団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

高齢者はテレビに釘付け!?

2021年06月30日 | 老後の生き方

高齢者のアンケート調査で多くの人がテレビを視聴してるという

結果から「高齢者はテレビに釘付け」という記事が掲載されてい

た、その理由としては自らの情報発信の気力が減退し流されるこ

とを好むことに他ならない、そして定年退職を迎え就業しておら

ず自宅にいる機会が多いと書かれていた。

 

果たしてそうだろうか?この調査ではインターネットの利用率は

4割程度である、必ずしもテレビに釘付けとはいえない気がする、

私自身テレビは好むし現役時代より視聴する機会は多い、しかし

それ以上にインターネットを利用する方が多い。

 

実際ブログを始めてる高齢者は思いのほか多い、自分の経験や哲

学、趣味についてブログを通じて発信している、さらにいち早く

世の中の出来事や動きを知る、趣味娯楽に関する情報を得るのも

テレビよりネットのほうが早いことがある、そう考えると「高齢

者はテレビに釘付け」というのは、ある一面を捉えての発信のよ

うな気がしてならない。


スマホの電話帳を整理するなかで

2021年06月29日 | 生き方

母が亡くなって1年3ヵ月、実家も解体し不動産業者に売却、近

所、母の友人、かかりつけ医の挨拶も終わった、そろそろスマホ

の電話帳を整理しようと思った、会社関係、親戚、病院、銀行、

市役所、年金事務所、法務局、ケアマネージャー、介護有料老人

ホーム、母の友人、近所、不動産業者、数えてみるとかなりの件

数である。

 

10年前に定年退職したとき私の電話帳の登録件数は400件だっ

た、会社関係が多かったが毎年少しづつ消去していった、定年後

会うこともなく、今後も会う予定のない人は消去していった、そ

して昨年3月母の他界、実家の処分は故郷への別れでもあった。

 

母に関連した電話帳のなかで今はどうしても消去できない人が

た、3年前母が認知症になったときにホームの紹介、入居をため

らう母を説得してくれたケアマネージャー、そして亡くなまで

母に寄り添ってくれた有料老人ホームのスタッフ、今だ感謝し

てる、そんな出会いがあったことを大切にしたいし、それが母と

の最期の思い出でもある。


何事もなかった日こそ感謝したい

2021年06月28日 | 生き方

若い時は変化を好み、昨日と同じ今日、今日と同じ明日など退屈で

耐えられないと思ったものである、また自分が健康で若ければ病気

や老いをわがごととして意識することなどない。

 

健康な時は健康について考えられない、失われて初めて健康のあり

がたさがわかるもの、私たちはなぜか「なにもない」ことを嫌う、

それでも感性を張っていれば、どんなに生産性のない一日でも楽し

いと感じられることはあるものである。

 

実際幸せは楽しさや面白さではない、むしろその逆でなんの変哲も

ない日々の生活のなかにしかない、現実の幸せとはそういうものか

もしれない、 だからこそ何事もなかった日こそ最高の一日と思い感

謝したい。


老後の「きょうだいリスク」はなぜ起こるか?

2021年06月27日 | きょうだい

同じ家に生まれたきょうだいでも進む道はそれぞれ、齢を重ねる

につれて生き方や価値観の違いが大きくなるなか、親の老いとと

もに介護や相続という問題が生じてくる。

 

 

さらに収入や金銭感覚の差などお金をめぐる問題できょうだいが

もめるケースがある、特に「親の介護を誰にするか」は深刻な問

題である、そしてきょうだいの争いの火種として挙げられるのは

お金の貸し借り、遺産相続、親の介護である。

 

 

例えば姉が妹に100万円貸したが返ってこない、年金月に5万

円でも返して欲しい旨の葉書を出したが返事がない

(70歳主婦)

 

二人姉妹で妹は母の介護もノータッチ、妹は結婚以来夫の影響で

人格が変わってしまった、今では絶縁状態

(58歳パート)

 

が認知症の母に書かせた遺言書を怪しく思ったけど揉めたくな

から従った、それなのに形見分けも法要の通知も一切ない

(6歳主婦)等、お金、相続、介護の事例であるが現実はもっ

とドロドロとした問題が年々増えてるという。

 

 

この「きょうだいリスク」の問題点を考えると昔どんなに仲がよ

かったきょうだいでも違う人生を歩むうちに物の見方や考え方も

違ってくる、悲しいことにきょうだいよりも自分、そして今いる

家族のほうが大切になることがきょうだいのもめごとが起こる要

因かもしれない。


人生の後悔について考える

2021年06月26日 | 生き方

怒り、不安、恐怖,悲しみといったネガティブな感情のなかでも

経験する頻度が多い感情が後悔だと言われてる、もし違う選択を

ていたらもっとよい現在があったのではないかと人生のなかで

わなかった人はいないだろう、私自身もそんな局面が何度もあ

った。

 

後悔には〇〇しなければよかったという後悔と▲▲すればよかった

という後悔にわけられる、最近のことをふりかえるときは行ったこ

とを後悔、長い人生を振り返るときは行わなかったことを後悔する

傾向があるという。

 

