広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

うさぎケーキ月見だんご/りんごシュー

2019-09-15 23:23:04 | ランチパック
最近食べ物続きで恐縮ですが、今回で一段落のつもり。秋田で買った工藤パン商品2つ。
秋には毎月、月見をする「名月」があり、それぞれお供えをする風習がある地域も多い(秋田でも)が、スーパーの月見関連商品販売は、いちばん最初の中秋の名月がいちばん大々的なようだ。9月13日が2019年の中秋の名月であった。

全国的には、月見のお供えに真っ白いまん丸の団子を積み上げるのが標準的。しかし昔の秋田では、たけや製パンの平べったい月見まんじゅうがよく見られた気がする。
その後、中にあんこが入った団子や大福が増え、たけやのほか秋田県外メーカーも参入。ここ最近は、むしろたけやが控えめで、岩手の白石食品工業(シライシパン)、岩手の餅が主力の千葉恵製菓、北海道のヤマザキ系列日糧製パンが目立つ。※2014年のたけやの一例

山崎製パン(系列のたけやや日糧でなく本家)でも製造しているそうだが、秋田には入ってこないのか、見たことがない。
それに、モンテールのようなチルドデザートメーカーでは、節分に「恵方巻ロールケーキ」なんかを出していたから、その月見版があっても良さそうだけど、あまりなさそう。カンパーニュというメーカーでは、表面に餅つきするウサギを描いたティラミスを出していた。

今年、秋田で初めて見る月見用のお菓子が売られていた。
月見だんごと、ウサギ?
うさぎケーキ・月見だんご 詰め合わせ
製造は、青森の工藤パン(青森市油川の工場製造)。
工藤パンでも月見用のお菓子を作っていることは分かっていたが、秋田県内では初遭遇。しかもだんごにケーキのユニークな組み合わせ。
秋田の店にとって、普通のだんご類は、あえて工藤パンに発注する余地はないということか。

名称欄は「和洋菓子」。内容量欄は「9個(うさぎケーキ1個、だんご8個)」。1個あたりの熱量はケーキ366kcal、だんご52kcal。常温保存。消費期限は9月14日。

秋田市内ではイオンリテール各店舗(チラシにも掲載。税込み429.84円)やマックスバリュ東北 泉店で売っていた。
マックスバリュ泉店では、冷蔵ケースで販売し、隣に別の商品もあった。だんごの代わりにモンブランを入れた、うさぎとモンブランの組み合わせ。
青森のメガ・ベニーマートのチラシでは「うさきケーキ モンブラン」として税込み387円で販売(他に、ウサギの焼印を入れた大小7個の大福、栗あんと粒あん3個ずつのおはぎも掲載)。
なんでモンブランかよく分からない。「栗名月」というのがあるけれど、地域差もあるが、いずれも10月以降を指すようで(冒頭の過去記事参照)、今回は芋名月(一部地域では豆名月)であるはず。じゃあ、てっぺんの栗を月に見立てたということかな。

月といえばウサギではあるが、やや奇妙な取り合わせにも見える…
だんごのほうは、見た目どおり。普通においしい。小さくて食べやすい。うるち米粉が多く、もち米粉も使用。中につぶあん。

一方、ケーキ。
真上から
店頭で気になったのが、ウサギの顔。ケーキ本体の上に小さいドーム形のものがくっついていて、そこにピンク色で目と口が描かれているわけだが、1個1個、かなり違った。かわいらしいのもあれば、ブサイクなのもあるというか。
そもそもウサギの口はこういう1本線じゃなく、鼻から左右2本に分かれた線のほうが適切な感じがする。
写真の購入したウサギケーキは、向かって右の目の辺りが、もう1つ出っ張って盛り上がっている。鼻なのかと思ってしまうが、そうではないようだ。店に6個ほど並んでいたうち、これだけにその出っ張りがあり、他にはなかった。
製造時に間違って出っ張ってしまったと思われる。それで売れ残ってはかわいそうだからあえて選んで買った。
耳は、左右がくっついたホワイトチョコを、本体に差しこんでいる。
断面
本体はスポンジを2つ重ね、間に何か(ジャムとか?)をはさんである。顔の出っ張りは、マカロンかのようにも見えるが、全部クリーム。そうした全体を、ホワイトチョココーティング。

昔、どこかで食べたに違いないけれど思い出せないような、懐かしいケーキの味だった。あっさりめ。
ウサギ形じゃなくていいから、いつも売ってくれてもいいかも。
【追記】2020年10月1日の中秋の名月でも、少なくとも前日には秋田市内のイオンで売られていた。



もう1つは、月見と同じイオンリテールのチラシに載っていた。チラシに製造者の名前はないが、商品の性格からしてもしやと思ったら、やはり工藤パン(同じく油川製)であった。
チラシによれば「9/13より数量限定販売」15日まで税込み149.04円。後述のようにイオングループ限定販売のはず。
にぎわい東北スイーツセレクション 青森県産りんごの入った もちもちシュー 187kcal
「にぎわい東北」というのは、イオングループが関わって、東北各地で生産または製造された食品の統一ブランドみたいなもの。ということかな? 加工食品が多く、生鮮食品もある。例えば、はごろもフーズ「シーチキンファンシー気仙沼港水揚げ」、工藤パン「あんたっぷりどら焼き(これはにぎわい東北ブランドでないのが以前あった?)」など。
製造者名は、裏面には必ず表記されるので、完全なプライベートブランドとは違うものの、おもて面にはあったりなかったり。これには「KUDOPAN」ロゴがない(月見セットもだけど)。
全般にマックスバリュ東北ではあまり見かけず、イオンリテールはよく扱っている感じ。ホームページがあるが、それに掲載されていない商品もあり、入れ替わりもあるようで全貌は不明。

「青森県産りんご」が目立ってしまうが、小さい説明を見ると「青天の霹靂 米粉使用もちもちシュー生地」とあり、米も使っている。
リンゴは「青森県産りんごダイス入りホイップクリーム」と「青森県産りんご使用ジャム」。りんごダイスはシロップ漬け。
少しつぶれてしまいました
この手のシュークリームとしては小さめだけど、中身は詰まっていそうな重量感。表面が油っぽくて、持つと手につく。
割ると、
やはりたっぷり
シュー生地はたしかにもちもちだけど、シュー生地としてはちょっとおもしろいか。「もちぷに」だか「ぷにたま」だか、ヤマザキとかセブン-イレブンなどコンビニで売られているお菓子に似ている。
リンゴダイスのシャキシャキ、リンゴジャムの甘さが楽しめるのはいい。青森ならではのシュークリーム。
翌年の工藤パン製にぎわい東北商品

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