「ローマの教室」
やっと昨日、観ることができました。
保身にあくせくしながらも、徐々に生徒を愛していくことに目覚めていく女性校長。学校に、生徒に、そして自分にも見切りをつけて自殺まで考えるまでになった美術史教師に、教え子からのちょっとした光明。ひたすらまっすぐに生徒に向き合いながらも、思い通りにならない教室で、悪戦苦闘しながらも成長していく国語の青年教師。
その三者が交錯しながら、物語は展開していきます。
後半は、絡み合ったものが、だんだんとほぐれて明るいトーンになっていくのですが、その部分がやはり淡白かなと。
なにが人を変えるのか、それを描く、いや解明することは、虚構の世界でも、またどの国も問うことなく難しいようですね。
観賞後、爽やかな気分になれるのは、作品が成功した証。
ハウツーを得ようと考えて訪れたかたには、期待外れでした。まあ、あまりいないでしょうが。
岩波ホールの永い存続も願いながら。
やっと昨日、観ることができました。
保身にあくせくしながらも、徐々に生徒を愛していくことに目覚めていく女性校長。学校に、生徒に、そして自分にも見切りをつけて自殺まで考えるまでになった美術史教師に、教え子からのちょっとした光明。ひたすらまっすぐに生徒に向き合いながらも、思い通りにならない教室で、悪戦苦闘しながらも成長していく国語の青年教師。
その三者が交錯しながら、物語は展開していきます。
後半は、絡み合ったものが、だんだんとほぐれて明るいトーンになっていくのですが、その部分がやはり淡白かなと。
なにが人を変えるのか、それを描く、いや解明することは、虚構の世界でも、またどの国も問うことなく難しいようですね。
観賞後、爽やかな気分になれるのは、作品が成功した証。
ハウツーを得ようと考えて訪れたかたには、期待外れでした。まあ、あまりいないでしょうが。
岩波ホールの永い存続も願いながら。