家族だからきょうだいだからといってもお互いのことを何もか
も知ってるわけではない、一緒に暮らしているときはあまり意
識しないけど離れていると何も知らなかったと気づかされるこ
とがあるものだ。
同じ家に生まれたきょうだいでも進む道はそれぞれ、昔どんな
に仲のよかったきょうだいでも違う人生を歩むうちに物の見方
や考え方が違ってくる。
進学、就職、結婚、取り巻く環境がそれぞれ違えば生き方や価
値観が違ってくるのは当然かもしれない、私にも10歳下の弟
が一人いるけど成人してからは疎遠になりがち、たまに会って
も気を遣い話が続かないことがある、それでも認知症とがんと
闘いながら1年前に95歳で亡くなった母への思いは同じであ
った、もうすぐ1周忌、弟と打ち合わせしてると、やはりきょ
うだいのつながりを感じる瞬間があるものである。