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こんな人物に翻弄されたくない

2010年03月16日 22時48分16秒 | あれこれと
どこの職場にも、本人には告げることはしないで、陰で、つまり本人のいないところで、あることないことを言いふらす人はいるようです。

私の経験でも、いくつか渡り歩いた職場には、必ずといってよいほど、一人は、そんな人がいました。(現在も、です)

そして、そんな人ほど、自分のことは客観的に見ることができない、自分を変えようとしない、謝ることができない人なのです。

回り回って、自分に対する「噂」が入ってきて、そのときは憤慨するものなのですが、最近では、「こんなくだらない人物のために、いやな気分になるのは、かえって損だ」と考えることにしています。

と、今日体験したことからたどりついた結論。
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今野敏「隠蔽捜査」

2010年03月16日 22時12分36秒 | こんな本を読みました
最初、山本周五郎賞をとった「果断」を読むつもりでしたが、これは本書のパート2であることを知り、こちらから読むことにしました。

新潮文庫、590円。

殺人事件が三件も起こりながら、その捜査や犯人捜しで展開する小説でなかったことに、まず驚きました。
どちらかと言うと、「企業小説」のような、組織内部の、どろどろとした人間模様の小説といったほうがいいかもしれません。

警察の失態を「もみ消そう」とする勢力と、不正は堂々と認めることこそ、警察の権威を高めるのだとする主人公との確執。それが、家族の不祥事とからめて、物語を簡単には進ませない面白さがあります。

小説では、主人公の爽快な「勝利」に終わるのですが、きっと現実では「もみ消す」方が、現在の警察の実体だろうなと思いました。
だから、読んだ方はすっきりするのかもしれません。

また、この小説は「男の生き方(ロマン)」「キャリアのあり方」のような、どちらかというと「男性中心」の世界が主であるとも思えます。
女性が読んだら、「ちょっと白けてしまう」「女性が描かれていない」といった不満が出てくることでしょう。

ただ、この点については、彼の作品を初めて読む私にとっては、迂闊な印象なのかもしれません。
この後「果断」も読むつもりですから、あらためて評することにしましょう。

推理小説のジャンルではありませんでしたが、展開が楽しみで、一気に読ませるものでした。
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