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今後はhttps://taic02.hatenablog.jp/で更新します

アベックトースト・月見

2014-09-08 23:04:07 | ランチパック等パン類
秋田を代表する食べ物の1つである、たけや製パン「アベックトースト」。
長らく、いちごジャムとマーガリンの組み合わせの1種類だけが、かたくなに販売されていた。
ところが、2012年10月から突如、期間限定で組み合わせを変えた姉妹品が発売されるようになった。把握しているもの(これでおそらく全種類)を挙げておく。
・2012年10月発売「メープル&マーガリン
・2013年5月発売「はちみつ&マーガリン」
・2013年9月発売「山ぶどうジャム」※商品名には含まれていないが他と同じくマーガリンも入る
・2013年12月発売「りんごジャム&マーガリン」
・(2014年5月再発売「メープル&マーガリン」)
以上、4種類が出ていたが、いずれもジャムやシロップ類の組み合わせ相手は、マーガリン。
マーガリン以外のものとの組み合わせまで考えが至らないのか、でなければたけやの方針なのかと思っていた。

今月(2014年9月)から第5弾が発売され、それが!
アベックトースト ブルーベリー&チーズクリーム 1包装557kcal
マーガリンが入らないアベックトーストが初めて発売された!!
ブルーベリーはジャム。
包装の左上の色がついた部分は、従来は単色だったのに、これは濃淡の縦縞になっている。ちびまる子の「顔に縦線」状態を連想してしまった…

中は、マーガリンの代わりにクリームが入っている(←当たり前)
食べた感想は、今まで食べたアベックトーストの中では、いちばんおいしくて好き。
チーズクリームがさわやかな味で、ブルーベリージャムと合う。夏に冷やして食べるとおいしいかも。
ただし、チーズクリームは思ったより「軽い」というか「お菓子っぽい」というか、要は「安っぽい」気がしなくもない。

僕はアベックトーストは好きではないのだが、食パン自体のモゴモゴ(学校給食のトラウマ)のほか、マーガリンの量が多すぎてしょっぱいことも原因だった。この商品では、それは解消されていることになる。これなら、たまには食べてもいいかな。
あと、ジャムとマーガリンの従来のアベックトーストは、食べる時にトーストして食べる人もいるけれど、この商品ではやらないほうが無難でしょう。チーズクリームを加熱したらどうなるんだろう?

他に今月の新商品では、伝統の「粒あんグッディ」を小さくして4個詰めにした「ミニミニグッディ」なるものも目新しい。


8月発売のものから1つ。
デリカトースト ツナチーズ 308kcal
食パンの間にモノを挟んだ、惣菜系パン。2枚1組。
普通のスライスチーズとランチパックと同じようなツナサラダ
ランチパックも含めて、ツナとチーズの組み合わせって、ありそうでなかった。悪くない。
食パンはアベックトーストと同じだろうか。
ちなみに工藤パンでは、9月からイギリストーストの「タマゴ」と「ツナサラダ」が発売された。



ところで、今日は中秋の名月。例年よりはちょっと早め。秋田市ではとてもきれいに見えた。
NHK秋田のローカル番組では、昨年のような装飾は一切なし。屋上カメラで月をドアップにしただけだった。
いくつかのスーパーで、たけやの月見商品を見てみた。他の和菓子メーカーのものを多く扱う店もあり、平均すればたけやのシェアは半分くらいだろうか。
たけや 名月だんご ※月見前に消費期限を迎えてしまうものもあって、見切り品で購入
手のひらほどの小さなお皿に、つぶあん入りだんごが5個入る、お手頃サイズ。200円弱。
てっぺんの1個が黄色く、ウサギの焼き印入り
たけやの和菓子だから、おいしいだろうと期待したけれど、残念ながらそれほどでもなかった。なんか表面が油っぽいようでイマイチ。

他には、
・「月見大福」名月だんごよりも大きめの6個入り。大福だから粉がまぶしてある。やはり上の1つは黄色。300円前後。
・中ぐらいのまんじゅう3個が1列に並んだセット。両端2個は白く、ウサギ焼き印。中央の1個は、黄色いプリンみたいな形。200円強。
・まんじゅうと串だんご(あんこと草)【15日訂正・だんごはあんこの草とみたらし、さらに大福も入っていたようだ】のセット。300円弱。
以上、たけやだけでも4種類を確認できた。昔は、まんじゅうを積み重ねた商品があったはずだが、それは確認できなかった。
昨年開設されたたけやのホームページでは、お盆のお供え商品は紹介ページがアップされていた。
だから月見商品も…と思ったら、紹介されていない。せっかくホームページがあるのに、もったいないよ。

ちなみに青森の工藤パンでは、「季節商品」ページで月見商品をきちんと紹介している。
和菓子では「月見大福・万十詰合せ」、「月見まんじゅう(15入)」、「月見粉付だんご(15入)」があるそうで、おいしそう。※2019年の工藤パンの月見商品

【10月7日追記】この後、10月6日が「十三夜」の月見。(雨降りで見られなかった)
秋田市内のスーパーでは、十三夜向けの月見商品はほとんど見かけなかった。小売店が仕入れないのか、たけやなどメーカーが製造しないのか分からないが、風習・文化としては月見が複数回あるのに、最初の1回しかそれ用の物を売らないとは、風習や文化を軽視・冒涜している。とは言い過ぎか。
バレンタインとか恵方巻きのように、商業界から広まった風習があるけれど、月見のように商業界が縮小させてしまう風習もありそうだ。

【2016年10月14日追記】さらにその後、2016年10月の十三夜では、複数のスーパーで、複数メーカーの月見菓子が売られていた。ヤマザキではバラ売りの月見大福、たけやではだんご3本、黄色い大福、ウサギ形まんじゅうをセットしたものなど、2014年の十三夜よりもずっとラインナップが豊富な印象。いいことだ。

2024年のたけやの月見団子。これはおいしかった。



最後に、9月6日の朝日新聞土曜版「赤be」の連載「帰ってきた食べテツの女」で、たけや製パンが取り上げられた。
食べテツ評論家・荷宮和子さんという人が、全国各地を鉄道で旅して、その土地の駅弁やB級レベルのご当地食品を紹介するもの。
8月9日からは、主に秋田駅のNEWDAYSで買ったもの(酒類や羽後町の米)が紹介されてきた。訪問は今年の3月末のようで、写真のパンのパッケージの消費期限が3月27日と確認できる。
(16日は休刊だったので)4回目の6日は「こまちで明日のパンを買う」として、たけやのチョコトースト(復刻版。現在は発売終了)、アベックトースト、学生調理が取り上げられていた。
でも、タイトルの「こまちで」というのはどういうことか? 本文中には「こまち」はひとことも出ていないのだが…
あと、東北地方は地場のパンメーカーが多いとして「岩手に『シライシパン』あれば、秋田に『たけや製パン』あり!」とあるけれど、個人的にはここは「青森に『工藤パン』あれば」としてほしかったな…

「週間女性」で紹介された時は、その旨を開設直後のたけや公式ホームページに記載していたが、今回は今のところなし。

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お供え詰合せ

2014-08-11 23:59:33 | ランチパック等パン類
降り続いた雨もだいたい収まって、もうすぐお盆(月遅れ盆)。
その土地土地または宗派でお盆の風習は異なるが、秋田や津軽などではモナカの皮状の「とうろう」と呼ばれるものを吊るす。
いくつかのメーカーが製造しており、秋田ではおそらくトップシェアがたけや製パン。たけやでは、冬場のうちから障害者の作業所に委託して製造していた。

今年もいつもと変わらぬ「お盆とうろう」。198円だった
昨年やっと開設されたたけや製パン公式ホームページでは、「たけやのお盆落雁、お盆とうろう」というページができて、写真と名前だけ掲載されている。
全種類を扱う店舗はおそらくないと思うので、これで全貌が判明した。
盆とうろう以外はすべて落雁。
「落雁(小)」というバラものが、白、草、赤の3色、「落雁 三段」は上から黄・赤・白、「落雁 五段」は白・黄・赤・白・オレンジ。
そして、果物などお供え物をかたどった落雁をトレイに盛り合わせた「落雁 くだもの盛 大」「落雁 お供え盛」「落雁 籠盛」というラインナップ。


さて、ほかにお供え物といえば、お菓子(と果物もあるか)。
いくつかの和菓子を中心としたお菓子を組み合わせて盛り付け、そのまま供えられる「お供えセット」なるものも売られている。(果物や野菜のセットもあるけれど、ここではお菓子のセット)
たけや製パンでは製造していないようで、秋田では愛知県など県外の製菓会社製のものを見かける。
イオン秋田中央店では、こんなお供えセットがあった。
「お供え」
なんと、工藤パン製!

こんなものも秋田県内に入って来るのか。
工藤パンホームページによれば、工藤パンでもお盆用のお供えを各種製造している。
ホームページには出ていないが、以前調べたところではお盆とうろうもあり、たけやのと同一だと思われる。
その他のお盆製品は、たけやのものとは異なる。

また、津軽地方では「法界折」といって、お盆にお墓で精進料理の折り詰め弁当を食べる風習がある。
それ用に、「法界折詰」の蓮と蘭の2種類もラインナップされている。
【12日追記】イオン秋田中央店で、秋田米飯給食事業協同組合(たけや系列)製の「法界折詰」が、お盆用品特設売り場で(弁当売り場でなく)売られていた! 秋田でもそういう風習がある宗派や地域があるのだろうか。単なるお供え用料理と認識されてしまいそうな気もするが、それならそれでいいのかな。

今回買ってきたお菓子のセットは、ホームページでは「お供え詰合せ(大)」となっている。
銀色の発泡スチロール製のトレイに、緑の縁取りの正方形の白い紙とビニール紐をチリチリにしたような緩衝材を少々敷き、7種類のお菓子と白い造花を載せて、ラップで固定して「お供え」のシールを貼った製品。裏面のシールでは「内容量 7個」と表示。
価格は8%税込み600円。バラで買ったらもうちょっと安くつきそうな気もしなくない。
【8月15日追記】8月15日には10個強くらい売れ残っていて、198円になっていた。なお、たけやの盆とうろうもけっこう残っていて、50円になっていたが、これは買う人がいるだろうか。
【9月18日追記】お供えセットは、翌月の秋彼岸の時にも、イオン秋田中央店で販売された。【2015年3月25日追記】翌2015年春彼岸でも販売。
【2015年8月16日追記】2015年8月のお盆でも発売されたが、若干変更された。価格は同じ。ようかんの代わりにチョコ饅頭らしきもの【8月27日訂正・皮が茶色のこしあんまんじゅう】が加わり、他は各商品の包装が新しくなった。チリチリ緩衝材と敷き紙は廃止(造花はあり)。また、商品名が「お供え詰合せ(イオン)」で、イオン向け専用商品のようだ。イオンでは八甲田、桃山、月餅、いもすけどんのバラ売りもされた。
【2015年12月26日追記】イオン秋田中央店の2015年12月末の正月向け商品としても、お供えセットが売られた。【2019年1月8日追記】青森県では、正月にも仏壇にお供えをする風習が見られるらしく、そのために正月向けにもセットされるのだろう。


