社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

「いわて卓球フェスティバルin大船渡」大成功!③技術講習会

2010-06-16 06:27:13 | Weblog
 13日(日)午前中は「いわて卓球フェスティバルin大船渡」技術講習会が大船渡市民体育館に約900名の受講者や観客が参加し開催された。
 開会セレモニーでは、県卓球協会の小野会長から挨拶があり、続いて選手紹介がされたあと技術講習会に入り、ゲストの松下氏に進行をしていただいた。
 初めに、招待選手同士のところで基本的な技術を見せていただき、それを松下氏が解説するパターンで行なわれ、1つの台を受講者全員で囲み直ぐ間近で世界一流のプレーを見ることが出来、受講者は一様に驚きの声を上げていた。
 次に、6つのパート(6台)に分かれて一人一人がボールを打ってもらったのだが、何しろ受講者が多いので1コート120~130人ぐらいになるのである。
一定の選手とであれば不公平なところが出てくるので、そこはあらかじめ受講者を6つのリボンで分けていて、招待選手6人に箱の中に入っているこの6つの色を引いていただいて、そのコートを決める方式をとらせていただいた。
 招待選手たちは、それぞれ受講者に丁寧にボールを返し続くように努力していた。特に水谷選手のボールタッチはとても柔らかく、どこに来ても相手の一番打ちやすい場所に返していて、相手に対する心配りとその技術の高さに改めて感心させられた。
 それぞれのパートが全員終わったところで、15分間の休憩に入ったが選手達はその間もマスコミの共同インタビューを受けたりと、休む暇もトイレに行く暇もないほどであった。
 あっという間の休憩時間が終わり、後半の初めは各コートからそれぞれ5人の代表受講者と選手との1セットマッチのミニゲームを行なった。このときの選手もまた、前と同じ方法でで決めさせていただいた。水谷選手は一般とも当たり、かつての国体選手、小林みちる・村上英宏さんなどが真剣に挑戦していた。
 その挑戦した30人の中で唯一選手に勝ったのが、吉田海偉選手に勝利した宮城県中新田卓球クラブから来た中学生佐藤君、もちろんたった一人だけの勝利者だったので会場の皆さんに紹介し選手全員の祈念色紙をプレゼントさせていただき選手全員と握手もさせていただいた。照れくさそうな顔をしていたがすごく嬉しそうであった。
 ちなみに、佐藤君のお母さんは地元大船渡市立根町出身で、全国大会の出場経験もある方で特に私自身も懐かしく、自分の子供のことのように嬉しく思った次第である。
 このあとQ&A方式でさまざまな質問があり、その都度選手達は丁寧に答えていた。
つづいてサイン会が行なわれたが、これもまた選手達にリボンの色を引いていただき6つに分かれて頂き、一人一人に笑顔で丁寧に応じていた。卓球を愛する心、そして卓球を発展させるのだという強い使命感を垣間見た気がしている。
 選手達の卓球が強いだけではなく、その素晴らしい人間性にも触れることが出来たのである。感謝と賞賛である。