ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

大鹿村の青いケシ。でも、都会に壊される山村の問題は深刻!

2015-06-20 16:56:02 | アウトドア

土曜日だけ天気がもちそう、ということで名古屋から近い長野県大鹿村へ

いつも行く美味しい清水を。

中村農園さんへ

ヒマラヤの”青いケシ”

観賞用です(危ない薬がとれるケシではないそうです)

中村農園には”青いケシ”以外にもお花が。

近くの大池にはクリンソウが。

池の周りを歩くと露が

いつもお世話になっている”おい菜”さんへ

このお店はなんといっても1500mの標高にあるベランダが最高

今日は、天気悪く、中央アルプスは見えませんが天気が良ければ絶景!

近くでとれた山菜の天ぷらがのった山菜ソバ。

そして

鹿肉と猪肉を購入。

このお店のご主人、冬場を中心に鹿肉をさばいています。そしてなんといっても鹿の臭みがまったくない、今まで出会ったことがない、絶品のお肉。ご主人のさばく技術、最高です!

ところで、この大鹿村には深刻な問題が。

リニア新幹線、南アルプスをトンネルで抜けてこの大鹿村の下を通ります。そのためにトンネル工事で排出される大量の残土を処理しなければなりません。

この残土を大鹿村から排出するそうですが、一日1000台以上のダンプカーが使われるそうで、この大量のダンプカーが問題!

というのも、この大量のダンプカー、大鹿村と外界を結ぶ数少ない林道をほぼ占有するために大鹿村の地元民はこの林道はほぼ使えず、雨が降ると土砂崩れをおこす別の道を使用するしかありません。ヘタをすると大鹿村は孤立してしまいます。

工事は”国”の事業ではなく、”JR東海”という”私企業”。そのために、村民の要求は完全に無視されているそうです。

しかも、10年近く続く、ということで、大鹿村から出よう、という人たちも予想される、とのこと。

名古屋と東京を40分で結びますが、大鹿村の人たちにはまったく関係ない話。

都会の人たちの利便さのために、どんどん地方が犠牲になる、その構図が悲惨です。

リニアの問題は色々ありますが、特に残土については放射能物質の多い地区もあるそうで、今後、波乱を呼びそうです。

それより、そんなに早く移動する必要性、あるのかしら?

帰りはのんびりと一般道で。

いつも寄る、今は豊田市になった稲武近くの御幣餅屋さんへ。柚子が隠し味の絶品。

御幣はおばあちゃんが手作り

一本200円。とっても美味!

 

コメント
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