ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

病院のシステム化

2013-08-06 20:19:16 | 身の回り

病気の4か月に一回の定期検査。

”血糖値が非常に高く、大変です”

”悪玉コレステロールが異常に高い”

”前立腺癌の疑いがあります。少し様子を見ましょう!”

・前日に栗饅頭食べたのが悪かったのかなぁ?

・歳だから以前の癌が転移して前立腺癌になったのか?

その後、

”先生、いつもの薬、今回はないのですか?”

”えっ!、薬?”

医師のモニターを覗き込むと、違う人の名前!

先生も、”おかしい、と思った!。腎臓癌なのに、なんで、前立腺癌のコメントあるの、おかしいと思った。この画像、違う患者さんの。すいません”

10年間に大学病院のシステム化、物凄いスピードで進んでいます。10年前には、カルテは手書き、その後、システム化が始まると、主治医の先生(助教授)は、診察は早いのですが、データ入力は”ワン・フィンガー”で入力、時々、奥から、ナースに対して”おーい!、変な字が出てきた!”と大きな声が聞こえてきました。懐かしいです。

それが、今は、若い先生が増えて、モニターで見ながら、しかも、各種検査結果が瞬時に出てくるため、患者さんを見るというより、モニターを見ることが多くなっています。もちろん、画像処理技術も飛躍的に進歩、CT画像、その他の画像もクリックしながら回転させたり拡大したり、驚くばかり。

一時間に20人近く診るので先生も大変、流れ作業にならざるを得ないですね。

毎回、おもしろい発見!

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違う自分?

2013-08-04 13:25:37 | 社会・経済

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名古屋、大須夏祭り、この時期に合わせて”コスプレサミット”が開催

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名古屋の街中にコスプレのひとたちがたくさん!

でも考えてみると、東京では秋葉原に行けば、一年中、出没。やはり名古屋はコンパクトな街。

”コスプレ”、若い人たちの(最近は若くない人たちも多いですが)変身願望、とよく言われています。

”変身願望=いつもの自分とは異なる自分への変身”

でも、かんがえてみると、このようなことをする若者、”普段の自己”があるのか、疑問に思ってしまいます。

むしろ、普段の自分と異なるものへの変身、というより、現実と夢想の世界の区別ができなくなり、バーチャル世界の中で引きこもっている、後ろ向きの若者の姿、ではないのか?と思ってしまいます。

ゲームの世界、現実と非現実の世界、区別できなくなってしまっています。最近の若者の犯罪を見ると、手加減ない、その行為の結果を想像できない、逆にいうと想像力が欠如している、そのような気がします。まずくなる、思っていたこと(想像とは違います)と異なると、スイッチをリセットしてしまう、ゲームそのもの、の世界。

”コスプレ願望”も、社会に大きな不満があると、いつ、爆発するか、そのようなきっかけになるような気がします。

日本でこのようなことが、”普通に”行われる、ということは、”平和”な証拠なのかもしれません。でも、いつまで、続くのか、若者のの閉塞感が非常に大きなものになったとき、どうなることか?

そんなことを思いながら、歩いていました。

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それにしても、くそ暑い名古屋の街中、皆さん、暑そうでした。

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EMPEROR

2013-08-03 13:22:12 | 映画

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終戦時の天皇陛下の戦争責任について。

 

内容自身は、既知のものが多く、とりたてて新たな”史実”が出ているわけではありませんが、キャストの名演もあり、重厚な作品。

 

あっという間に時間がたってしまいました。

 

この映画を見て、想うこと!

・天皇陛下(昭和天皇)を描き方に”平成の時代”を感じます。かつては、やはり正面から天皇陛下を描写する、ということは少なく、後ろから、体の一部分(顔以外)とか、かなり控えめに描写されていました。最近は、堂々と正面から撮影する作品もあり、”時代の流れ=昭和が遠くなった”こと、実感されます。と同時に自分が歳をとった、そんな気持ち。

この映画で表現されている、日本人の思想感(ある信じる対象に盲目的につくす)、今では中々考えられない、と思います。ただ、思考パターンは、従来以上に”自分で考えなくなって”いるような気がします。逆に恐ろしいことになっている、そんな気がします。”自ら考えること”を停止させてきた教育、ひょっとしたら、戦後の米国の統治の結果かもしれません。

 

素晴らしい作品であると同時に色々と考えさせられました。

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