治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

社会への働きかけだってもちろん大切ですけどね

2011-10-10 20:56:57 | 日記
さて、「まるまるもりもり」さんから米いただきましたよ。

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特別支援学校の親の会の連絡メールでこちらのブログが盛り上がっている事を聞き、昨日からお邪魔させて頂いています。
昨夜、慌てて本屋で花風社から出版されている本を買い集めてきました。まずは読みやすかったので、中田大地君の本から二冊を読了しました。
私は「自閉症はこんな障害です。」と理解をお願いする事で、社会と接点が持てる様になると思っておりました。違いましたね。大間違いです。自分の人生でエキストラでいる必要はない。自分が主役の人生を歩む子にしなくちゃ。
大地君の本に感動しました。これからドンドン読みあさっていきます。
そら豆式のブログを信じて、参考に勉強会をしたりしていたのですが、もうやめようと思います。よそのお子さんでも大切に育むことを大事にしている人から教わろうと思います。

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おおお、養護学校のママランチ、親父たちの飲み会に続き、特別支援学校の親の会の連絡メールまでお騒がせしておりますか。
でもまあ、ありがたいことでございます。
あとはごらんになった方が判断すればいいこと。
最近リミッターはずして発言してるのは(最近じゃないでしょ、って突っ込みもありそうですが)
別に藤居に謝らせるのが目的ではありませんからね。

本当にいいの?
あのブログ当てにしてて。
親としての実績ゼロ、じゃなかった、マイナスだよ。
ABAの人もめーわくがってるみたいよ。

という事実に注意をひきつけたいだけの話なので。

そういえば先ほど帰ってきたら
こんなついーとをいただいていましたが

一日にお二方も「大人買い」のお知らせをくださるなんて
これもまた、ありがたいことです。

私は社会に理解してもらうことも大事なことだと思っていますよ。

でも社会は、理解しないこともある。
理解していても、やりかた誤ることもある。
理解していても、リソースがないこともある。
理解する意欲がないこともある。

わけで

それならば当事者側が持っている能力(みんななんか持ってる)をも
活用したほうが近道でしょ、と思い
それに沿ったラインナップをそろえております。

あとですね

大人買いの際に参考にしていただきたいのですが

この本の中には



「ASDの人は、なんかやることがあったほうが安定する」っていうことが
はっきり書かれています。検証と一緒にね。

それとこの本の中では



二次障害のデパートだった藤家さんが立ち直っていく様子が書いてありますが
これもやはり「なんかやることがあった」ことが大きいのです。
カウンセリングより
作業が本人を安定させたのです。で、就労しちゃいました。

でもまあ、これまでの私と自閉症の変遷をわかっていただくためには




がわかりやすいかと。

「わかってもらおう時代」から「わかってもらうことの限界」に進み

この本やこの本を企画するに至った経緯が書いてあります。



来週末は帯広で、そういう内容でしゃべりますが。

というわけで

花風社初心者のための大人買いガイド(?)でした。

三連休、よく働いたな~私。

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