例えばある本に掲載されてた末期のがん患者が死ぬ間際に感じた人

生の後悔として、自分のやりたいことをやらなかったこと、健康を

大切にしなかったこと、仕事ばかりで趣味に時間をさかなかったこ

と、会いたい人に会っておかなかったこと、いずれも行わなかった

ことを後悔してる事例である、そう考えると結果はどうあれ残りの

人生思い残すことがないよう日々送りたいものである。


夫婦でも言わなきゃ気持ちは伝わらない

2021年06月25日 | 夫婦

夫婦は空気なようなもの常にそばにいて当たり前、ある日突然

いなくなったら、そんなこと普段は考えない、老後に配偶者を

った人の話を聞くと当たり前のことだが留守でいないのと亡

なっていないのでは全く違う、生きてる時にもっと感謝の心

伝えればよかったと後悔することがあるという。

 

 

私自身、現役時代は妻が料理、掃除、洗濯、子育てするのが当

たり前だと思っていた、でも定年後は夫婦で一緒にいる時間が

多い、同じ生活パターンだと妻のストレスが多くなるのは当然

の気がする、そこで私自身定年後心がけているのは家事の分担

である、そのなかで夕食の準備を現在1週間の交替制にしたこ

と、風呂やトイレ掃除をすることで妻の負担をいくらかでも軽

減したと思っている。

 

 

そして一番はなんといっても感謝の気持ち「ありがとう」「ご

くろうさん」の言葉をお互い言うことである、夫婦だから言わ

なくてもわかるというのは違うと思う、言わなきゃわからない

し、気持ちは伝わらない、小さな感謝が夫婦関係を和らげるこ

とは確かである。

 


犬は話さないけど何かを伝えようとしている

2021年06月24日 | 動物

私は犬を飼っていないけど犬の話を聞いたり犬に関する本を読ん

だりすることが好きだ、犬の命は短い、たった15年、そんな犬

の生き方になぜか興味がある。

 

犬は人間が寂しい時、無類の友になってくれるという、例えば仕

事で疲れて帰ってきて車庫に車を入れたと同時に、玄関で迎えて

くれる、家族は誰一人出てこないのに愛犬は毎日出迎えてくれる、

だから愛犬が亡くなったときの喪失感は計り知れないものだった

という。

 

また作家の遠藤周作氏はエッセイのなかで犬は主人が病気の時な

んとかか治療しようとしてくれるもので、こちらの鼻をしきりに

舐めてくれるという、それは鼻が濡れてないと病気だからという

犬ならではの治療方法らしい。

 

犬は言葉を話さない、話さないのに常に何かを伝えようとしてい

る、こちらは言葉により確認し、少しずつ接近し、硬い友情を築

く事が可能になる、だから人間に愛されるのかもしれない。


晩年の母の心の中は

2021年06月23日 | 

母が亡くなって1年3ヵ月が過ぎた、10年前父が亡くなってか

ら母は実家でひとり暮らし、それから毎朝安否確認の電話、新幹

線で月2回訪問、緑内障の治療で大学病院に付き添い、さらにか

かりつけ医に付き添い、買い物、掃除、昼食、夕食の用意、3年

前認知症で施設に入居するまで続けた、その後は実家の掃除、施

設への訪問、大腸がんに罹患し入院、そして亡くなるまで実家訪

問は続いた。

 

ふりかえってみると10年前定年退職してから最後の親子の10

間、母にしてみると自分のことを気にかけてくれる、見守られ

てるということが生きる力になったかもしれない、私自身もやる

べきことはやった、思い残すことはないと思っている、ただ晩年

の母は90歳を超え身体が思うように動かない、本当は息子に料

理を作ってもらうより、自分が息子の好物を作ってふるまいたか

ったのでは?もしかしたら「してもらう」でなく「してあげる」

ことに生きがいを見つけたかったのではと最近思う時がある。


人間関係は永遠の問題

2021年06月22日 | 人間関係

人間関係についてどう思うかと聞いてみると、たいがいの人は

面倒で煩わしいことがあると答える、中には全く悩んだことが

ないという人もいるが、そんなに多くはない。

 

学校、職場、近所、家庭、色んな場面での人間関係、実際人間

関係は難しい、こっちが善意でしたことが相手に通じない、通

じないどころか悪意にとられることだってある。

 

また気がすすまないのに相手が熱心に誘う、いやいやながらの

お付き合い、それでも厭だといいながら現実の人間関係はうま

く立ち回らないと生きていけない、悩みのタネはつきない、そ

う考えると人間関係は永遠の問題だといえる。


老後のつながりは人それぞれ

2021年06月21日 | 人間関係

嫌われたくない、好かれたい、誰かとつながっていたい、誰もが

思うことかもしれない、ただ私自身はつかづ離れずの関係がいい、

相手との距離感を保ち、相手の人生に過度に立ち入らず、相手が

言いたくなさそうなことは聞かない。

 

節度と抑制のきいたほどよい関係、苦手だなあと思ったらそれをし

っかりと認めて相手の考え方に影響を受けない、自分の考えも相手

におしつけない、そういう距離をおいたつきあいがあってもいい。



現役時代同様「群れ」を好む人もいるだろう、しかし、ネットによ

て多くの人がつなっがっている今、「孤独」の定義も変わってき

てることも確かである。

 

ネットには現実社会における日常のストレスを緩和するメリットが

ある、人間はいろいろなタイプがある、特に老後の「つながり」

人それぞれ違った価値観があって当然だと思う。