出エジプト12:11 それを食べるときは、腰帯を締め、靴を履き、杖を手にし、急いで食べる。これが主の過越である。
12:12 その夜、わたしはエジプトの国を巡り、人であれ、家畜であれ、エジプトの国のすべての初子を撃つ。また、エジプト のすべての神々に裁きを行う。わたしは主である。
12:13 あなたたちのいる家に塗った血は、あなたたちのしるしとなる。血を見たならば、わたしはあなたたちを過ぎ越す。わたしがエジプトの国を撃つとき、滅ぼす者の災いはあなたたちに及ばない。
12:14 この日は、あなたたちにとって記念すべき日となる。あなたたちは、この日を主の祭りとして祝い、代々にわたって守るべき不変の定めとして祝わねばならない。
12:15 七日の間、あなたたちは酵母を入れないパンを食べる。まず、祭りの最初の日に家から酵母を取り除く。この日から第七日までの間に酵母入りのパンを食べた者は、すべてイスラエルから断たれる。
12:16 最初の日に聖なる集会を開き、第七日にも聖なる集会を開かねばならない。この両日にはいかなる仕事もしてはならない。ただし、それぞれの食事の用意を除く。これだけは行ってもよい。
12:17 あなたたちは除酵祭を守らねばならない。なぜなら、まさにこの日に、わたしはあなたたちの部隊をエジプトの国から導き出したからである。それゆえ、この日を代々にわたって守るべき不変の定めとして守らねばならない。
主なる神様は、モーセを通して、エジプトから解放された出来事を子々孫々に伝えるべく「過ぎ越しの祭り」を行うように、イスラエルの民に命じます。
そして、このことは、旅の支度をし、急いで出かけることのできる準備を整えた上で行わなければならないものでした。
このことは、かつて、イスラエルの祖先がエジプトから脱出したときは、まさに、着の身着のまま、パンの練り粉にパン種を入れている暇も無いほど、大急ぎで逃げ出したことを思い出すために定められたものであると言えます。
10日目に羊を用意し、14日にほふり、門柱とかもいに血を塗って、それから1週間の間に、イスラエルの全集団が旅立って行ったという事実は、想像するだけでも壮大な出来事であり、きっと大混乱の中、凄まじい勢いで出かけて行ったことであろうと思います。
今ここから1週間ほどで荷物をまとめて旅立っていけと命じられたら、きっと「そんな無茶なことを・・・」と思うでしょう。しかも、行く先は、荒野です。
そんなに慌てて出かけなくても、荒野での生活を考えるなら、アレとコレが必要だし、ましてや、今すぐ出かけるよりも、もっと気候の良いときに・・・などと考えるのが普通ではないでしょうか。
しかし、モーセ率いるイスラエルの民は、神様に命じられるままに、食料の準備すらままならないうちに、そこから旅立って行きました。ただ、エジプトの奴隷から解放されるために。
良く「ダイエットは明日から」などというセリフを聞くことがありますが、自分で変わらなくては、変えていかなくてはいけないと思っていることは、今すぐしなかったら、きっと、いつまでもできないだろうと思います。
特に、神様に示されていることがあるのなら、今日という日に、悔い改めて、主に従って生きて行きたいものですね。
ヘブル3:12 兄弟たち、あなたがたのうちに、信仰のない悪い心を抱いて、生ける神から離れてしまう者がないように注意しなさい。
3:13 あなたがたのうちだれ一人、罪に惑わされてかたくなにならないように、「今日」という日のうちに、日々励まし合いなさい。
3:14 わたしたちは、最初の確信を最後までしっかりと持ち続けるなら、キリストに連なる者となるのです。
3:15 それについては、次のように言われています。「今日、あなたたちが神の声を聞くなら、神に反抗したときのように、心をかたくなにしてはならない。」
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