治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

それぞれの事情

2012-09-17 06:07:11 | 日記
最近美容院に行っても茶髪を勧められなくなってきてありがたい。
世の中的にブームが終わったのか
美容院の人の方針が変わったのか、わからないし興味もない。

私は黒い髪が好きなのだ。

でも人が茶髪にしているのは別に気にならない。
「茶髪やめなよ」なんてお節介はも言わない。
それぞれ好きな色の髪にすればいいと思う。

私自身は「自分は自分、他人は他人」という区別がしっかりしている人なので
自分が何か意見を述べるとき、他人に押しつけているつもりもないし
勝手に押しつけられたと感じる他人が「誤解する人がいるから」等のわけのわからない理由によって
(だって誤解する人の心配までどうして第三者がするのかわからないし。つまり本当は「誤解する人」のせいじゃなく「自分が不快だから」っていうのが理由なんだろうと思っている)
言論統制されることを、大変に侵襲的に感じる。
おそらく猿烏賊騒動って、これだと思う。

私は20代の頃から、女性嫌いになったのだが
女性同士のつきあいが面倒くさくなったのも、これだと思う。

逆に言うと、それがない女性同士のつきあいは面倒くさくないし
相手が男性であろうと「勝手に侵襲的に感じる」人が相手だと面倒くさいよね。
発達障害の世界はその点、トランスジェンダーな感じ。従来の「男性は細かいこと気にせずどーんとしていて心の広い存在」という私の思い込みを崩してくれるキャラに事欠かない世界のようだ。

新刊の御注文のメッセージと一緒に
「浅見さんが本を作ってくれてよかった」というメッセージをいただき
本当にありがたいことだと思いますが

私はいつでも「この世界向かないのではないか」
と思っているし、逆に

「いつでも出て行くつもりでやっている」
のは確かなんですよね。

少なくとも
「みんな茶髪だから茶髪」というメンタリティはない人なので

「最近発達障害の本を読んでも似たような内容ばかり。その点花風社の本は他には載っていない情報が多くて楽しみ」というお声をお聞きすると

「まあ自然だろうな」と思います。

みんなが茶髪のとき、一回も茶髪にしなかった人なのです。私は。

☆☆☆☆☆☆☆☆

ストレート勝ち越しですね。

まあそれ以上に、この場所は本当に楽しみに見ています。

場所前に朝稽古の見学に行った稀勢母仲間のブログ
私もご一緒しようと思ってたんだけど、「提言」を作っていて時間的に無理でした。

先場所の終わり頃、「今後どういう立ち合いをするんだろう」と心配になりましたが
それは素人の私たちより、ご本人の脳みそが答えを出すこと。
神田橋先生の本、長沼先生の本を作った私としては
脳が自発的に答えを出す、っていうのとても納得できます。
自分もそう。
夜ぎゅうぎゅうに考えて寝ると、次の朝、脳みそは答えを用意しているでしょう。

でも答えに至るには試行錯誤がとても必要で
先場所はそういう場所だったんだなと思ったんです。

で、この稀勢母仲間の報告を聞き
三日目くらいまで観察していて

「これは、たしかに稀勢の里最強になるかもしれない」と思いました。

まだ上位陣にどこまで通じるか検証できていないし(特に白鵬・日馬)

三大関が休場していて試せないのが残念ですが

おそらく数場所のうちに綱取りは間違いない、と

そう思うに至りました。

一横綱六大関の時代から

二~三横綱の時代に一気になるかもしれないですね。

というか

試行錯誤って避けて通れないんだな
そして答えってその中から出るもんなんだな

そう思わせてくれる最近の稀勢関です。

残り七日間、精一杯応援しましょう。
今場所は仕事でなかなか足を運べませんが
千秋楽は行きますよ。






え~と、それと私の巡業ですが
もう一件あります。ニキさんと一緒。
10月21日京都です。この日はニキさんの単独講演もあります。
ニキさんの単独講演の次に、私がとても短い単独講演をやらせていただきます。
主催者の方が「自閉っ子のための道徳入門」を気に入ってくださったらしく
あの本について話す時間をいただきました。ありがたいことでございます。

その後対談です。珍しく質疑応答までやります。
アドリブはニキさんしないので、事前の準備が必要ですが。

まあ、わくわくするイベントなのですけど。
京都って、わりと広い範囲からお越しになりやすい場所かと。

その告知を連休明けにMLで流します。

新刊のご案内も一緒に行きますが
御注文いただいた方には返答メールをお送りしていますので
返答メールが来ている方の御注文はすでに通っていますのでご安心ください。

まだお申し込みでない方は

「自閉っ子は二次障害を乗り越えられます」ということを証明するため
ちゅん平さんが人生かけて書いた本。

ぜひお読みくださいませ。