”激動トヨタピラミッド”
先日のNHKスペシャル。
一次下請け(有名部品メーカー約400社)
二次下請け(約3000社)
三次下請け(約20,000社)
このほかにはさらに多くの企業が加わって、大きなピラミッド構造になっているのが”自動車産業”
トヨタは、日本国内の生産から海外生産へ、その結果海外各地にピラミッドが作られています。一次下請けはなんとかなっても二次、三次、さらに多くの企業(零細業者も多い)が海外進出をしなければ生き残れない、しかも海外では既に現地企業によるピラミッドができており簡単には参入できません。
トヨタに限らず、”会社”とは基本的には株主のために存在しているもの。
”社会的役割”といくらきれいごとを言っても倒産しては意味がありません。その意味ではトヨタの海外進出、関連していた多くの企業が廃業となっても仕方がない、ということ。
でも、そもそも、”ものづくり大国・日本”と言われて、日本の雇用の多くを製造業に頼っていました。しかし、円高、法人税、電力等、製造業にとっては非常に厳しい状況、というより、日本での製造業にとどめを刺す今の日本の状況、あまりにも政治家・官僚の無能さ、あらためて日本という国の閉そく性を感じてしまいます。
トヨタの社長は日本国内での300万台の生産を維持する、と言っていますが、いつまで続くのか、また、番組ではHEV(ハイブリット)が取り上げられていましたが、現実的には世界的にみれば圧倒的に少数(コストが高すぎる)であり、これで日本国内を支えるのは(今までHEV開発に関与してきた経験から言っても)非現実的。
日本は戦後、製造業で支えられてきましたが、あらたな産業で支えないとスペインのように、若者が路頭に迷うことになります。すでに、その傾向は日本にも出てきています。
新たな産業、いったい何なのかしら?
それにしてもこんな状況になっても何もできない政治家、与党も野党も、いったい何をしているんでしょうか?”どじょう”はバカの一つ覚えみたいに、ひとつのことしか考えておらず。
よく、クーデターが起きないもんですね!特に若い人たちの。
でも無理か!今の若者、何不自由なく育ってきて、今後自分たちが失業するということは想像できないのでしょうね。いざとなれば、生活保護がありますね。今の若い人たちは生活保護ということに後ろめたさはないようですから。
さぁ~て、これからどうなるのかしら?
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