春の彼岸が24日で明けた。
昨年の春彼岸は、秋田では彼岸に「だんし」なるものを供える風習があることを、恥ずかしながら初めて知った。
その後の秋彼岸に、秋田市内のスーパーを意識して見たものの、だんしは見かけなかったので、ひょっとしたら春限定のものなんだろうか。
今回は、今年の春彼岸のお供えものについて。
昨年「だんし」を扱っていたのは、イオン秋田中央店。今年も売っていた。
他にマルダイ、ナイス、いとく、マックスバリュ東北、秋田生鮮市場、ザ・ガーデン自由が丘西武、ドン・キホーテに行ってみたが、ずばり「だんし」という名の商品は確認できなかった。
しかし、多くの店で見た目はだんしとほぼ同じ「しんこもち」のようなものや、材料になる白玉粉やあんこが特設コーナーに並んでいたので、「だんし」の名はなくても、だんしと同じものを供えたいという需要に応えていた。
全国的には、彼岸といえば、おはぎ/ぼたもち。
※呼び分けなどについては昨年の記事後半参照。そう言えば、今春はサザエさんで彼岸ネタはなかった。
スーパーでは、惣菜コーナーで自前でおはぎ/ぼたもちを作ってバイキング形式で売るところもあるが、製菓会社のパック入りのものを売るところも多い。
上記「だんし」風や「彼岸だんご」は、中小製菓会社や秋田県外製が多い中、おはぎ/ぼたもちについては、たけや製パンが圧倒的シェアを誇る。
昨春のたけや製パンでは、大きさが違う「おはぎ」と「ぼたもち」をそれぞれ作っていた。
今春は、ホームページ、店頭いずれでも「おはぎ」だけ。「ぼたもち」は確認できなかった。
ホームページによれば、今年のたけやのおはぎは入数・味違いを含めると8タイプだが、原料や大きさに着目すれば2つに大別できる。
一般タイプと呼べばいいのだろうか、どこの店でもあったのが「秋田県産もち米使用 おはぎ」。ホームページでは「たけや おはぎ ~」としている。
こし、小倉、ごま、きなこがあり、組み合わせ違い・3個または6個入りの違いで5タイプが掲載されている。
もう1つが高級タイプと呼ぶべきであろう、こちら。
たけや あずきの鈴和監修 北海道産あずきのこしあんおはぎ 4個入り
ホームページでは「たけや 北海道産こしあん おはぎ」、商品のバーコード付近には「北海道産あずきのこしあんおはぎ」と表記。
ザ・ガーデン自由が丘でしか、見かけなかった。
ガーデンでは、一般タイプのたけやのおはぎも売っていた。1個当たりでは、こちらが100円なのに対し、一般タイプは75円。大きさは高級タイプのほうが少し小さい。※スーパーの惣菜のおはぎは、もっと大きくて1個100円程度?
「たけや謹製」の落款印風のマークが印刷されている。一般タイプでも同様だが、色が反転している。ヤマザキの「山崎謹製」の真似?(工藤パンでは「工藤の和菓子」と表示)
商品名が長ったらしく、秋田のことをあまり知らない人にはちんぷんかんぷんかもしれない。「ちょっと高級そうなパッケージで、ちょっと値段が高いな」程度で。
キーワードは「鈴和(すずわ)」。
秋田駅近くの秋田市民市場周辺にある、豆類の専門店。なのだが、秋から冬はきりたんぽを自家製造・販売する。炭火焼きのきりたんぽを経木に包んで、温かいものをバラ売りしてくれるのだが、とてもおいしい。
最近は、豆の消費拡大のために、子どもを対象にしたイベントを開催するなどしているそうだ。
たけやのおはぎでは「あずきの鈴和」としているが、個人的には「あずき」に限らない「豆の鈴和」というイメージ。鈴和のホームページでは「雑穀の総合問屋」としているし、大豆、インゲン、レンズ豆等々も扱っている。
たけやでは、少し以前に、鈴和監修のあんこを使ったあんパンも出しており、それに続くコラボ商品なんだろう。
ザ・ガーデンでは、「あずきの鈴和(中略)つぶあんおはぎ」もあった。一般タイプは「小倉」なのに、こっちは「つぶあん」。両者は厳密には違うそうだが、意識した商品名なんだろうか。
店頭では見かけなかったが、ホームページには「あずきの鈴和監修 北海道産あずきのきなこおはぎこしあん 秋田県産きな粉使用」も出ている。
分かりにくい商品名だけど、中にこしあんを入れて、表面にきな粉をまぶしたもの。あんこが鈴和監修北海道産で、きな粉(の豆ってこと?)は秋田県産。(「きなこ」「きな粉」と表記が揺れているのも意味があるの?)
そう言えば、秋田でもおはぎのきな粉は緑の“あおばこ”ではなく、一般的な茶色いものを使うのが多い。
以前から折に触れて述べているように、たけやの和菓子のあんこは総じておいしい。だから、一般的タイプでも充分おいしいと思われる(今回は食べませんでした)。
じゃあ、高級タイプは、
たけやのおはぎはやや俵型?
やはりおいしい。大量生産ではない和菓子屋さんのおはぎだと言って出されても、信じるだろう。
まあ、「小さめの“普通に”おいしいおはぎ」に過ぎない気がしなくもなく、値段と比較すれば…という気がしなくもない。
もう少し、甘みを抑えて、あんこ(豆)そのものの味を楽しむ方向にすれば、より差別化されて高級感が出るかも。
そして、たけやさんの説明不足を指摘させてもらう。
秋田の人全員が「鈴和」を知っているわけではない。(秋田市外での知名度はどの程度なんだろう?)
知らない人にしてみれば、知らない人が監修する高いおはぎを好き好んで買う人がどれほどいるか。
鈴和そのものについて、そして北海道産のどんな小豆を使っているのかなどの説明がパッケージに必要だと思う。
それに、一般タイプでは「秋田県産もち米使用」と謳っているのに対し、高級タイプではもち米の産地が表記されていないというのも、なんだか中途半端。 高級タイプなら米の産地も表示して「とことん産地にこだわりました」という姿勢を出したほうがいいのではないだろうか。
せっかくコラボしているのに、これではもったいない。
※鈴和監修おはぎは2015年の秋彼岸にも発売された。買っていないので細部は見ていないが、春とだいたい同じはず。たけやの秋彼岸商品ホームページへの掲載はなし。【2018年3月23日追記】その後はなくなったのか、少なくとも2018年春彼岸にはまったく見かけなかった。
※2019年秋のたけやと工藤パンのおはぎについて。
次は「お供えセット」。
イオン秋田中央店では、最近はお盆も彼岸も工藤パンの「お供え詰合せ(大)」を好んで仕入れており、今回もあった。600円程度で中身は以前と変わりない模様。
他の各店では工藤パンのものは見かけず、置いてある店ではどこもたけやのまんじゅう類のセットだった。
四角い容器で600円程度の大きいものと、楕円形の容器で500円弱のやや小さいものを確認(内容は後述)。大きいほうを購入。
たけや まんじゅう詰合わせ 5個入り
造花は工藤パンの色違い。こちらは余計な緩衝材みたいのが入っていないのがいい。
大きいセットでは5つの異なるまんじゅうがセットされている。いずれも、バラでも市販されているのを前に見たような商品だが、それぞれにバーコードや原材料表示がない。今はバラ売りしなくなったのか、セット用の別包装なのか。
挽茶まんじゅう・焼型まんじゅう
仏事で定番のまんじゅう。たけやの和菓子としても定番。焼型まんじゅうは、やや小型?
たけやの桃山
食べるのは初めてかもしれない。
生っぽいというかやや柔らかめの桃山。中身の白あんの中に、ちょっとだけ栗が入っていた(?ような気がした?)。
栗型まんじゅう
容器の中ででーんと存在を誇示していた。
これも前にどこかで見たことがあったが、食べるのは初めてかもしれない。
いわゆる「栗まんじゅう」で、表面が茶色でテカテカ、下の方にケシの実が付いていて、栗の実をかたどっている。
大きさも厚さも相当あり、しかもいびつなのがユニーク。「Dr.スランプアラレちゃん」の「栗頭大五郎先生」を連想してしまった。
まんじゅうを振ると、中身が「カタカタ」と動く音がする。
皮とあんこの間に隙間があるからね
あんこに栗の粒は入っていないが、練りこまれてはいるのだろう。あまり栗の味はしないけど、きめ細かいあんこ。
皮はどこかパンのような感じもして、食べ応えがある。けっこう好きかも。
いよいよ最後。
僕はその存在を忘れていたのだが、包装を見ただけで、その存在のほか思い出もよみがえった。
たけやチョコまん
各地の他社でもあると思われる、チョコまんじゅうのたけや版。
少なくとも30年くらい前からこの包装だと思う。(Takeyaのロゴは変わっているはず)
皮はチョコレート色で、中身が真っ白な白あん。このコントラストも昔と変わらない。
味は、皮だけがチョコ味なわけで、商品名ほどチョコ味はしない。きめ細かい白あんの中にほのかに皮のチョコの味がするのも、昔と変わらない。
思い出というのは、子どもの頃、町内子ども会の集まりやPTAの茶話会のような、ちょっとしたイベントのお茶菓子の1つとして、このチョコまんがよく出ていたということ。
町のお菓子屋さんに依頼して1人分ずつ袋に詰めたものが配られる形式だったが、チョコまんはその常連だった。価格が手頃で端数調整に向き、和洋折衷で目新しいといった理由だろうか。
「チョコまん」という名にチョコレートたっぷりを期待して食べたら、チョコ味が皮だけで少々がっかりしたのも思い出。
なお、楕円容器の小さいほうのお供えセットは、小型のまんじゅう類が複数個ずつセットされ、計7個。
チョコまん2個、桃山3個と、「ピーナッツチョコ」とかいうのが2個。ピーナッツチョコは古めかしい包装で、これも昔見たような気がした。
たけやには、こういう隠れたロングセラーがほかにもありそう。全貌が把握できないのが惜しい。
昨年の春彼岸は、秋田では彼岸に「だんし」なるものを供える風習があることを、恥ずかしながら初めて知った。
その後の秋彼岸に、秋田市内のスーパーを意識して見たものの、だんしは見かけなかったので、ひょっとしたら春限定のものなんだろうか。
今回は、今年の春彼岸のお供えものについて。
昨年「だんし」を扱っていたのは、イオン秋田中央店。今年も売っていた。
他にマルダイ、ナイス、いとく、マックスバリュ東北、秋田生鮮市場、ザ・ガーデン自由が丘西武、ドン・キホーテに行ってみたが、ずばり「だんし」という名の商品は確認できなかった。
しかし、多くの店で見た目はだんしとほぼ同じ「しんこもち」のようなものや、材料になる白玉粉やあんこが特設コーナーに並んでいたので、「だんし」の名はなくても、だんしと同じものを供えたいという需要に応えていた。
全国的には、彼岸といえば、おはぎ/ぼたもち。
※呼び分けなどについては昨年の記事後半参照。そう言えば、今春はサザエさんで彼岸ネタはなかった。
スーパーでは、惣菜コーナーで自前でおはぎ/ぼたもちを作ってバイキング形式で売るところもあるが、製菓会社のパック入りのものを売るところも多い。
上記「だんし」風や「彼岸だんご」は、中小製菓会社や秋田県外製が多い中、おはぎ/ぼたもちについては、たけや製パンが圧倒的シェアを誇る。
昨春のたけや製パンでは、大きさが違う「おはぎ」と「ぼたもち」をそれぞれ作っていた。
今春は、ホームページ、店頭いずれでも「おはぎ」だけ。「ぼたもち」は確認できなかった。
ホームページによれば、今年のたけやのおはぎは入数・味違いを含めると8タイプだが、原料や大きさに着目すれば2つに大別できる。
一般タイプと呼べばいいのだろうか、どこの店でもあったのが「秋田県産もち米使用 おはぎ」。ホームページでは「たけや おはぎ ~」としている。
こし、小倉、ごま、きなこがあり、組み合わせ違い・3個または6個入りの違いで5タイプが掲載されている。
もう1つが高級タイプと呼ぶべきであろう、こちら。
たけや あずきの鈴和監修 北海道産あずきのこしあんおはぎ 4個入り
ホームページでは「たけや 北海道産こしあん おはぎ」、商品のバーコード付近には「北海道産あずきのこしあんおはぎ」と表記。
ザ・ガーデン自由が丘でしか、見かけなかった。
ガーデンでは、一般タイプのたけやのおはぎも売っていた。1個当たりでは、こちらが100円なのに対し、一般タイプは75円。大きさは高級タイプのほうが少し小さい。※スーパーの惣菜のおはぎは、もっと大きくて1個100円程度?
