには沈まなかった船として、そして今はイージス艦として、その名を残しています。今も、呉から海上自衛官の方たちが大勢参拝するそうです。そのときには整列して参道を颯爽と歩いて来るそうです。
氏子総代の方と火を囲みながら色々とお話を伺いました。本当に由緒ある神社なのですね。
妙高には日本唯一の“スキー神社”
神社の飾りもスキーの板
あとは名古屋へひたすら国道18号、19号と。

名古屋に着いて荷物をおろしていると、スマホのみならず近くの区役所から緊急事態警報のサイレン!
すると足元が大きく横揺れ。
縦揺れがなかったので近くではないな、と思っていたら能登半島沖地震
正月二日目は名古屋の初詣

熱田神宮、名古屋の人たちは親しみを込めて”あつたさん“と

新年の“御垣内参拝”。

これが今年は酷いことに。
いつもは10-20人単位でした。それが今年はその倍以上。しかも縦長に。バイトとは思いますが、若い神主さんの榊を受けますが後ろにいると何を行っているのか全くわからず。後方の人たちも”これはひど過ぎる!“と。
年々手抜きがひどくなりますね。日本の伝統ですらここまで劣化するとは。20 年近く参拝していて残念ですね。
日本有数の新年参拝客の訪れる熱田神宮。昔笑い話で一番前にいると後ろから投げられたお賽銭が頭にあたった!と。
何年か前には銀行の人たちモいました。


熱田神宮のむかえには源頼朝生誕の地が。父親の源義朝が熱田神宮の神官の娘と結ばれたため。
熱田神宮(神社)から大須観音(寺)へ
大須には日本オリンピック選手を輩出しているスケートリンク。24時間営業なのでこの日も将来のオリンピック選手達がトレーニングしていると。
近くにはオリンピック選手の名残

大須観音は“寺”です

並んでいると、”大須観音は寺?神社?“との会話が聞こえてきます。


いざ、お詣りをするときには、なんと、“ニ礼ニ拝”をする人達が多いこと。大須観音は寺なのに!
まぁ、日本は八百万の神の国、宗教には寛容な国ですから良いのですね

境内には”入れ歯“の供養塔
夏に、歯医者さんが集まって慰霊祭が行われるそうです
昼過ぎに、自宅近くの八事興正寺さんへ。
年始の特別拝観と抹茶





金粉入の抹茶




色々と館内の方とお話を。まるで龍の形をした梅。



新年とは、思えないくらい暖かいひだまり。
静かに座って風の音を聴いていると、寺の鐘がときおり聞こえてきます。





静かな、暖かい新年の名古屋。

と思ったら夜には羽田の事故。

2024年がこれ以上災いが無いことを!


































































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする