ひとり暮らしの母は93歳、父が亡くなってひとり暮らしになり
もうすぐ7年になる、父が生きてる時は同じ時間と空間にいたの
で自分をさしおいても父の気分や都合を優先した生活サイクルが
身に付いていた。
今はひとりで時間と空間をコントロールでき、何をするにも、誰
にも許可はいらないし、遠慮もいらない、このことは母にとって
大切な事だと思っている。
満足度の高いひとり暮らしの条件とは、自由勝手気ままに暮らせ
ること、信頼できる同世代の友人が2~3人いてたまに話ができ
ること、住み慣れた土地に住んでること、と言われてるがそうい
う意味ではこの条件に母の場合、合致している。
しかし健康面では93歳という年齢は身体のあちこちに不具合が
出てくる、以前は当たり前だった歩ける、眼が見える、耳が聞こ
えるが思いどうりに行かない、自由であるが身体がついていかな
い、それでも食欲があることが救いである、息子である私と弟が
交互に実家を定期的に訪問してるものの果たして母は幸せなんだ
ろうか?と思ったりする。