「たけや謹製」の落款印風のマークが印刷されている。一般タイプでも同様だが、色が反転している。ヤマザキの「山崎謹製」の真似?(工藤パンでは「工藤の和菓子」と表示)
商品名が長ったらしく、秋田のことをあまり知らない人にはちんぷんかんぷんかもしれない。「ちょっと高級そうなパッケージで、ちょっと値段が高いな」程度で。
キーワードは「鈴和(すずわ)」。
秋田駅近くの秋田市民市場周辺にある、豆類の専門店。なのだが、秋から冬はきりたんぽを自家製造・販売する。炭火焼きのきりたんぽを経木に包んで、温かいものをバラ売りしてくれるのだが、とてもおいしい。
最近は、豆の消費拡大のために、子どもを対象にしたイベントを開催するなどしているそうだ。
たけやのおはぎでは「あずきの鈴和」としているが、個人的には「あずき」に限らない「豆の鈴和」というイメージ。鈴和のホームページでは「雑穀の総合問屋」としているし、大豆、インゲン、レンズ豆等々も扱っている。
たけやでは、少し以前に、鈴和監修のあんこを使ったあんパンも出しており、それに続くコラボ商品なんだろう。
ザ・ガーデンでは、「あずきの鈴和(中略)つぶあんおはぎ」もあった。一般タイプは「小倉」なのに、こっちは「つぶあん」。両者は厳密には違うそうだが、意識した商品名なんだろうか。
店頭では見かけなかったが、ホームページには「あずきの鈴和監修 北海道産あずきのきなこおはぎこしあん 秋田県産きな粉使用」も出ている。
分かりにくい商品名だけど、中にこしあんを入れて、表面にきな粉をまぶしたもの。あんこが鈴和監修北海道産で、きな粉(の豆ってこと?)は秋田県産。(「きなこ」「きな粉」と表記が揺れているのも意味があるの?)
そう言えば、秋田でもおはぎのきな粉は緑の“あおばこ”ではなく、一般的な茶色いものを使うのが多い。
以前から折に触れて述べているように、たけやの和菓子のあんこは総じておいしい。だから、一般的タイプでも充分おいしいと思われる(今回は食べませんでした)。
じゃあ、高級タイプは、
たけやのおはぎはやや俵型?
やはりおいしい。大量生産ではない和菓子屋さんのおはぎだと言って出されても、信じるだろう。
まあ、「小さめの“普通に”おいしいおはぎ」に過ぎない気がしなくもなく、値段と比較すれば…という気がしなくもない。
もう少し、甘みを抑えて、あんこ(豆)そのものの味を楽しむ方向にすれば、より差別化されて高級感が出るかも。
そして、たけやさんの説明不足を指摘させてもらう。
秋田の人全員が「鈴和」を知っているわけではない。(秋田市外での知名度はどの程度なんだろう?)
