ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

名古屋城天守閣。色々と思うこと

2018-05-09 12:16:05 | 身の回り

名古屋城天守閣が日曜日までで改修により閉鎖されるとのことで。
天気もよく、多くの人達で。

金のシャチホコも



名古屋駅方面

テレビ塔方面


中に入るとド~ンとシャチホコ。
関係ないですが、ハンコのシャチハタ工業は、このシャチホコから命名された名古屋の会社。

名古屋城のお濠の前には名古屋でも最も由緒あるホテルのウェスティンキャッスルが。皇族も来名(名古屋へ来ること)の際にはご利用されます。

ちょうど重要文化財の隅櫓も解放

武器庫だったそうです。

ただ、最上階は不意の賓客をもてなす部屋も

和釘も。


ちょうど、名古屋城おもてなし武将隊のイケメン達も


今では全国的にある〇〇武将隊の大元はこの名古屋城おもてなし武将隊でこれが全国に広まったもの。

今の名古屋城、戦時中に焼け落ちて昭和34年にコンクリートで復元それたもの。今回、”老朽化“に伴い、改築、併せて本来の木造建築に戻す、という計画。
”昭和34年製で老朽化“と言われると、昭和34年生まれの身としては複雑な気持ちです⤵️

ところで、今、この再建に伴って色々と。

市長さんをはじめとして再建する側では史実に忠実に基づいて木造化復元化を目指していますが、車椅子用エレベーターも検討しましたが構造上、不可能という判断。
これに対してその筋の団体(並びに社会団体に好意的な某マスコミ)が猛反発。
差別だ、とのこと。

確かに天守閣の内側は狭く、車椅子のエレベーター、難しいとは思います。

建築する側としては、今流行りのVRとか、あるいは何らかの登ることは検討課題としていますが、団体は納得していない、そんなことで揉めています。

こんな議論を見ていて、今から20年以上前にも似たようなことが。

ちょうどバブル期、全国の大自然の中に色々な開発計画が。

もっとも凄かったのは富士山にトンネル登山鉄道(通称モグラトンネル)、屋久島にロープウェイ、上高地に登山鉄道、その他。

このときにも自然保護団体に限らず反対運動がおきましたが、その時の開発側の発言は
”大自然は健康な人達のものだけではない“
”高齢者や体の不自由な人達にも自然を楽しむ権利がある“

そんな議論をしていました。

結局は、バブルはじけて、計画は雲散霧消しましたが。

今回の件も同じく扱ってよいのか、とは思いますが、なにか似たような議論を感じます。


名古屋城天守閣の最後の入館をして
ふっ と想いました。

コメント
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