以前、工藤パンの大福を紹介した。工藤パンでも各種和菓子を製造し、「工藤の和菓子」というシリーズになっているようだ。
このお供えセットでも、中の商品のいくつかに「工藤の和菓子」表示があった。普段は秋田ではまず購入できないものだし、青森に行っても全種類を扱う店はあまりない。珍しさに惹かれて、お供えセットを買ったのだった。

ラップを外して7種類を見てみた。
左から八甲田・桃山・月餅
桃山は上記リンク先の以前の記事にも写真があるが、包装が異なる。変わったのか、お盆用なのか。
八甲田は青森らしい商品名だが、洋風まんじゅうみたいなの。中は黄身あんでてっぺんにクルミが載っている。【2015年8月25日追記】福岡と東京の「ひよ子」のような感じ。上記2015年のリニューアルではクルミが小さくなった。

春日まんじゅう
いわゆる葬式まんじゅう。まん丸なのが珍しい。
【8月22日追記】食べてみた。あんこがやや塩味が強い気もしたが、おいしかった。
【8月15日追記】たけやの楕円(小判型)の葬式まんじゅうは、袋入りでなくラップでくるんだもので、「焼型まんじゅう」という商品名。
【9月18日追記】たけや製パンホームページの「秋のお彼岸」製品紹介によれば、たけやでは「焼型まんじゅう」とは別に、「春日まんじゅう」という製品があった。円柱に近い形状で、小ぶり【2024年3月20日追記・2024年時点ではむしろ大きめ。変わったのか?】。白くててっぺんには焼き色が付いているものの、図柄はない。

いもすけどん
名前は聞いていたが、実物は初めて。
「津軽名物」と書かれ、青森県の地図も描かれる。
サツマイモ風味のお菓子(サツマイモは原料に入っていない)で、北海道みやげの「わかさいも」みたいなもののようだ。

落雁・やまざき煉ようかん小倉
他の6種類は、バラ売りされている商品を詰めたものなので、それぞれにも表示があるが、落雁だけは一切表示なし。
ホームページに出ている「落雁菊(赤)」と同じ外見。ホームページのは「あん入り」とパッケージに表示があるが、こちらはない。
たけやの落雁と違って、やや楕円形。

煉り羊羹だけは、ヤマザキのものを流用。せっかくならもう一品、工藤ブランドを入れてほしかった!

偶然に出会えた工藤パンの和菓子。お供えした後、いただきましょう。
【8月17日追記】食べたみた。
 八甲田といもすけどん
いもすけどんは思ったより小さく、割ると中に小さな穴が。
味は、どちらもおいしかった。八甲田は見た目はただの白あんだけど、ちゃんと黄身あんの味がして好き。
いもすけどんは、「わかさいも」ほど皮の醤油味が強くなくて、個人的にはこちらのほうが好み。


【13日追記】ホームページには出ていなかったが、店頭にたけやの「まんじゅう詰め合わせ」という商品があった。桃山などを含むまんじゅう5個で600円。
価格やトレイのサイズがほぼ同じで、造花が添えられている(工藤パンの色違いのようなピンクの菊)ことから、コンセプトは上記工藤パンのセットと同じだと思われる。まんじゅう好きにはこちらが良さそう。※この記事後半参照



ところで、イオンリテールでは先週末から今日まで、お菓子類にWAONポイントが8倍付いた(関連記事)。
お盆とうろうやお供えセットも、分類上は菓子になるかと思うが、どちらも対象外だった。
製造元から「パン」扱いにされているのか? それともローカルな製品は対象外なのか?
ちなみに、小さいモナカやまんじゅうなどを袋詰めし、我が家ではバラしてお供えにする「半生ミックス」はちゃんと8倍付いた。
コメント (4)
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イギリストースト2014.7

2014-08-01 00:21:14 | ランチパック等パン類
先日の続きで、工藤パンイギリストースト。
6月から発売中の「富良野メロンクリーム」など、今までと同じような期間限定派生商品も何種類か並んでいた。
それ以外に、今まであまり例がなかった派生商品があった。「トーストしてある」「半面ずつ塗り分け」「調理パン扱い」といったのがキーワード。

まず、購入しなかったけれど、7月から「イギリストースト 青森県産りんごジャム&いちごジャム」が発売されている。
パッケージには「キティちゃん」とは今は言わないか、「ハローキティ」が描かれていて、サンリオとのコラボ商品。
イギリストーストでは、ご当地アイドル「りんご娘」や青森放送とコラボしたものを過去に発売しているが、その相手がハローキティとは唐突。
いつの間にか開設されていた「弘前経済新聞」の7月11日付「「イギリストースト」にハローキティバージョン-青森県産リンゴでコラボ(http://hirosaki.keizai.biz/headline/79/)」で理由が分かった。
工藤パン営業部の人の話で「ハローキティがイギリス出身ということで、イギリスつながりでコラボできないかと打診した」「ハローキティの身長はリンゴ5個分、体重は3個分。青森らしい設定もコラボが実現した要因なのでは」とのこと。

「青森県内と東北地方の店舗で取り扱っている。」とあるけれど、秋田県内では今のところ未確認。
あと、「現在は5種類のイギリストーストを販売。」とあるけれど、下記の通り、それどころじゃない。もっとたくさん出ていますよ。

この「りんごジャム&いちごジャム」は、それぞれのジャムがパンの半面ずつに塗り分けられている。弘前経済新聞によれば「同社では初の試みとなった。」。
発想としては、秋田のたけや製パンのアベックトーストと同じ。
ただし、アベックトーストでは、いったん剥がして片方を半回転させて、再度貼り合わせれば、2つ味が混ざったものを楽しめるわけだが、イギリストーストはパンが山型であるため、それをやると不格好になってしまう。

ほかにも、「半面ずつ塗り分け」の商品が出ていた。公式サイトには一切出ていないが、7月発売。【8月1日追記】8月1日にホームページが更新され、掲載された。7月21日発売だったそうだ。(なぜか「新商品」シールがあるのとないのが混ざっていたけど…)
イギリストースト 青森県産りんごジャム&秋田県産ジャージーミルク 323kcal
県を越えたコラボだ。
【8月1日追記】8月の新商品紹介のホームページによれば、ジャムはふじ、ミルクは花立牧場のジャージー牛乳。

他にもあって、宮城県産ブルーベリージャム&山形県産ラ・フランスジャム、岩手県産山ぶどうゼリー&福島県産白桃ジャムとかいうのだったはず(うろ覚えです)
色が分かりづらいけど半分ずつ分かれている。アベックトーストより丁寧に塗ってある?
たけやでは、マックスバリュ東北と共同で似たようなものを使ったパンを出していた。そういう原料の供給・流通ルートがあるんでしょう。

いずれも、パッケージには各県の夏祭りの写真が出ていて、裏面には日程が記載されている。
竿燈の写真
日本興亜秋田ビル(近々マンションに改装されるとか)の向かい側の車線で、肩で上げている四十間堀町(しじっけんぼりまち)の差し手と竿燈がメインの写真。

【8月2日追記】秋田駅前のザ・ガーデン自由が丘西武秋田店で、りんごジャム&ジャージーミルクと山ぶどうゼリー&白桃ジャムの2つが売られていた(110円)。期間限定で竿燈のパッケージになるたけやアベックトーストと並べられていて、夏祭りムードあふれる売り場だった。(ザ・ガーデン自由が丘でイギリストーストが発売されるのは、初めてかもしれない)【8月4日追記】その後、4日には3種類揃って108円で売られていた。
【8月3日追記】秋田市のマックスバリュ茨島店では、3種類とも売られていた(108円。見切りで86円)。りんご&ミルクは売り切れ。
一方、イオン秋田中央店やいとく新国道店では、扱っていない模様。
【8月10日追記】夏祭りが終わったためか、10日前後になると、ザ・ガーデン、マックスバリュ茨島店とも、置かなくなっていた。
【8月22日追記】イオン秋田中央店では、8月19日の「火曜市」の各種菓子パン98円セールの1つとして、ブルーベリージャム&ラ・フランスジャムが売られていた。入荷は1度きりのようで、在庫がなくなると、また見なくなった。

【8月12日画像追加】
 岩手県産山ぶどうゼリー&福島県産白桃ジャム 312kcal
「ゼリー」と「ジャム」の違いがよく分からなかった。
(以上追記)

次は5月発売。
イギリスあんトースト 小倉あん 577kcal
明らかにイギリストーストの仲間ではあるが、商品名が「イギリストースト」ではなくて、間に「あん」が入っている。「あん」の書体がかわいい。
以前、「イギリストーストラスク」や「イギリスレーズントースト」があったけれど、それと同じような、「亜種」的な位置づけなんだろうか。

パンは黄色っぽくて、表面に焦げ目が少々
ホームページでは「イギリスパンに粒あんを挟み、溶かしたマーガリンを付けて焼き込みました。」とあるように、焼いた(トーストした)状態で売られているイギリストーストなのだ。
イギリストーストとしては初めてではないだろうか。(売っているパン全般でも、トーストしたのって珍しい)
人によっては、普通のイギリストーストでもトースターで焼いてから食べるけれど、そういう人には余計なことをした商品かもしれない。焼いていなければ、イギリストーストならではのグラニューのジャリジャリが楽しめたかもしれないし。

あんこはたっぷり
焼いたのが冷めたような違和感などはなく、おいしかった。個人的には焼く手間が省けるし。強いて難点を上げれば、マーガリンがしみているので、手がギトギトになること。

今は「小倉あん」しかないようだが、あえてそう名乗っているからには、将来は別の「あん」も発売される可能性があるということだろうか。


「イギリスあんトースト」と同じ考え方の商品として、「イギリスフレンチトースト」というのが、昨年秋頃から出ていた。前出ていたのは「カスタード」とか「チョコクリーム」で、フレンチトーストとの組み合わせが斬新で、食べてみたかったが機会がなかった。
また、イギリストーストのパンにツナやタマゴを挟んだサンドイッチ風のものも出ていて、これは菓子パンばかりだったイギリストーストにおいて、初の調理パン(惣菜パン)系だろう。

現在は、惣菜パン系のイギリスフレンチトースト2種が発売されていた。
6月発売の「たまご」と、7月発売の
イギリスフレンチトースト ハムマヨ 267kcal
こちらは「フレンチ」の書体が「イギリストースト」と同じ。考えてみれば、ものすごく国際的なネーミングだ。
ツルツルして焼き目があるのがフレンチトーストらしい

中にはハムと白いドレッシング状のもの
ホームページでは「イギリス食パンにハムとフレンチオニオンソースとマヨネーズ風ドレッシングを挟み、フレンチ液をつけて焼き上げました。」とある。

期待して買ったが、一方で、袋入りパンのフレンチトーストなんてたかが知れているという気持ちもあった。
ところが、とてもおいしかった。
まず、フレンチトーストとしてのおいしさ。
僕はフレンチトーストはあまり食べないけれど、パンが妙にふかふかしていたり、芯があったり(津軽弁や秋田弁で言う「しない」「しんない」)することがあるが、これは卵がうまく浸透させてうまく焼いているようで、いい塩梅。
また、コショウだろうかわずかにスパイシーな味もした。

そして、中のハム。
薄切りだけど、なかなか質が良さそうなもの。生ハムっぽいと言っては、言い過ぎかな。

今まで食べてきたフレンチトーストとは少々違って、こういうフレンチトーストもあるのかと感心させられたイギリスフレンチトーストだった。これはぜひ、また食べたい。
【8月1日追記】8月からは「ハムタマゴ」が新発売。


ということで、イギリストーストはかなり熱心に商品開発をしている。
派生商品を1つずつしか出していない、たけやアベックトーストだって、コラボ商品とか、アベックフレンチトーストとかできるのではないでしょうか。


ところで、秋田では、たけやなどのお盆用の装飾菓子が7月中旬から店頭に並び始めている。
工藤パンでも、ホームページでは7月から掲載されているが、弘前のスーパーではまだ並んでいない店のほうが多かった。これも地域差なんだろうか。

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工藤フレッシュランチ リニューアル

2014-07-29 23:56:08 | ランチパック等パン類
ヤマザキランチパックの青森、秋田それぞれのローカル版である「フレッシュランチ」。
秋田のたけやフレッシュランチは、全廃・ランチパックに移行されたと思っていたら今月から1種類だけ復活して、細々と続いていた。

一方、青森の工藤パンフレッシュランチ。
イトーヨーカドー弘前店などほとんどの店で、ツナやタマゴといった定番商品は、ランチパックではなくフレッシュランチが並んでいた。こちらはしぶとく残っていた。
だけど、何か違う?!
包装だけ&いろいろシールが付いてますが、工藤パンフレッシュランチ ツナサラダ
※ヤマザキランチパックは「ツナマヨネーズ オニオン入り」、ランチパックの北海道版は「ツナサラダ」という名称。
※イトーヨーカドーの赤いシールが懐かしい。そういえば、イトーヨーカドーは昔ながらの値札を貼付することが多いのはどうしてなんだろう? 手間だろうに。以前は税込み価格だけの値札だったが、税抜きと税込みを2行で示す大きい値札に代わっていた。
ちなみに、イトーヨーカドー秋田店跡のザ・ガーデン自由が丘西武秋田店でも、ヨーカドーの名残りなのか値札をよく貼っているが、4月以降も税込みだけのはず。

パッケージがリニューアルされた!
以前は、
(再掲)こういうの
従来よりやや地味な色合いで、どことなくヤマザキランチパックを意識したデザイン。
ツナサラダのイラストはともかく、トマトまであるのは“過剰”な気もしなくない。

他のフレッシュランチ定番商品も同じ系統のパッケージに変わっていた。
工藤パンホームページ(http://www.kudopan.co.jp/products/sweet_lunch01.html)もいつの間にか差し替えられていて、タマゴ、ピーナツクリーム、イギリストースト風、ツナサラダの新パッケージが確認できる。
※「イギリストースト風」ってあまり売っている店がないが、弘前周辺のマックスバリュ東北で売っていることがある。

ツナサラダの味は?
以前の味もうろ覚えだけど、ちょっと変わったような気がした。ヤマザキランチパック ツナマヨネーズによく似たものになったような。
以前の記事では、工藤パンのは「ヤマザキランチパックによく似ていると思ったが、タマネギの存在感、シャキシャキ感が目立った」としていた。今回はシャキシャキはしなかったはず。

原材料や栄養成分表示を見ると、以前と違っていた。(ちなみにバーコードは変わらず)
1個当たりの栄養成分は、
新 熱量:194kcal、たんぱく質:6.0g、脂質:7.9g、炭水化物:23.4g、ナトリウム:392mg
旧 熱量:184kcal、たんぱく質:5.6g、脂質:8.4g、炭水化物:20.8g、ナトリウム:345mg

参考までに、
ヤマザキランチパック 熱量:149kcal、たんぱく質:4.5g、脂質:8.2g、炭水化物:14.2g、ナトリウム:290mg
ランチパック北海道版 熱量:102kcal、たんぱく質:3.5g、脂質:3.3g、炭水化物:14.5g、ナトリウム:250mg

だいぶ差があるもんだ。


イギリストーストは新たなコンセプトの商品が出ていた。
トーストしてあるイギリストースト? 調理パン系? 竿燈の写真?
続きます


【10月29日追記】2014年10月に気付いたのだが、クリームパンもリニューアルされていた

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フレッシュランチ復活!

2014-07-04 00:36:32 | ランチパック等パン類
たけや製パンから、毎月さまざまな新商品が発売される中、ひっそりと姿を消していた(かに見えた)商品シリーズがあった。
「フレッシュランチ」である。

改めて説明すると、山崎製パン(ヤマザキ)では、秋田県と青森県では自社で営業展開せず、それぞれたけや製パン、工藤パンという、地元のパン会社と提携していた。
そのため、全国的にはヤマザキブランドで流通している製品が、両県ではよく似ているけれど微妙に違う商品として売られることがあった。
その1つとして、「ヤマザキランチパック」は、両社それぞれ「フレッシュランチ」という商品名で発売されていた。
※たけや製パンランチパックと工藤パンランチパックは、名前と姿が同じだけで、“互換性”はない。また、ヤマザキと関係がある企業の製品なので、ランチパックを「パクった」わけではない。

5年くらい前までは、秋田と青森では、フレッシュランチばかりでランチパックはほぼ入手不可能だった。
2010年頃からちらほらとランチパックが入って来るようになり、2011年頃にはよく見かけるようになった。東日本大震災後、ヤマザキブランドの一部ランチパックの製造が両社に委託されたことがきっかけかもしれない。

現在、青森では、ランチパックと工藤パンフレッシュランチが併売されているが、秋田では、たけやフレッシュランチは2012年秋に売られていた「マロン&練乳クリーム」を最後にまったく見なくなった。

たけやとしては、自社オリジナル商品に力を注ぎ、フレッシュランチは廃止してランチパックに任せたのかと思っていた。
個人的には、以前はランチパックが買えないことに不満を感じていたが、フレッシュランチがなくなってしまえば、それはそれで寂しくも思っていた。


ところが、2014年7月。
たけやフレッシュランチ りんご&ホイップ 237kcal
およそ1年半の沈黙を破って、たけやフレッシュランチが復活!
最近増えている花立牧場のジャージー牛乳と秋田県産のりんごジャムを使っている。

ランチパックによく似ているけれど色数が少ないパッケージと、右上の女の子のキャラクターは健在だった。
お久しぶり

ランチパックと比べると地味…(袋が小さく見えるのは、気のせいです)
ちなみに写真の「ランチパック バニラ&チョコ」は、「ホームランバー」をイメージしている。

たけやさんは今後もフレッシュランチを発売していくということでしょうか?

【5日追記】フレッシュランチ りんご&ホイップは、想像通りの味でおいしかった。
なお、由利高原鉄道シリーズは以前よりは縮小されたものの、4月から発売の「ミルクパンりんご」はまだ売られている。

【11月2日追記】この後、2014年10月頃にはサツマイモとホイップ??(うろ覚え)のような組み合わせのフレッシュランチが発売。細々とシリーズが存続。

※りんご&ホイップとほぼ同じものが、2015年6月に再発売された。

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パンdeプラネット

2014-05-26 23:49:41 | ランチパック等パン類
週末、イオンで数種類のパンが平積みになって税込み100円で売られていた。
今まで、スーパーでこういうパンを100円ちょうどで売ることはなかったと思うけれど、消費税5%当時に98円だったのが8%になれば100円だから、正当な増税分上乗せということか。
※だたし、イオンでは、増税前と変わらない98円セールも火曜日などに開催している。

見慣れない黒っぽい包装のパンで、どこのメーカーかと思ったら、おなじみの山崎製パンだった。
チーズクリームやバナナクリームが入ったパン、カレーパンもあったけれど、この2種類を購入。いずれも茨城の古河工場製(固有記号YK)。
パンdeプラネット ツナサラダパン 308kcal
「ツナをやわらかな生地に包み、パン粉をつけてサックリと焼き上げました。」
ヤマザキでは、ランチパックをはじめとして、ツナサラダをパンで包んだパンが何種類も存在する。その1つか。
クリームパンでよくある形状で、パン粉がかかっている
揚げたカレーパンのように見えるかもしれないが、そうではない。パン粉はさほどこぼれ落ちない。【下記、6月19日付追記参照】
パン生地は甘さがあって、ツナサラダもそれなりの量。「サックリ」感はなく、パン粉の意味はあまりなさそう。

ツナサラダの味はランチパックのとは違う。
原材料名表示では「小麦粉、ツナサラダ(たまねぎ、植物油脂、かつお油漬け、乾燥たまねぎ、食酢、植物性たん白、乾燥マッシュポテト、…」
ちなみにランチパック ツナマヨネーズ オニオン入り では、「ツナサラダ(まぐろ油漬け、ドレッシング、たまねぎ、植物性たん白、食酢、その他)、小麦粉、… 」。

これにはドレッシングが入っておらず、マッシュポテトが入っているのも違うけれど、ツナそのものがマグロでなくカツオだ。

はごろもフーズの缶詰、シーチキンシリーズでも、原料はマグロのほかにカツオのものがあって、「シーチキンマイルド」として販売されている。(いちばん安いやつで、我が家の定番)

コスト削減でカツオに変えてイモでかさ増ししたのだろうか。
【6月19日追記】2度目に食べた時は、パン粉が多少パラパラ落ちた。ツナの味は、なんとなくトマトケチャップのような味を感じるが、原材料には使われていない。


包装が黒いのは、「パンdeプラネット」という商品シリーズ名にちなんで宇宙空間をイメージしたのだろう。
パンdeプラネット
初めて見たが、全国的には今年初め頃から売られている所があるようだ。

それにしても、「パンdeプラネット」って…
もう1つ買ったほうは、なんとなく理解できた。
パンdeプラネット スイートカスタードパン 364kcal
「カスタードクリームを包み、ケーキ生地をかぶせて焼き上げました。」
クリームパンということになるが、形状が特徴的。
 
ドーム状のパン”本体”の周りに、薄い“縁”が付いている。
なんとなく土星のような輪のある惑星に見えなくもないから、それで「パンdeプラネット」なのなら、納得できる。

これの縁をもっと広くしたものが高知県内のパン屋ではポピュラーで、「帽子パン」と呼ばれて親しまれているそうだ。ヤマザキの100%出資関連会社「高知ヤマザキ」でも発売している。


そして、実は秋田でも作っていた(いる?)店があって、僕は子どもの頃好きだった。
湯沢市に本社があって、秋田市内にも店舗がある菓子店「くらた」のベーカリー。サイズや形状はパンdeプラネットによく似ていたと思う。縁はもう少し厚かったか。
中身は何も入っていなかったはず。
子どもの頃はパン本体よりも縁の部分が好きで、できればそれだけ食べたいと思って、本体から外して後でまとめて食べたりしていた。我が家ではこの縁のことを「耳」と呼んでいたが、それは南部せんべいの縁をそう呼ぶこと(これは公式な呼び名)から来たのだろうか(南部せんべいの耳も好きだった)。
そしてその正式な商品名は覚えていないが、我が家では「UFOパン」と呼んでいた。惑星にせよUFOにせよ、宇宙的な形状ということか。
【27日追記】くらたのは「ドリーム」という商品名だったそうだ。

ヤマザキの惑星は、表面がべたべたしているのもくらたのと同じ。
ただ、食感や味は少々安っぽい。値段が値段だけど。
くらたのはもっとふかふかしていた記憶があるし、ヤマザキの製品で比べても、普通のクリームパンのほうがこれよりおいしいと思う。

【2018年5月4日追記】
この後、2015年頃から、セブンプレミアムで同じ形状のパン(中にクリーム入り)が発売されている模様。当初は耳部分が少なかったが、2017年頃からは幅が広がって、UFOっぽくなった。セブンプレミアムでは「ブールパン」という商品名。ブールはフランス語で「ボール」。

※関係がありそうな「ボルガパン」について。
高知のぼうしパンを食べることができた
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最近のパン 他

2014-05-08 20:40:51 | ランチパック等パン類
パン類の話題をいくつか。
●さらに由利高原鉄道シリーズ
たけや製パンが3月に第1段4月に第2段を発売した「由利高原鉄道シリーズ」。5月もひっそりと新商品が出ていて、ホームページによれば「ミルククロワッサンドーナツ」と「メロンみるく蒸し(←尻切れとんぼなネーミング)」。(4月以前のものも発売継続)
4月発売のものをさらに2つ食べた。
ミルクなホットケーキ ジャージー練乳クリーム&粒あんサンド
「洋生菓子」扱いで、2枚1組×2個入りという、通常のホットケーキやローソンからたけやが受託製造した金足農業のパンケーキと同じ系統。
あんこもクリームも多め
ジャージー牛乳は生地に入っている。練乳クリームがいい感じで、おいしい。

ミルクまんじゅう こしあん
中身はこしあん1種類だけのようだが、これより小さいのが6個入って1セットになったのものもある。
高さがある
前から言っているように、たけやはあんこを作るのがなかなか上手で、和菓子の味はあなどれない。
これはあんこに加えて「皮」がユニークでおいしい。ジャージー牛乳が入っているだけあって、ちゃんとミルクっぽい味を感じる。


●マックスバリュ限定
4月16日から、秋田市に本社を置くマックスバリュ東北の店舗限定で4種類の菓子パンが発売された。たけや製パンが製造する。

マックスバリュ東北の4月15日付ニュースリリースには、「株式会社たけや製パン様と協働開発したオリジナルパンを期間限定で発売いたします。」とある。最近は役所などで「協働」という言葉が流行しているが、この場合は「共同開発」でいいんじゃないかな。あえて「協働」とした理由はあるのかな…

マックスバリュ東北は、現在は秋田、青森、岩手、山形、新潟の5県で店舗展開するが、そのうち新潟を除く4県の農産物を挟んだ「ふんわりロール」というパン。
秋田のジャージー牛乳、岩手の山ぶどう、山形のラ・フランス、青森のりんごをそれぞれ「使用したフィリングをサンドしました」。

「物流網と店舗網の活用により、秋田県はもちろん、岩手県・山形県・青森県・新潟県のマックスバリュとザ・ビッグで販売いたします。」そうで、約100店。(同社運営でもウエルマートでは発売されていない可能性がある)
たけやの製品が秋田県外にも広く流通することになる。
いずれも1個税込み100円。5月中旬まで24万個を販売予定。

ということで、マックスバリュ東北とたけやのお膝元である秋田市内のマックスバリュへ行ってみたのだが、店によるのか時間帯によるのか、在庫がなかったり、全部見切り品に寄せられたりしていることもある。
ふんわりロール 青森県産りんご 291kcal、ふんわりロール 秋田県産ジャージー牛乳 296kcal
包装にはマックスバリュの「マ」の字もなく、知らない人は通常のたけや製品だと思ってしまう。
また、「秋田県産ジャージー牛乳」についてそれ以上の言及(牧場名等)はない。おそらく花立牧場工房ミルジーだと思うけど。

さて、パン業界では「フィリング」という言葉をよく使う。
このふんわりロールでも、「りんごを使用したフィリングをサンド」とある。僕はあえて「ジャム」と表現しないからには、何かクリームみたいにしたものを挟んでいるのかも、と期待していた。(僕はジャムパンはあまり好きでないので)
大きくて食べごたえがある
中身は、
なーんだ
おそらく「ジャム」と呼べる条件を満たしていないのだろうが、要はジャムパンだ。量はやや少なめ。
この大きさでこの価格なら、仕方ないか。

ジャージー牛乳のほうはクリーム状で、おいしかった。白いパンは柔らかくて食べやすい。

※2015年6月に第2弾が発売された。


●派生商品ラッシュ
たけやの5月の新商品から。
まずはロングセラー商品の派生商品が盛ん。
少々予告したように、「学生調理」をベースにした「中年調理」3種。パッケージの色と具は、緑が「チーズササミカツ&ごぼうサラダ&焼ビーフン」、赤が「メンチカツ&カレーキャベツ&焼きそば」、黒が「油淋鶏&チーズポテト&ナポリタン」 。
仕入れ量が少ないもしくはゼロの店もあり、入手は難しいようだ。なお、要保冷なので、菓子パン売り場ではなく、サンドイッチ類と同じ売り場に置かれている店が大部分なので、置いてあるとしても見つけにくい。
※これについての新聞報道で、学生調理の発売が1986年であること、当初は高校の売店向け限定の商品で、人気が出たため後に一般向けにも販売したということが分かった。
【5月16日追記】朝日新聞秋田版によれば、「5月中の期間限定の予定だったが、売れ行き好調のため、販売期間の延長を検討している。」
また、たけやは「パンの県内シェア約6割の地場大手。」だそう。もっと高いと思っていたが、そんなもんか。

「アベックトースト」初の派生商品として2012年10月から発売されて、後に発売終了となった「メープル&マーガリン」が、包装を少し変えて再登場。
「粒あんグッディ」の派生商品(初?)として、「塩練乳フィリング」を入れた「あん練乳グッディ」、背割れコッペにコーヒークリームを入れた「コーヒー」にチョコホイップを入れた「Wコーヒー&チョコホイップ」も登場。


●ここはどこ?
5月のまったくの新商品として、たけやのホームページで推しているのが、「ここ。北海道 DELICIOUS HOKKAIDOU」なるシリーズ。いや、ここは秋田ですけど…
ホームページには5種類出ていて、いずれも北海道産の原料を使っているということらしい。「ポテトサラダパン」「かぼちゃあん&ホイップ」「ソフトフランス練乳」「練乳クリーム北海道」と、
カスタード&ホイップ 346kcal
「北海道産の牛乳が入ったカスタードとホイップクリーム、シュークリーム感が味わえるドーナツです。」

まあ、クリームがおいしい、柔らかいドーナツといったところ。

【10日追記】パスコ(敷島製パン)でも、「北海道こだわり素材」として、北海道産原料を使った5種類のパン類は今月から6月まで発売している。


●S14Yの謎
最後にたけやから離れて。
複数の製造拠点がある食品メーカーでは、その商品がどこで製造されたかを分かるようにしなければならないことが法令で定められている。
パンなどでは工場名を直接記載しなくても、「製造所固有記号」で記すことができる。その場合は消費者庁に届け出て、顧客から問い合わせがあった時には教えなければいけないことになっている。

ここで、イオンのプライベートブランド、トップバリュシリーズのパン。
やわらか仕込み食パン使用 シュガーマーガリンブレッド 305kcal(製造所による違いなのか301kcalのものも存在する模様)
4月9日に新発売ということのようだが、それ以前からあって包装が異なった。(トップバリュシリーズでは、包装デザインのリニューアルを進めている)新パッケージでは、栄養成分が表面と裏面両方に記載されている。

税込み78円とずいぶん安いが、パンが1枚しか入っていないから。
柔らかくて味が優しく、けっこう好き。シュガートーストといえば、イギリストーストかこれかな。

これも製造所固有記号が表記されているが、裏面には、
「宮城県の工場で作っています。」
今までなかった、工場の所在地が表示された。(上記301kcalのは埼玉県で作られたもの)

昨年、工場の従業員による冷凍食品農薬混入事件があった。
製品の回収が遅れたのには、プライベートブランド製品において製造所固有記号しか記されないため、回収対象商品かどうかが分かりづらかったことも一因とされた。
それを受けて、イオンではパッケージをリニューアルし、工場所在地を記すことにしたのだろう。(だったら製造所名そのものを書けばいいようにも思うが…)
【11日追記】パン以外のトップバリュ商品の新パッケージでは上記と同じ書式で「国内の工場で作っています。」と表記しているものもある。マヨネーズと紙パックジュースで確認。ということで、必ずしも製造地を具体的にを明らかにするために表示しているのではないのかもしれない。【13日追記】食用油は県名を表示していた。法則が分からない。


山崎製パンでも、製造所固有記号を表示している。
自社工場はすべて「Y」から始まる記号であり、公式ホームページでも説明されている。
例外が、当ブログではおなじみの「TK」と「KD」。(ホームページには掲載されないが、Wikipedia等には出ている)
ヤマザキと関係がある、たけや製パンと工藤パンの工場で受託製造しているもの。自社工場製では「製造者」となっている山崎製パンの社名や所在地が、委託分は「販売者」として表記されている点でも識別できる。(この辺りも法令で定められているようだ)

BIGナポリタンロール 289kcal
ヤマザキのこんな製品があったのだけど、その製造所固有記号。
「S14Y」!?
初めて見た。
「Y」で始まらないし、裏面を見ればヤマザキが「販売者」になっている。
ということは、山崎製パン以外の企業に委託していることになる。たけや、工藤パンに次ぐの新たな提携先ということか?
東北地方近辺なんだろうけど、どこだろう? ヤマザキに聞けば教えてくれるだろうけど。
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ミルクパンりんご/中年調理?!

2014-04-08 23:45:59 | ランチパック等パン類
たけや製パンが3月から発売している、由利高原鉄道とコラボレーションして、秋田県産の食材を使った「由利高原鉄道シリーズ」。4月は第2弾が発売された。
公式ホームページによれば、「ミルクパン りんご」「ミルクまんじゅう 6個入り」「ミルクまんじゅう」「ミルクなホットケーキ」の4つ。商品名は先月より無難になった感じがする。

その1つ。※他の商品はこちらにて
ミルクパン りんご 3個入り 330kcal
本来なら「新発売」シール貼付対象なのに、なぜか貼られていない。
購入した1点がたまたま貼り忘れたわけではないようだし、他の4月新発売の商品には貼られているのでシールが廃止されたわけでもない。

「カスタードに鹿角産リンゴで作ったジャムを合わせて包みました。パンにジャージー牛乳配合。」だそう。
リンゴは県北部の鹿角産。パッケージ表面には写真でしか示されていないが、パン生地のジャージー牛乳は、由利高原鉄道の地元の花立牧場工房ミルジーのを使っているはず。クリームは別の牛乳を使っているということか。

包装には取ってつけたように、由利高原鉄道の新型車両が描かれている。

「YR-3002号」などと小さく車両番号まで記されている。イラストの車体もリアルだが、足回りが雑。車輪しか描かれておらず、床下の機器類が一切ない。これじゃ自力で走れないよ。

さて、リンゴクリームのパンといえば、たけやで「秋田のりんごパン」という秋田県産(鹿角に限定していない)リンゴを使ったほぼ同じのがあった(先月までは発売を確認。今月は不明)し、ヤマザキ「薄皮」シリーズでも出していた。
これも、原料にこだわりがあるとはいえ、
あまり違わない
見た目も、味も、僕には違いが分からなかった。心持ち小さいかな?
おいしいけれど、先の製品に比べると、少々割高感はある。


小さくて丸いパンが出たついでに、ヤマザキの製品。
ヤマザキでは小さいパンを5つ入れた「薄皮つぶあんぱん」「薄皮クリームパン」など、「薄皮」シリーズを発売していて、一定の知名度・人気がある。公式ホームページでは「ミニパンシリーズ」という名称になっている。

それとは別に、こんな製品もある。
ヤマザキ ミニクリームパン 工藤パン製 1個当たり96kcal ※写真は1個取り出した状態
イオンリテールなどスーパーの特売で見かけることがある。
薄皮シリーズと同様、5個入りであんパンなどのバリエーションがあるが、価格は98円(消費税5%当時の税込み)程度で安い。
パンは、薄皮よりはやや平べったいか。

包装は「ヤマザキ」のロゴが妙に大きい。「ミニmini」とあって、薄皮シリーズよりもむしろこちらが「ミニパンシリーズ」じゃないのかと思ってしまう。(ホームページには掲載されていない)

これの最大の特徴は、商品が「長い」ことだと思う。
写真では30センチのものさしを置いているが、優に超えている。薄皮シリーズではプラスチックの皿を敷いて、やや立てて袋に入っているが、こちらは省略しているためか。(皿がゴミにならないのはうれしい)
店頭では目立っていいかもしれないけれど、購入して持って帰る時にジャマ。フランスパンやネギのように袋からピンと出っ張っていればまだいいほうで、これはクタッと曲がってしまう。だからといって、途中で折り曲げるには余裕が足りなくて。
包装には「食べやすいミニサイズ!!」とあるが、「持ち運びづらいロングサイズ!!」でもある。


最後に、たけやに戻って、来月(4月下旬?)の新商品が、2日の秋田経済新聞で既に紹介されていた。
初めて目にした時は、エイプリルフールか「虚構新聞」のようなウソ情報じゃないかと思ってしまったが、事実らしい。

たけやを代表するロングセラー商品の1つ「学生調理」のバリエーションとして、「中年調理」が発売される。
秋田の中年の人たちの集まり(どうもFM秋田の番組も絡んでいる?)で企画されたらしい。
秋田経済新聞の写真によれば、学生調理と色違いのパッケージが3タイプ。中身は学生調理同様、揚げ物・サラダ・麺類の組み合わせで、3つそれぞれ異なるようだ。

【2014年5月3日追記】「中年調理」は2014年5月から発売された。要保冷扱いのため、大々的に販売される店は少ないようだ。
3日付秋田魁新報経済面によれば、
・学生調理は1986年に県内の高校売店で発売し、人気が出たため県内全域で発売した。
・FM秋田「秋田宣伝ミーティング」のリスナーから具材を募集。約50の案からたけやや番組関係者が組み合わせを決定。
・3種のパッケージの色と中身の組み合わせは、公式ホームページでは緑が「チーズササミカツ&ごぼうサラダ&焼ビーフン」、赤が「メンチカツ&カレーキャベツ&焼きそば」、黒が「油淋鶏&チーズポテト&ナポリタン」。魁では「油淋鶏」は「空揚げ」と表記。

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イギリストーストVSシュガーマーガリン

2014-03-08 23:25:53 | ランチパック等パン類
【9日訂正】初回アップ時、この記事のタイトルを「イギリストーストVSシュガーサンド」としていましたが、正しくは「イギリストーストVSシュガーマーガリン」でした。本文中と合わせて訂正します。下記の通り、ほんとにややこしいネーミングだこと!

先週、工藤パンのひし餅が売られていた、秋田市内のマックスバリュ。
その時はほかにも、イギリストーストの派生商品がなんと5種類も山積みになって、どれも98円で売られていた!(通常版はなし)
こんなにたくさんの種類が同時に秋田県内で売られるのは、初めてかもしれない。

旧サティでいつも売られている「スチューベンホイップ」、以前食べて苦かった「コーヒーなんとか【9日追記・ブレンドコーヒークリームだそう】」は買わず、他の3種類を購入。
イギリストースト ミルククリーム粒アーモンド入り 436kcal 2月発売
「アーモンド入りミルククリーム」が唐突な組み合わせというか、味がイメージできなかった。
中は真っ白でグラニューが輝く。所々にアーモンドの粒
イギリストーストらしい、ジャリジャリ感はある。
アーモンドの粒の食感はさほど気にならないが、アーモンドの味はする。
「柔らかな甘さ」が楽しめて、なかなかいい。

イギリストースト 抹茶ホイップ 418kcal 3月発売
抹茶味でグラニュー入り。スチューベンホイップ同様、あまり「ホイップ」っぽくは見えない。

抹茶の味とジャリジャリがいっしょに楽しめる。抹茶味もどこか新鮮に感じる。このジャリジャリがイギリストーストの魅力だ。
工藤パンのホームページでは「愛知県産の西尾の抹茶を使用した抹茶クリーム」とあり、産地にもこだわっているようだが、包装には書いていない。(「愛知県西尾産」としたほうが適切かも?)

イギリストースト 菜の花はちみつゼリー&マーガリン 385kcal 3月発売
片面にジャリジャリマーガリン、片面にゼリー状のはちみつが塗ってあるようだ。

甘めではあるが、しつこくない(と個人的には感じる)。

どれもおいしいイギリストーストでした。




さて、秋田のたけや製パンでは、今月からこんなパンが発売された。
たけや シュガーマーガリン 袋が若干大きめ?
「風味の良いマーガリンにシュガーをプラス」と説明があり、中身は山型食パン2枚がくっついて「1個」。

これって、イギリストーストのパクりじゃ…
イギリストーストよりはいびつで穴が多いパン
マーガリンは、外側にも片面だけ塗られている。塗り方はちょっと雑。
イギリストーストでは、塗った面を向きあわせて重ねているのに対し、こちらは食パン1枚1枚の片面にだけ塗って、それを単に(向き合わせずに)重ねたのだろう。

食べてみると、パンは柔らかい。特に耳はイギリストーストより食べやすい。
砂糖のジャリジャリ感はあり、イギリストーストよりも細かい粒のように感じられた。
だが、マーガリンがいただけない。しょっぱいのだ。少し脂っこい気もするかな。

個人的にはこのしょっぱさはダメ。
イギリストーストの味を知る者としては、こんなものではイギリストーストの風上にも置けない。
裏返せば、それだけイギリストーストのマーガリンとグラニューの配合が絶妙ということだろう。

栄養成分を比較。
たけやシュガーサンド【9日訂正】シュガーマーガリン 熱量394kcal、たんぱく質8.3g、脂質16.7g、炭水化物52.6g、ナトリウム529mg
工藤パンイギリストースト・通常版 熱量457kcal、たんぱく質6.9g、脂質22.8g、炭水化物54.2g、ナトリウム459mg


たけやでは、2012年にも「シュガーサンド」なるイギリストーストそっくりの商品を出していたが、最近は見かけなくなっていた。※シュガーサンドは496kcal 、重ね方は今回と同じ
それが形と名前を変えてまた復活したことになる。

工藤パンとたけやは、隣り合う県で展開するヤマザキ系列どうしであり、輸送網も共通だと思われるが、たけやとしては県境を越えて秋田へ入ってくるようになったイギリストーストをライバル視して、競合商品をぶつけているということだろうか。秋田県民の嗜好に合わせてしょっぱくして?
イギリストーストVSシュガーサンド【9日訂正】シュガーマーガリンでは、たけやに勝ち目はないと思うし、これからも秋田県内でイギリストーストを売ってほしいものです。
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“電車”パンの理由

2014-02-25 22:24:10 | ランチパック等パン類
秋田県沿岸南部の羽越本線・羽後本荘駅と内陸に入った矢島駅を結ぶ第3セクター鉄道「由利高原鉄道」。※会社名が「由利高原鉄道」、運行する路線名が「鳥海山ろく線」
旧国鉄矢島線を第3セクター化したもので、秋田県内のもう1つの転換3セク「秋田内陸縦貫鉄道」とともに、厳しい経営状況の中で営業努力がされている。


昨日、「由利高原鉄道応援パン(と大福)」が発売されることが発表された。
矢島の「花立牧場工房ミルジー」の牛乳を使ったパン6種と大福を3月からたけや製パンが発売する。包装には同社の車両や路線図などがあしらわれる。【28日追記】2月25日以降、由利本荘市内のコンビニなどで先行販売されている模様。

今日の秋田魁新報県央地域面では、鉄道とたけやが「共同開発した」と表現されている。
しかし、鉄道の公式ホームページでは「たけや製パンと花立牧場工房ミルジーの協力を得て 」「由利高原鉄道では、地域の地場産業との協業を第一に考え、沿線の由利本荘市(矢島地区)の特産である花立牧場工房のジャージー牛乳をパンに使う事を企画提案しました。 」「パンの販売による由利高原鉄道の収入はありません」などの言い回しがあり、由利高原鉄道とたけやのどちらが言い出しっぺなのかよく分からない。

魁では「たけや製パンが展開する地産地消シリーズの一環で」とあるので、基本的にはたけや主導なんだろう。
「応援パン」と銘打ちながら、鉄道側主導で売るのでは、自分で自分を応援していることになってしまうし。


その他、報道などによれば、
・秋田県内1100店で販売
→たけや製品を扱うお店の数ということでしょう
・「1種類当たり月6万個の販売を目指し、月1千万円の売り上げを見込んでいる。」
・「青森、岩手、宮城の各県でも販売したい考えだ。」
→たけや自らが県外へ(一部)進出することを明らかにしたと受け止められる。
青森の工藤パン製品が秋田など青森県外でもいくつか流通しているのに対し、たけやの製品はほとんど県外へ出ていないはず(一部菓子類が青森で売られているとのこと)だったので、画期的。
せっかくだから由利地方からすぐ隣りの山形県でも売ればいいのに。
・今後も由利高原鉄道にちなむ新商品を開発予定(ABSでは「今後も毎月、新商品が発売される予定 」としている)
→たけやでは、最近はいろいろな地元企業とコラボ製品を出しているが、あまり長続きしていない印象がある。ほんとうに「今後も毎月、新商品」?


さて、3月に発売される6商品の名称は、
牛乳食パン、生キャラメル風蒸しぱん、みるく大福、牛乳パン、電車パン、レアチーズケーキ

鉄道好きとして、ものすごく引っかかったのが、「電車パン」。
現在の日本では、一般的に「鉄道車両全般」を指して「電車」と呼ぶ人や場合が多い。英語の「train」の意味。
しかし、厳密には電車=trainは間違い。
※trainを誤解なく日本語にするには「列車」が妥当だろう。

「電車」とは、「モーターで自走する鉄道車両」のことで、英語なら「electric train」とか「electric multiple unit」に相当する。
だから厳密には、機関車に牽かれないと走れないブルートレインのような「客車」は電車とは呼べないし、由利高原鉄道の車両もディーゼルエンジンで自走する「気動車」であって電車ではない。

鉄道会社が関与しながら、その会社が保有しない「電車」という誤った言葉を使った商品を出すというのは、どういうことか。

パン発売を取り上げた「由利高原鉄道のアテンダントブログ」の今日の記事の末尾に「※因みに・・※」として答えが記されていた。
「子供目線で考えた時、「列車」より「電車」の方がわかりやすいし馴染みがあるということで」
だそうだ。

なるほど。
秋田では列車全般を指して、年齢の高い人は「汽車」と呼ぶものの、若い人には「電車」が定着しつつあることを踏まえれば、あえて「電車」というネーミングにしたことに、ある程度の理解と納得はできる。

だけど、鉄道会社が関わり、自社気動車のイラストが包装にあるパンが「電車パン」という名前なのは、個人的にはやっぱりどうも引っかかってしまい、スッキリできない。鉄道会社自らが電車=trainという誤解を助長しているようにも思える。
例えば「ゆりてつパン」とかじゃダメだったのだろうか。

まあ、パン類の名称なんて、「ホットケーキ」なのに「和生菓子」扱いだったり(現在は変更済)、「学生調理」「粒あんグッディ」、「イギリストースト」「シベリア」等々よく分からないネーミングのものが多いから、この程度は許容範囲とするべきか。



それにしても、今回原料を供給する「花立牧場工房ミルジー」は、昨年末にはシライシパンに提供しており、複数のパンメーカーと取り引きをすることになる。※さらにシライシが受託製造するNEWDAYSのパンにも供給していた
シライシでも、2月からは別のものが出ている。
 「ジャージー牛乳のシチューパン」240kcal
三角関係というか二股かけているみたいなことになってますが、大丈夫なんでしょうか。

※続きはこちら
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秋田で買えた工藤パン

2014-02-13 22:33:01 | ランチパック等パン類
先日も触れたように、青森の工藤パンのイギリストーストの期間限定商品が、わずかながら秋田県内にも流通している。
イオン秋田中央店(旧・秋田サティ)では、通常版のイギリストーストは前から扱っていたが、2月に入るとこれも売られていた。
※先月までの通常版の秋田中央店での入荷量は多くはないようだが、売り切れている時もあって、一定の人気はあるようだ。(一方で、見切り品になっていることもある)
イギリストースト 青森県産スチューベンホイップ 410kcal
1月発売で、ホームページで見ておいしそうなので気になっていたのだが、それが秋田で手に入ってうれしい。
スチューベンはブドウの品種で、青森県鶴田町などで生産が盛ん。

イギリストーストの派生商品では、今まではチョコなどのクリームもしくは果物のジャムを使ったものが多く、果物をホイップにしたのは珍しい。(1年ほど前に「苺ホイップ」があったそうだ)
分解
中身はホイップというよりも、通常版のイギリストーストと同じ、グラニュー糖の粒が輝くペースト状クリームを、ブドウ色にしたような質感。

予想したよりも酸っぱいけれど、まさにブドウ味でおいしい。それに加えてグラニューの食感がイギリストーストらしさを意識させる。
ジャム+マーガリンなんてのはたけやアベックトーストでもできるのだから、このようなグラニューが混ざるものこそ、イギリストーストらしい「正統派イギリストースト」かもしれない。

工藤パンのホームページなどでは特に触れられていないが、この商品に使われるスチューベンは、弘前で地方卸売市場を運営する「弘果弘前中央青果」の「スチューベン100」というブドウジュースをそのまま使っているとのこと。
弘果のホームページなどでは告知されているが、工藤パン側でもパッケージなどで紹介すれば、青森県の企業どうしでいい宣伝になるのではないでしょうか。
【22日追記】改めて食べてみたら、やはりおいしい。100%ジュースを使っているだけに、作り物でない本当のブドウの味がする。あまり酸っぱくも感じなかった。

2月からは背割れコッペを使った「ダブルサンド」に「スチューベンゼリー&スチューベンホイップ」というのも発売されていて、これもおいしそう。



もう1つ。秋田市北部にあるマックスバリュ東北の港北店では、こんな工藤パン製品があった。(広面店や茨島店にはない模様)
カステラサンド 「菓子パン」扱いだが栄養成分表示なし
秋田県民なら「カステラサンド」といえば、たけや製パンの商品を連想するかもしれない。
再掲)たけや版カステラサンドの派生商品
かつての「フレッシュランチ」と同様、同じ名前で微妙に違う商品が工藤パンとたけや両方から発売されているのだ。(ヤマザキでも作っているらしい)
マックスバリュ港北店では、たけやのカステラサンドもいっしょに売られていた。
味のあるロゴ。昔から使われているのだろう
工藤パンのカステラサンドの包装には、帆船が描かれている。これは商品の形からの連想だと思われる。
たけやのカステラサンドは四角だけど、工藤パンのは、
直角三角形(上に置いてある定規は18センチ)
船の帆の形をイメージした包装なのではないだろうか。
工藤パンホームページでは「いつからか三角パンの異名で知られる一風変わった菓子パンです。」と紹介している。

直角に交わる2辺の長さは11センチと18センチ。三平方の定理で求めれば、斜辺は21センチあることになる。大きい!
サイズ自体も大きい上に、三角形の形のせいで場所を取り、包装も大きくなってしまう。

側面は、斜辺側と直角の2辺側で異なる。長方形の状態で2個分をいっしょに製造し、対角線で切断して包装するのだろう。
 厚さは5センチ以上ある
パン部分もカステラ部分も、たけやのものにとてもよく似ている。上部のパンの凹凸(溝)は、たけやのほうが深くて格子状なのに対し、工藤パンはやや浅く片方向。

あっさりした食感で、ぺろりと食べられる。カロリー表示がないのが恐ろしい…
※工藤パンには、別の大きなパンもあった。
2023年にはカステラサンドがイギリストースト化された。

工藤パンのカステラサンドでは、2月から「シベリア風」という派生商品を出している。
ようかんとホイップクリームをサンドしたもので、映画「風立ちぬ」の影響で注目された和菓子のシベリアを意識したのだろう。

ちなみに秋田県内では、工藤パンのシベリアはよく売られている。一部店舗では「ヤマザキ シベリア」という札が付いているが、間違い。(仕入れルートはそうなんだろうけど)
昔はたけや製パンでもシベリアを作っていたそうだから、たけやもブームに便乗して売ればいいのに。
また、関東地方近辺では、ヤマザキブランドのシベリアが売られている。工藤パンのシベリアを少し小さくして2個組みにしたような「三角シベリア」などがある。

