正さん日記

世の中思いにつれて

ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍の反攻入り言明。プーチン大統領も認める

2023-06-11 10:45:12 | 世界

 ウクライナ南部ヘルソン州のノバカホウカダムの決壊により、ロシア、ウクライナ両国の支配地域で死者がでている中で、危惧されているのがザポリージャ原発への冷却水の供給だが、国際原子力機関(IAEA)は、今のところ支障がないとしている。

 一方で、このダム決壊が戦況に与える影響は、ウクライナ軍のヘルソン、ザポリージャなど南部への反攻にとって大きなマイナス要因になったことは間違いないようだ。

 そのような中で、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ軍が反抗に入ったことを認め、ロシア軍がこれを阻止しており、ウクライナの反攻は成果を上げていないと述べた。

 反面、ロシアの軍備は近代化が遅れていると珍しく弱気の発言をする傍ら、これを補うべくロシア国内の軍事産業は手をこまねいていないと強気の発言も忘れなかった。

 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、初めてウクライナ軍が反抗に入ったことを言明し、このことをプーチン大統領に知らせて欲しいと自信を込めた表情で述べた。

 ただ、ウクライナ軍の反攻はまだ緒に就いたばかりで,兵力数も戦車、航空機などの軍備もこれから本番に入る段階のようだ。

 ウクライナは、これまで反攻に入る様相を見せていながら、実際にはロシアに対する無言の圧力を掛ける神経戦を進めてきたが、ゼレンスキー大統領の宣言とも取れる発言で、いよいよ本格的に国土の15%に当たるロシアに支配されている領土奪還に大きく歩を進めた。

 ゼレンスキー大統領は、領土奪還は、2014年にロシアに奪われたクリミア半島も含めているとしているが、この反攻で成果を上げ、最終的に有利な形で停戦合意に持ち込みたいのではなかろうか。「関連:6月9日

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