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越後妻有 大地の芸術祭2018に参加して 5

2018年08月08日 21時24分27秒 | わたしごと
7.あれこれと考えたこと
 ① 信濃川支流(どこか忘れてしまった)の、水の流れが淀んでいるところ。水面に無数の波紋が見える。魚も見えない。ガスでも発生しているのかなとも思ったが、泡も気泡も見えない。近くに止まっていた車の運転手さんに聞くと、あれは「水切り虫」といって、大量に発生している。形はアメーバみたいな形のものだと答えてくれた。しかし、さっそくネットで「水切り虫」を検索してみたのだが、一件もひっかかることがなかった。調べている最中。
 ② 蛇行している川の、「でっぱり」部分を本流から切り取って、そこには田んぼを。そしてくびれた部分をつなぐことを、瀬替えというのだそうだ。信濃川では、この瀬替えが、いたるところで行われていた。これも興味ある。
 ③ 松之山温泉は、有馬、草津と並んで、日本三大薬湯のひとつだ。宿の湯をなめてみたが、塩からい。戦後の一時期、塩の採取も行われていたこともあったようだ。有馬温泉と同じく、ここは火山がないのに、90度もの高温の湯が出るのか。これは、地殻の変動により、閉じ込められた1200万年前の海水が、マグマによって温められて、地層の隙間から湧出する温泉だという。「ジオプレッシャー型温泉」という珍しい温泉だとのこと。地熱発電も実験されているとのこと。
 有馬温泉は、海水が長い時間をかけて、プレートの間に入り、温められ、鉄の鉱脈を通って地表に表れるのとは、また違った温泉だ。これも興味深い。
 ④ 十日町の公民館で、「ニューモラル」の月刊誌が平積みされていた。何にでも感謝の気持ちを、心遣いを。そんな徳目満載のフリーペーパーだ。社会の事象の根源から目をそむけ、ひたすら「感謝」だ。
 588号は「次の人のこと」を考える、が特集。なくなった火箸の話、環境問題は1人1人の「思いやり」から,代を重ねて続けられた植林の話。
 真面目な人ほど、心酔してしまうのだろうなあ。
 けっして怒らず感謝を持ち続けなさい。社会から目をそむけさせる、麻薬のように体制順応、従順者養成雑誌だ。
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