正さん日記

世の中思いにつれて

川内原発再稼働へ、避難計画などは後回し

2014-11-09 15:03:49 | 政治

 鹿児島県の九州電力川内原発の再稼働が事実上決まった。11月7日鹿児島県議会が川内原発1,2号機再稼働の賛成と反対の陳情について、臨時議会本会議で採決の結果、賛成の陳情を可決したことを受けて、同日午後、伊藤祐一知事が同意した。この結果、地元同意の手続きが事実上完了し、再稼働が決まる。

 2011年3月の東京電力福島第一原発事故を教訓にした新規制基準の下、全国54基の原発で再稼働するのは初めてだ。ただ、これから原子力規制委員会の審査が残っており、再稼働は年明け以降になるようだ。

 ただ、伊藤知事は、同意した理由について、万が一の場合には政府が責任を果たすこと、原子力委員会審査の信頼性、周辺自治体が同意していることなどを上げているが、一方で、事故が起きた場合の避難計画については未知数であり、さらに周辺30K圏内自治体の同意が図られていないことなど重要課題を残している。

 政府は、川内原発再稼働を契機に、他の原発についても再稼働する方針を進めていくようだが、福島原発事故の後処理が多岐にわたり滞っている中で、福島事故後、原発が稼働して無くても電力は賄われていることや、再生可能エネルギーの普及、国民の節電意識の高揚など、危険な原発に頼らないで済む状況が生まれており、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」式の原発再稼働については大きな問題がある。「関連:7月17日

 

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