2011年4月25日14時14分アサヒコム
殴る、蹴る、暴言を吐く。被災地で、震災や長引く避難生活によって子どもたちが精神的に追い込まれている。子どものストレスのサインにはいろいろあるが、その一つが攻撃的な言動だ。周囲の大人は戸惑うことも多いが、どんなことに気をつければよいのか。 宮城県南三陸町の住民が暮らす避難所。小学校低学年の女児3人が、ボランティアで訪れた男子高校生(17)の足を蹴り始めた。 靴を履いたまま、すねを強く蹴り上げる。「痛いよ、やめて」。高校生が言っても止まらない。その後も、首を絞めたり、ズボンを引っ張ったり。高校生は「こんなことは初めて」と戸惑いを見せた。 被災地で子どもの遊び相手をしている支援団体は、こうした子どもの変化に気付きやすい。 「最初に会った時は、子どもたちはもう、全身ストレスの塊でしたよ」。3月中旬から岩手県大槌町で子どもの支援活動をしているNPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」の吉田祥平さん(22)は言う。 サッカーをしようとボールを渡すと、力いっぱい蹴ってパスにならない。「ぶっ殺す!」と叫ぶ。かみつく。新しいボランティアメンバーが来ると「まず蹴られる」状態だった。 この団体は、町内3カ所の避難所で子どもの遊び相手をしたり勉強をみたりしているが、こうした暴力的な子どもは、そのうち1カ所に偏っていたという。周囲に自然が少なく、遊ぶスペースもない場所だった。 遊び相手を始めて2週間ほどたった頃から、ぐんと暴力が減ったという。「自分の欲求を抑えきれないということが少なくなった気がします」と吉田さん。自分より小さい子どもの面倒を見る子も出てきた。 災害時のストレスに詳しい藤森和美・武蔵野大学教授(臨床心理学)は「避難生活で不安が高まった時、その力が内向きに働く人は落ち込み、外向きに働く人は攻撃的になる」と解説する。子どもは大人より自制がきかず言動に出やすい。 大人の不安やいら立ちを無意識にまねている可能性もあるという。「愛や思いやりは伝染しにくいが、怒りはうつりやすい」。暴力は、もっと構ってほしいというサインでもある。 大人はどう対応すればよいのか。藤森教授は「まずは暴力はいけないときちんと注意することが必要。子どもは人目を気にするので、一人だけ呼んで『さっき蹴られたの、痛かったよ。イライラしちゃうのかな?』などと声をかけると良い」と助言する。 生活のリズムが整って秩序ができはじめると、自然と落ち着くこともあるという。』
子供達の避難所生活での強いストレスを感じているからと思います。思うままに自由に遊べず東日本大震災の恐ろしさを子供達の小さい胸で体験し感じ取った結果では有りませんか。避難所生活で大人にばかりに囲まれて、大人の顔色ばかり伺い、子供らしい素直な気持ちも失い自分の思っていること自由に言えずに子供なりに我慢を強いられ精神的にも疲れているのだと思います。「サッカーをしようとボールを渡すと、力いっぱい蹴ってパスにならない。「ぶっ殺す!」と叫ぶ。かみつく。新しいボランティアメンバーが来ると「まず蹴られる」状態なのは子供達の強いストレスを受けている現実の心からの叫び図思います。外でボランティアメンバーの皆さんと元気で遊べる日が来ないものでしょうか。子供達同志が元気な声で遊べ、サッカーやのびのび運動が出来るように東京電力の福島第一原子力発電所放射線物質漏れを政府は日本の科学者の智恵と科学技術力で止めて欲しいと思います。避難所生活を強いられストレスに苛まれている子供達の為でも有ると思います。大人は、子供達の目線にたって、子供達と触れ合って下さい。
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