食べることの大切さ、食べることの楽しさ、そんなことを感じられる映画
出演者は多くはありませんが、若手の(ちゃらちゃらしていない)しっかりした俳優が出ていて、静かな映画。
特に、主人公の女性の食材を育て、それで作った食事をたべたときの、おいしさを、うれしそうな、表情、秀逸です。
”生きること=食べ物を作ること=食材を確保すること”
このいとなみ、地球上で人間以外の生物が、”普通に”行っている活動、これを人間は放棄してしまいました。
その結果、どこで作っているのかわからないもの、安ければよい、という安易な発想になり、自らの命そのものを危うくしてしまっていることに、気づいていません。
今までの、物質的な幸福(これが幸福なのか、議論が分かれるかもしれませんが)を追求する生き方、見直す時期になっているのかもしれません。