降りかかる試練に淡々と受け入れ、そしてひとつの人生を。圧倒的なアルプスの山々がそれを見届ける。そんな静かな映画。世界的ベストセラー(らしいです)の映画化。
クラシックのみならずジャズ、レゲエ、色々とアレンジされて世界で15分に1回演奏されているモーリス・ラベルの“ボレロ”。これを作り出すまでのラベル、そして本来の意味ではない”官能的“な曲ととらえられたことにより苦しむ後世。元々は近代工場での機械音に着想を得た“ボレロ”。1分の曲を17回、それもその度に曲相が変わって、まるで人の人生のよう。淡々としたフランス映画。
でも、17回繰り返されて終わる”ボレロ“。自分の人生は何回目なのだろうか?
そんな事を考えさせられてしまう素敵な映画。
”越後奥三面(みおもて)“は新潟最北の山形県の県境にある地域、奥三面ダムのために800年の歴史を終えようとしている地域を昭和55年から59年の4年かけて撮ったドキュメンタリーのデジタル化。なんと同じ昭和55年から59年には仙台での学生時代、全く同じ時にあらゆるものに“神”を感じ感謝する生き方。人間がまさに自然の一部という生き方。2時間半という長さを全く感じさせられなかった映画
小説を元にした”PROMISED LAND“はひたすら熊狩を。環境庁が突然熊の数が減ったので狩猟を禁止。それに反発する若者達、現場を見ない役所への怒りとその通達を無視して熊狩。
緊張感漂う映画。
フィクションとはいえ環境庁(省)の無能さ、三流官庁化は同感しました。新潟の某所では環境省管轄で登山道整備と称して雷鳥が餌としているイネ科の高山植物を駆除。そのくせ、登山者から登山道整備と雷鳥保護の協力金徴収。環境省の無能さにはこの映画同様に怒りを感じます。
セコの追い立て、熊狩の緊張感が感じられる素敵な映画。
通販サイトの闇を爆破事件というサスペンスをテンポよく!
テレビドラマのアンナチュラルとMIU404とのコラボ。名古屋でも朝早く、駅前に某有名な通販サイトのバスが10台以上並びそこへ飲み込まれていく人達、その異様な光景が思い出されます。あっという間に時間が!素敵な映画。
驚いたのは、ディーン・フジオカさんが通販サイトの日本本社事務所として出ていた場所、勤めていた会社の本社ビル?。日比谷ティー。