知らない人にしてみれば、知らない人が監修する高いおはぎを好き好んで買う人がどれほどいるか。
鈴和そのものについて、そして北海道産のどんな小豆を使っているのかなどの説明がパッケージに必要だと思う。
それに、一般タイプでは「秋田県産もち米使用」と謳っているのに対し、高級タイプではもち米の産地が表記されていないというのも、なんだか中途半端。 高級タイプなら米の産地も表示して「とことん産地にこだわりました」という姿勢を出したほうがいいのではないだろうか。
せっかくコラボしているのに、これではもったいない。
※鈴和監修おはぎは2015年の秋彼岸にも発売された。買っていないので細部は見ていないが、春とだいたい同じはず。たけやの秋彼岸商品ホームページへの掲載はなし。【2018年3月23日追記】その後はなくなったのか、少なくとも2018年春彼岸にはまったく見かけなかった。
※2019年秋のたけやと工藤パンのおはぎについて。
次は「お供えセット」。
イオン秋田中央店では、最近はお盆も彼岸も工藤パンの「お供え詰合せ(大)」を好んで仕入れており、今回もあった。600円程度で中身は以前と変わりない模様。
他の各店では工藤パンのものは見かけず、置いてある店ではどこもたけやのまんじゅう類のセットだった。
四角い容器で600円程度の大きいものと、楕円形の容器で500円弱のやや小さいものを確認(内容は後述)。大きいほうを購入。
たけや まんじゅう詰合わせ 5個入り
造花は工藤パンの色違い。こちらは余計な緩衝材みたいのが入っていないのがいい。
大きいセットでは5つの異なるまんじゅうがセットされている。いずれも、バラでも市販されているのを前に見たような商品だが、それぞれにバーコードや原材料表示がない。今はバラ売りしなくなったのか、セット用の別包装なのか。
挽茶まんじゅう・焼型まんじゅう
仏事で定番のまんじゅう。たけやの和菓子としても定番。焼型まんじゅうは、やや小型?
たけやの桃山
食べるのは初めてかもしれない。
生っぽいというかやや柔らかめの桃山。中身の白あんの中に、ちょっとだけ栗が入っていた(?ような気がした?)。
栗型まんじゅう
容器の中ででーんと存在を誇示していた。
これも前にどこかで見たことがあったが、食べるのは初めてかもしれない。
いわゆる「栗まんじゅう」で、表面が茶色でテカテカ、下の方にケシの実が付いていて、栗の実をかたどっている。
大きさも厚さも相当あり、しかもいびつなのがユニーク。「Dr.スランプアラレちゃん」の「栗頭大五郎先生」を連想してしまった。
まんじゅうを振ると、中身が「カタカタ」と動く音がする。
皮とあんこの間に隙間があるからね
あんこに栗の粒は入っていないが、練りこまれてはいるのだろう。あまり栗の味はしないけど、きめ細かいあんこ。
皮はどこかパンのような感じもして、食べ応えがある。けっこう好きかも。
いよいよ最後。
僕はその存在を忘れていたのだが、包装を見ただけで、その存在のほか思い出もよみがえった。
たけやチョコまん
各地の他社でもあると思われる、チョコまんじゅうのたけや版。
少なくとも30年くらい前からこの包装だと思う。(Takeyaのロゴは変わっているはず)
皮はチョコレート色で、中身が真っ白な白あん。このコントラストも昔と変わらない。
味は、皮だけがチョコ味なわけで、商品名ほどチョコ味はしない。きめ細かい白あんの中にほのかに皮のチョコの味がするのも、昔と変わらない。
思い出というのは、子どもの頃、町内子ども会の集まりやPTAの茶話会のような、ちょっとしたイベントのお茶菓子の1つとして、このチョコまんがよく出ていたということ。
町のお菓子屋さんに依頼して1人分ずつ袋に詰めたものが配られる形式だったが、チョコまんはその常連だった。価格が手頃で端数調整に向き、和洋折衷で目新しいといった理由だろうか。
「チョコまん」という名にチョコレートたっぷりを期待して食べたら、チョコ味が皮だけで少々がっかりしたのも思い出。
なお、楕円容器の小さいほうのお供えセットは、小型のまんじゅう類が複数個ずつセットされ、計7個。
チョコまん2個、桃山3個と、「ピーナッツチョコ」とかいうのが2個。ピーナッツチョコは古めかしい包装で、これも昔見たような気がした。
たけやには、こういう隠れたロングセラーがほかにもありそう。全貌が把握できないのが惜しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます