聖書日課 デボーションノート
聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。




詩篇 74:1 【マスキール。アサフの詩。】神よ、なぜあなたは 養っておられた羊の群れに怒りの煙をはき 永遠に突き放してしまわれたのですか。
74:2 どうか、御心に留めてください すでにいにしえから御自分のものとし 御自分の嗣業の部族として贖われた会衆を あなたのいます所であったこのシオンの山を。
74:3 永遠の廃虚となったところに足を向けてください。敵は聖所のすべてに災いをもたらしました。
74:4 あなたに刃向かう者は、至聖所の中でほえ猛り 自分たちのしるしをしるしとして立てました。
74:5 彼らが木の茂みの中を 斧を携えて上るのが見えると
74:6 ただちに手斧、まさかりを振るって 彫り物の飾りをすべて打ち壊し
74:7 あなたの聖所に火をかけ 御名の置かれた所を地に引き倒して汚しました。
74:8 「すべて弾圧せねばならない」と心に言って この地にある神の会堂をすべて焼き払いました。
74:9 わたしたちのためのしるしは見えません。今は預言者もいません。いつまで続くのかを知る者もありません。
74:10 神よ、刃向かう者はいつまで嘲るのでしょうか。敵は永久にあなたの御名を侮るのでしょうか。
74:11 なぜ、手を引いてしまわれたのですか 右の御手は、ふところに入れられたまま。
74:12 しかし神よ、いにしえよりのわたしの王よ この地に救いの御業を果たされる方よ。
74:13 あなたは、御力をもって海を分け 大水の上で竜の頭を砕かれました。
74:14 レビヤタンの頭を打ち砕き それを砂漠の民の食糧とされたのもあなたです。
74:15 あなたは、泉や川を開かれましたが 絶えることのない大河の水を涸らされました。
74:16 あなたは、太陽と光を放つ物を備えられました。昼はあなたのもの、そして夜もあなたのものです。
74:17 あなたは、地の境をことごとく定められました。夏と冬を造られたのもあなたです。
74:18 主よ、御心に留めてください、敵が嘲るのを 神を知らぬ民があなたの御名を侮るのを。
74:19 あなたの鳩の魂を獣に渡さないでください。あなたの貧しい人々の命を 永遠に忘れ去らないでください。
74:20 契約を顧みてください。地の暗い隅々には 不法の住みかがひしめいています。
74:21 どうか、虐げられた人が再び辱められることなく 貧しい人、乏しい人が 御名を賛美することができますように。
74:22 神よ、立ち上がり 御自分のために争ってください。神を知らぬ者が絶えずあなたを嘲っているのを 御心に留めてください。
74:23 あなたに刃向かう者のあげる声 あなたに立ち向かう者の常に起こす騒ぎを どうか、決して忘れないでください。

神に敵対する者たちからの迫害や攻撃に対し、主が立ち上がって彼らを退けて下さるように願う、切実な祈りであると言える。
聖所は踏みにじられ、神を畏れ敬う者らにまで迫害の手が及んでいく時、いつまで神はこの状況を放置しておかれるのか、とつぶやきたくもなるだろう。
しかし、主なる神はどんな時にも我々と共にいて下さる。
この世界の全てを創り、我々一人一人もまた、被造物の一つであり、神が創られた命である。
そして、我々こそが真の聖所である、と聖書は語る。
たとえ主の神殿が踏みにじられ、民が迫害されようとも、主を仰ぎ、主に祈り、主の御心に従って歩もうとする者と共に、その中に主はおられる。
この詩篇の作者もまた、切実な祈りを捧げることで、主の名を呼び求めており、主の名前が語られるところに主もおられる。

ローマ10:11 聖書にも、「主を信じる者は、だれも失望することがない」と書いてあります。
10:12 ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、すべての人に同じ主がおられ、御自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。
10:13 「主の名を呼び求める者はだれでも救われる」のです。



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