引退から2ヵ月「維新」松井一郎がある会社の社長に就任していた…!
橋下徹氏とともに「維新」の創立者だった松井一郎氏が、大阪市長の任期を終えて政界を引退してから2ヵ月あまり。いったい何をしているのか。本人が出演したメディアでは「孫の世話をしていまして」と嘯くのみだ。
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気になる事業内容は
だが本誌は、松井氏が引退直後の4月18日、「関西メディカルサービス」なる企業の社長に復帰していた事実をつかんだ。
松井氏の地元・大阪府八尾市所在の医療関連会社だ。この会社は'94年に松井氏が創業した会社だが、'03年春に大阪府議になってからも社長業を続け、'10年7月に辞任している。実に13年ぶりの復帰だ。
松井氏の復帰前から、この会社は大きな事業に乗り出している。
八尾市の幹線道路沿いの3800平米の広大な敷地には、2年前まで社会医療法人・医真会傘下のリハビリテーション病院が建っていた。土地と建物を貸していたのは同社だったが、いまは更地となり、ホームセンターの東証プライム上場「コーナン商事」が店舗を建設中だ。
飛び交う疑惑の声
「松井さんの会社は、いわば大家。安定した医療法人から上場企業に乗り換えた。松井さんの不動産の腕はなかなかのもんや。普通の業者じゃ、こんなええ店子ばっかりみつからへん」(松井氏の数十年来の友人)
ただし、もとの医真会は幹部が関西メディカルサービスの役員を務めていたようで、松井氏が府議時代、傘下病院が社会医療法人の認定を受けている。コーナン商事も松井氏が知事時代に感謝状を渡している関係だ。
松井氏の会社とコーナン側が貸借権の仮登記を締結したのは今年4月6日、松井氏の大阪市長任期満了の日だった。あまりに手際のいいタイミングでの「乗り換え」は憶測を招きかねない。
コーナン商事と医真会は本誌の取材に回答しなかった。
松井氏は「今は民間人ですので、民間のビジネスに関してはお答えする義務はございません。大阪府、大阪市関連の事につきましては、府・市にお問い合わせください。なお、知事、市長在任中、違法な行為はしておりません」と素っ気ない回答だった。
決して呑気な日常というわけではなさそうだ。
「週刊現代」2023年6月24日号より
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