ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

今週末も映画

2016-12-11 18:55:13 | 映画

今週末も、映画

出光興産がモデル
俳優も素晴らしいですが、VFXも見処。3丁目の夕日のスタッフですからそれもそのはず。
この映画を観て、思うこと、特に出光興産の家族経営。
いわゆる"グローバル化"、これについて色々と!
グローバル化、というときには、現在個人的には3つ有ると思います
①人的
②文化的
③経済的

①の人的グローバル化は、人の自由な移動
②の文化的グローバル化は、各国の文化の取り入れ

①と②のグローバル化は望ましいと思います。
でも、③の経済的グローバル化、これは世界的な格差を生み出すような気がしますね。
世界標準を作り、それを如何に安価に作るのか?、ということ。
日本で考えれば、日本→韓国→中国→バングラデシュ→ミャンマー、と労働コストの低い所へと生産拠点は移動、よく言えば"企業として"安く作れる場所へ、悪く言えば、搾取。

そのため、企業は"法人格としては"残っても、そこで働く従業員は安価な労働力を提供する国の国民。

日本の経済人達は、"グローバル化"を賞賛しますが、本当にそれが日本人にとって望ましいことなのか?
もともと、"1億総中流"といわれた日本、今や、格差の大きな社会に。

トランプ大統領の出現はまさに、このことの表れか?

トランプ大統領の出現を批判的に言う"経済人""知識人"は、この事を理解していない、そんな気がします。

この映画を観て、色々と


日曜は、土曜日とはうって代わって、イギリスそのものの、あるいはイギリスの演劇界のようなコメディ、いやウィットに富んだ人生賛歌、寡作。

マギー・スミス、アレックス・ジェニングスの好演もあり、クリスマスシーズンには最適な映画
特に、アレックス・ジェニングスの揺れる心境を分身での表現、過去を隠しながら、それでもプライドを持つ老女のマギー・スミスの見事さ。

急に寒くなって来た季節、映画館を出たときに、なぜか、心の中は暖かい、そんな映画

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お気楽な映画

2016-12-04 14:01:58 | 映画
年末には、お気楽な、映画
土曜日には

実話の映画。こんなに、優しい人達がいた、アメリカのひょっとしたら一番良い時代。
映画はだんだん進むと、実は深刻なことも。
メリルストリープとヒューグラントの怪演は、素晴らしい。映画の途中では笑い声も多かったですが、最後には、静かな。見終わって、すっきりした映画。
日曜日は、もっとお気楽な映画

野沢温泉でロケ、映画でも架空のスキー場ではなく、実名で
でも、ロケをした昨年は、記録的な雪の少ないシーズン。何度かロケ中の野沢温泉へ

雪は、信じられないくらいの少ない雪

野沢温泉の町中も雪が少なく、お客さんもおらず、閑散と

有名なシュナイダーコースも、滑走不能。
それにしても、この映画、滑走禁止地区ばかり、それもパトロール、その他も滑っている場面だらけ、架空のスキー場ではなく、野沢温泉の実名、今年は、パトロール、大変だろうなぁ!
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山岳遭難救助中の死亡事故の判決

2016-12-02 09:31:22 | 
2009年1月の北海道積丹岳での遭難したスノーボーダーの救出中の死亡事故について最高裁の判決、警察の過失を認定(とはいえ天候悪化が予想されるときに入山した遭難者の責任を認めて大幅に損害額を減額した高裁判決を支持)
春のゴールデンウィークによくテレマークスキーで行く積丹岳なので、気になりました。
確かに、入山しやすい、条件よければ、急な斜面も少なく気持ちよい斜面。奥の余別岳まで行くと急斜面ありますが。
ただ、なだらかとはいえ、スノーボートだと、止まらないだろうというくらい長い斜面
この判決には、色々な意見が出ています。これでは民間の救助隊の出動拒否も出てくる、場合によっては警察ですら拒否することもあるのでは、とか。
以前、よく会う山岳警備隊の人達と山小屋で、救助について色々と。
例えば
・登山中に困っている人がいても(特にガイド登山)、むやみに手を出すと、上手くいかなかったときに、訴えられる、ガイドがいるときにはガイドからの依頼がないときには、手を差し伸べるのはよく考えるように
・登山道具、例えば中高年登山者達がよく使うストックも、取ってくれと頼まれずに、良かれと思ってとれないと、トラブルが発生することもある
とか。
かと思えば、かつて、タクシー代わりに県警のヘリコプターを要請した無責任なスキーツアーも目撃しました。


最近、雑誌も、やたらとアウトドア、スキーシーズンになれば、バックカントリーを、特集。(その土地の地形の)知識もなく、あまりにも容易に、非管理地帯へ踏み込み、何かあれば、自分たちの権利だけを主張する、そんな無責任な人達の増加と、よく読まなければわからないくらいの注意書きをしているアウトドア雑誌。
県警だけではなく民間の救助隊の人達の命を懸けた活動、これを常に心に留めて、自然に入りたいです。
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