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さらにリンゴのパン 他

2014-01-30 23:35:42 | ランチパック等パン類
久しぶりにパンの話。
たけや製パンでは、昨年秋に秋田県産リンゴを使ったパンをいくつか発売していた。
その後も、リンゴ入り新商品が出ている。

12月には、アベックトースト派生商品の第4弾となる「アベックトースト りんごジャム&マーガリン」が発売された。(第3弾「山ぶどうジャム」では、使っているのに商品名から抜けていた「&マーガリン」が復活した)
ほかにも、
りんごのシュクレ リンゴダイス入り 463kcal
「菓子パン」扱い。
「秋田県産りんごのプレザーブとダマンド生地を包みシュガーマーガリンをトッピング」したそうだけど、「シュクレ」って何?(こういうお菓子のことなんでしょうけど)

しっとりしたパイみたいな感じで、悪くない。


次は1月発売。
秋田のりんごパン 5個431kcal
プロバスケットボールチーム「秋田ノーザンハピネッツ」とのタイアップ商品のようで、チームマスコット「Bicky(ビッキー)」が描かれ、売上の一部がチーム活動資金になるとのこと。

パッケージ左上には緑色の文字で「誇れる」と書かれているので、「誇れる秋田のりんごパン」という商品名かと思ったが、パッケージ裏のバーコード付近の表示やホームページでは「秋田のりんごパン」としか記載されていない。(ヤマザキ系列では、バーコードそばには商品名を細かく・詳しく表示するのだが)
上部中央にハピネッツのロゴが入っているから、もしかしたら「誇れるハピネッツ」という賛辞を表示しているに過ぎないのだろうか?

5個入り
ヤマザキで発売している「ミニパンシリーズ・薄皮○○」にそっくり。(たけやで一部の製造を受託している)
「秋田県産りんごを使ったジャムとカスタードを合わせたりんごカスタードを包みました。」とあるけれど、中に入っているのは、見た感じは普通のクリームパンのクリーム。
食べてみると、パン生地の食感は「薄皮」と同じ。クリームは、リンゴの味が強すぎず弱すぎずで、おいしい。果肉の食感もある。
青森の工藤パンでもリンゴを使ったものがいくつかあって、紹介してきたけれど、酸っぱすぎるものもあった。それらと比べても、これはおいしいと思う。

薄皮シリーズでも同じなんだけど、5個入りというのは中途半端じゃないでしょうか。
1人で1度に5個食べる人はあまりいないだろうし、分けにくい数。4個入りのほうがうれしい人が多いのでは?

【3月7日追記】2月から、ヤマザキのミニパンシリーズ で「薄皮りんごクリームパン」というのが出ており、秋田でもたまに売っている。1個あたり110kcal(=1袋550kcal)なので、たけやのりんごパンとは別物のようだ。
【4月10日追記】4月にはたけやからこんなものも発売された。


ここで工藤パンのイギリストースト。
ここ数年は秋田県内の一部スーパー等で買えるようになったとはいえ通常版。派生・期間限定商品はほぼ入手困難だった。
今月、マックスバリュ東北の広面店に行ったら、通常版とともに、
イギリストースト 生チョコ入りチョコクリーム 345kcal
12月発売のこれが売られていた。セールなどでなく、他の菓子パンと並んで普通に。

イギリストーストでは、チョコクリームを使ったものを微妙に変えて幾度も出していて、昨年夏にもあったが、今回は生チョコ入りで出た。
見た目は従来と違わないペースト状のチョコクリームで、どこが生チョコなのかよく分からないけれど、おいしいことはおいしかった。(イギリストーストのチョコクリームはどれもおいしいと思う)

2月以降は他のイギリストーストも売ってくれないだろうか? マックスバリュ広面店に期待。(茨島店や港北店では扱っていない模様)
工藤パンホームページによれば、1月からは「青森県産スチューベンホイップ」のイギリストーストが出ている。ブドウのホイップクリームだそうで、珍しい。→それを秋田で購入できた
秋田には来ないだろうけど、タマゴやツナサラダをイギリストーストのパンに挟んだ「イギリスサンド」なる惣菜パン(?)も発売されている。



最後に、昨秋やっと開設されたたけや製パンのホームページ。
1月の新商品を12月末の段階でアップする(更新日は元日になっているけど)など、精力的な面もあるけれど、紹介されている新商品は5種類だけで、アベックトーストのことは一切紹介していないなど、まだまだがんばってほしい点もある。

秋の時点では、Googleで「たけや製パン」と検索すると、検索結果のトップはWikipediaの項目。2番目が公式ホームページ。
公式ホームページが1番目になれば、公式ホームページとして認知されたと胸を張れるはず。その日はいつになるかと思っていた。

正月(1月3日)に検索してみると…
公式ページが最上位になっている!
ついにトップに来たかと喜んだ(当事者じゃないけど)のもつかの間、1月4日には…
以前と同じく、2番目に?!
その後、ずっと同じ。
なぜかお正月だけの首位だったようだ。
いずれはトップになるとは思うが、それはいつになるだろう。※2014年4月25日時点では2番目のまま。
※2014年4月30日には、ついにGoogle検索結果の最上位に表示されるようになった!(一方、今までなら前の月末にアップされていた、翌月の新商品紹介は、アップされなかった。→5月1日にアップ)
※と思ったら、5月1日にはまた2番目に。Wikipediaとし烈な1位争いをしているようだ。


【31日追記】2月の新商品の紹介は、1月31日にアップされた。1月のページはなくなって(上書きされて)、その月分しか紹介しない方針らしい。
新商品紹介ページの下部には、いくつかの商品の画像が入れ替わりで表示される。それには1月の新商品だったものもあるが、見たことがない商品も混ざっていて、「アベックトースト コーヒー&ホイップ」という包装が確認できる。
クリックしても何も起こらない
隣にあるチョコデニッシュは新商品として紹介されているので、これも2月の新商品かと推測される。とすれば、初のマーガリンではなくホイップを使ったアベックトーストということになる。
だったら、小さな画像だけでなくちゃんと文字で紹介してよ!
コメント (3)
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NEWDAYSのPanest

2013-12-16 21:07:55 | ランチパック等パン類
ランチパックカテゴリーからは外れてしまいますが、コンビニの菓子パンについて。シライシパンの東北各地の商品と、多少関連します。
JR東日本のコンビニ「NEWDAYS」でも、オリジナルのパン類は発売している。ただし、秋田のNEWDAYSでは、店舗数の少なさなのか、運営会社が異なるためなのか、以前はほとんど置いていなかったと記憶していた。
最近、久々に行ってみると、オリジナルパン「Panest」シリーズが何種類か置かれていた。
また、11月26日から12月2日は16時から翌日深夜2時までに交通系電子マネー(Suica以外も対象)でPanestシリーズを購入すれば、決済額が1点につき20円引きされる「Suicaで帰りによる割」キャンペーンを実施していたので、おトクだった。

Panestでは、JR東日本エリア各地の産物を使ったパンを、比較的短いサイクルでいろいろ発売しているようだ。ふなっしーとコラボした「梨汁入りカレーパン」もあるけれど首都圏、長野、新潟限定。
秋田デスティネーションキャンペーン連動なのか、「秋田県産米の米粉入りパニーノ」「秋田県産米の米粉入りコロッケ&たまご」が11月12日に発売されたものの、これも首都圏など限定で秋田では買えない。
同日発売で1つだけ、秋田でも売られていた(首都圏、新潟、東北で販売)ものがあった。
秋田ジャージー牛乳クリームパン 329kcal 125円
白石食品工業(シライシパン)製。
「秋田」が商品名の頭に入って、宣伝効果は大きそう。
「秋田県の鳥海高原にある花立牧場のジャージー牛乳を使用したクリームパンです。」と説明があるけれど、首都圏の人に鳥海高原、花立牧場と言っても、読み方すら分からないかもしれない。花立(はなだて)牧場は秋田では有名で、シライシの自社製品でも使われていた。

上にアーモンドスライスが乗り、中はホイップとカスタードが入る。この価格にしては豪華。


秋田県以外のものを使ったパンもいくつか秋田駅のNEWDAYSぽぽろーど店にあったので、2点紹介。いずれもシライシ製。
青森りんごケーキ 330kcal 130円
首都圏、新潟、東北で11月19日発売。
「青森県産のダイスのりんごを生地に練りこみ、青森県産のりんごをトッピングして焼き上げました。」(ホームページより)
 見覚えのある姿ような?
シライシの自社製品「青森県産りんご使用・りんごのケーキ」(この記事中ほど)にそっくり。
Panestのほうがやや小さく見え、生地は硬め。個人的にはPanestのほうが好き。敷き紙がないし、ぽろぽろ崩れにくくて食べやすいし。
どちらもシナモンが入っているようだが、味は感じなかった。カロリーも両者とも330kcal。


もちっとずんだ&ホイップ(宮城県産枝豆入り) 314kcal 125円 
首都圏、新潟、東北で11月26日発売。「むすび丸」コラボ。
「ずんだ」とはエダマメをすりつぶしたペースト。宮城県や周辺各県(秋田の内陸部にもあるかな?)の郷土食であるが、最近は東北一帯では広く認知されている。
原材料欄では小麦粉の次に「ずんだあん」と記載されている。でも、ずんだ自体があんこ同然だから、「ずんだあん」ではダブっているような気がしなくもない。枝豆のうち28%は宮城県産。
ずんだのほか、求肥とホイップクリームが入る
ずんだが少ないというか、クリームがやや多いと思う。ずんだだけでも充分おいしいと思うけど。
【20日追記】シライシパンからは「ずんだホイップ」という同コンセプトの商品が11月から発売(以前の再発売)されていた。パン表面の色が茶色いのと、中身が少し多い程度の違い。
【2014年11月13日追記】ほぼ同じ商品が、翌2014年10月28日から発売。「ずんだ&ホイップ(宮城県産枝豆入り)」という商品名になった。

秋田駅のNEWDAYSでは首都圏よりはPanestの種類が少ないようだし、時間帯によって品切れのこともあるけれど、ユニークな商品がいろいろあっておもしろい。これからもたまに買ってみよう。
※続きはこちら

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東北各県パン/富士パン?

2013-12-05 23:55:28 | ランチパック等パン類
先日の続きでシライシパン(白石食品工業)「東北っていいなぁ。」シリーズ。
東北6県各県の素材をメインにした6つのパン(一部は洋菓子扱い)が11月から発売され、12月も継続中(ただし扱う店は減った気がする)。
11月中は応募シールが貼られていて、3枚集めれば抽選で各キャラクターのグッズ(青森はエコバッグとストラップ、秋田は土鈴と秋田杉ピンバッジ、他はぬいぐるみ・大)がもらえるキャンペーンを実施していた。
包装は各県のご当地キャラがデザインされている。前回紹介した青森のは「青森県マスコット いくべぇ」。

秋田県花立牧場ジャージー牛乳使用 フルーツオレパン 301kcal
パッケージは秋田県マスコット スギッチ。協力企業は花立牧場工房ミルジー。(小麦の提供元は表示されていないということは、東北以外産・外国産?)
クリームにはパイナップル、りんご、黄桃が入っているので、「フルーツオレ」。以前、ヤマザキランチパックやたけやフレッシュランチであったのと同じだ。
もうちょっとクリームが多くてもいいかも

岩手県産菜・彩・鶏使用 からあげピザパン 260kcal
岩手県マスコット わんこきょうだい そばっち(以前の記事)。
ピザソース、からあげに「オニオン入りのトマトソース、チーズ風味のマヨをトッピング」。からあげが(株)岩手チキン工房、岩手県産小麦ゆきちからがJAいわて中央。


山形県産ラ・フランス使用 ラ・フランス&ホイップ 326kcal
山形県マスコット ペロリン。ジャムがソントン食品工業(株)=紙容器のジャムでおなじみ。小麦ゆきちからは同じくJA、牛乳が岩泉乳業(株)。
正確には「ラ・フランス“ジャム”&ホイップ」。
割れ目にクリームを入れ、その上にラ・フランスのジャムがかかっている

宮城県産伊達ざくらポーク使用 まろやかチーズカレーパン
宮城県観光キャラクター むすび丸。ポークが(株)古川ミート。
「カマンベール風味の生地で、宮城県産伊達ざくらポーク入りのカレーとチーズマヨを包みました。」
辛すぎなくていいけれど、これももうちょっとカレーの量があってもいいかも

残る福島は「福島県産トマトピューレ使用 トマト&チーズデニッシュ」ですが、まだ食べていません。
トマトが苦手なので買うのに躊躇していた中、12月に入って販売店が減って買いそこねています。購入できたら、アップします。

これらの一部とよく似たパンが、JR東日本のコンビニ・NEWDAYSでも発売されていて、しかも製造者は同じシライシ。これも後日、アップします



ヤマザキから「まるで山!?パン(静岡県産いちごの果汁入りクリーム」という、富士山をかたどったパンが出ていた。他社からはこんなものが、
フジパン FUJIシフォン 392kcal
フジパンだけに富士パンとはいかず、シフォンケーキなので洋菓子扱い。
世界遺産登録を祝うシール付き
関東・東北地区限定で10月発売となっているが、もしかしたら地元の中部ではそれ以前に売られたのかもしれない。
 
雪をイメージしたホワイトチョココーティングはヤマザキと同じ。やや扁平な富士山で、中にはホイップクリーム。

シフォンがぽろぽろと“崩落”しやすいものの、オーソドックスな味でおいしかった。【12月8日追記】引き続き12月も発売されているが、扱う店は多くない。
12月は中部地区限定で「FUJIシフォン ショコラ」という、シフォン部分をチョコスポンジにしたものが発売中。

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RAB60周年パン/北海道ランチパック

2013-11-20 22:55:14 | ランチパック等パン類
青森放送(RAB)は、今年で創立(=開局)60周年。※以前の関連記事
それを記念して、工藤パンとコラボレーションした商品が10月8日から11月30日まで発売されている。
この2つ
記念商品が「イギリストースト」なのは、いかにも青森らしい。
 イギリストースト 小倉&マーガリン 435kcal
包装にはリンゴをモチーフにしたキャラクターが大きく配され、「RAB青森放送プロデュース」とある。パッケージ裏面にもキャラクターが。
でも、小倉&マーガリンとRAB60周年の関係って? どうしてこれがRABプロデュースなのか、理由が分からない。名古屋の放送局なら小倉トーストでいいでしょうけど。
そもそも、あんことマーガリンのイギリストーストって、以前にも発売されていたはず。
おいしいのは相変わらずですが…

 イギリストースト 青森県産りんごジャム&りんごカスター 325kcal
こちらにはキャラクターのほか、女性の写真、「RABラジオあおもりTODAY 月曜ラジオバザール」「麻生しおりプロデュース」とある。
RABのラジオで、平日昼に「あおもりTODAY」という番組があって、曜日ごとに違うサブタイトルとパーソナリティで放送されているそうだ。
その月曜担当の人がプロデュースしたということか。じゃあ、小倉&マーガリンのほうは、RABが総力を上げてプロデュースしたということなんでしょうか?
【2025年6月22日追記・麻生しおりさんいついて。旧芸名・麻生詩織で、「はぐれ刑事純情派」の挿入歌「恋唄綴り」の歌手として、オーディションで選ばれてデビュー。青森市出身。「恋唄綴り」は、後に堀内孝雄がセルフカバー。どれも知らなかった。】

こちらは、青森産のリンゴを使ったジャムとクリームということで、青森らしさが出ている。昨年の今頃出ていたりんご娘監修の「フレッシュランチ りんごカスタークリーム」と若干、似ているけれど。
マーガリンは塗られていない
味は、ジャムの酸味が強いのか、やや酸っぱめ。

さて、秋田放送も今年60周年。たけや製パンとコラボしたりは、しないのでしょうかね。


工藤パンに「ダブルサンド」という、コッペパンに2種類のクリームなどを挟んだパンがある。パン生地がしっとりしていて、なかなか好み。その11月の新商品。
 ダブルサンド 青森県産牛乳カスタークリーム&ミルクホイップ  389kcal
青森には「萩原乳業(本社・弘前市)」という大手の乳業会社があるから、県産乳やその加工品の入手がしやすいのかもしれない。
クリームやホイップもおいしかったけど、やっぱりパンのあんばいが良かった。

僕が行った店では見かけなかったが、今月は「イギリスフレンチトースト(カスタード) 」という、イギリストーストのフレンチトースト版が発売されているようだ。気になる。



さて、ここで工藤パンではなく、盛岡に本社があって東北地方を中心に展開する「シライシパン(白石食品工業)」の製品から。
以前も紹介したが、東北が地盤の企業ということもあり、東北の食材を使ったパンをよく出している。
11月から「東北っていいなぁ。」というシリーズ名(?)で、東北6県それぞれの食材をメインにしたパン類(各県から1つずつ)を発売している。積極的に営業しているのか、同社の他製品よりも多くの店で扱っている気がする。
青森県産りんご使用・りんごのケーキ 330kcal
パッケージは6商品でほぼ共通。6県のご当地キャラクターが1つずつ並んで、その商品の県のキャラクターが大きく描かれている。

このりんごケーキは「洋菓子」扱い。ヤマザキ系列と違って、菓子扱いでも栄養成分表示がある。
また、「協力企業」として原料供給元と思われる企業名も表示されている。この商品では「青森県産アップルプレザーブ:新化食品(株)、岩手県産ナンブコムギ:JAいわて中央」。
「新化食品」というのは、東京都に本社のある「製パン副原料の専業メーカー」。つまり「なんとかフィリング」の類を作っているようで、シライシパンやもしかしたらヤマザキ系各社もお得意さまかもしれない。盛岡に営業所があり、2つしかない工場の1つが秋田県の鹿角市花輪にある。
大きなリンゴが2切れ
ホームページでは「シナモンを練り込んだ」とあるが、シナモン味はあまり感じず(シナモンはあまり好きではないのでよかった)、甘くてシャキシャキのリンゴが楽しめる。
青森以外の製品はいずれまた。→こちら



この場を借りて、紹介しそびれていた北海道のヤマザキランチパック。
ヤマザキは北海道進出が1992年だそうで、今も本州ほど幅を利かせていないようだ。「日糧製パン」のほうがメジャーのようだが、同社も今はヤマザキ系列。
北海道のヤマザキ製品は、札幌工場(固有記号YSP)で製造されている。そのランチパックは、本州のものと違うという話を聞いていた。
数年前までは、パッケージのデザインがまったく異なっていたのだが、現在は本州と同じようなデザイン。それでも違うのか、「ツナサラダ」を買ってみた。
 ヤマザキランチパック ツナサラダ
一見、本州と同じ包装だが違いがある。右上に「北海道限定販売」とあるし、そもそも本州のは「ツナマヨネーズ オニオン入り」という名称。右下の断面写真も似ているけど違うようだ。
じゃあ、本州とは完全な別物かと思えば、色使いは同じだし、「ツナとオニオンを和えたツナサラダをサンドしました。」という説明文は同じ(つまり北海道版にもオニオンは入っている)。

食べてみると、本州のものよりやや「軽く」て「甘く」感じた。たしかに本州のとは違う。
原材料は、
本州版が「ツナサラダ(まぐろ油漬け、ドレッシング、たまねぎ、植物性たん白、食酢、その他)、小麦粉、…」。
北海道版「小麦粉、ツナサラダ(ドレッシング、まぐろ油漬け、たまねぎ、植物性たん白、調味酢、でん粉、卵白粉、その他)、…」。

栄養成分は、
本州版は「熱量:149kcal、たんぱく質:4.5g、脂質:8.2g、炭水化物:14.2g、ナトリウム:290mg」。
北海道版「熱量:102kcal、たんぱく質:3.5g、脂質:3.3g、炭水化物:14.5g、ナトリウム:250mg」。北海道版
となると、北海道版のほうがツナが少なめであっさりということでしょうか。

おそらく、たまごやピーナッツなど定番商品も、北海道版は微妙に異なるということでしょう。

【12月24日追記】ちなみに、秋田ではフジパンの「スナックサンド ツナ&マヨ オニオン入り」という同コンセプトの商品が売られている。パンが柔らかく、味は甘めなんだろうか、個人的にはランチパックよりも気に入った。
これの原材料名は「小麦粉、タマネギ入りマヨネーズ風味ツナフィリング、砂糖、マーガリン、食塩、…」。
1個当り栄養成分は、「熱量:130kcal、たんぱく質:4.2g、脂質:3.7g、炭水化物:20.0g、ナトリウム:301mg(食塩相当量0.76g)」。
コメント (2)
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