アメリカの情報によると、沈黙作戦を続けてきたウクライナが遂に反抗に移ったと報じた。
しかし、ウクライナはこの情報を否定し、あくまでも沈黙作戦を続けロシアに心理的な圧迫を加えているようだ。
一方、ウクライナ南部のヘルソン州のノバカホウカダムの決壊で親ロシア派の地域で複数人の死者が出たと報じられた。
また、ウクライナ地域でも死者が出ており、今後、両派地域でさらに被害が広がることが懸念される。
このダムの決壊により、ウクライナの反攻の出鼻が挫かれたとする見方がある一方、ロシア側でもウクライナ南部からクリミア半島へのルートが閉ざされるなど痛手は大きいようだ。
そのため、ダムを決壊させたのはロシアかウクライナのどちらなのか見方が分かれている。
ロシアのプーチン大統領は、当然、ウクライナの仕業だと述べ、国際戦争犯罪だと言い放った。ウクライナのゼンレンスキー大統領は、ロシアがやったとプーチン大統領を批判した。
これに対し、アメリカの情報機関は、ロシアがやったことは間違いないと断じた。
このダムはロシアが侵攻以後ずっと実効支配しており、外部からの攻撃で破壊することは困難で、内部から爆破させたと見る方が、物理的に説明がつくとしている。
ただ、ダムの決壊でもっとも深刻な影響を被るのは親ロシア地域住民であり、それを承知でロシアがやる筈はないという見方がある。
しかし、今までのプーチン大統領の所業をみれば、味方でも容赦なく見捨て、多くのウクライナのインフラを破壊してきたことから考えると、ロシアがウクライナの反攻を食い止める一環として、味方の犠牲を顧みず暴挙に走ったと見る方が、的を得ているものと思われる。
トルコのエルドアン大統領が仲介に入り、国連と共に検証を行うことを提唱しているが、早く真実を明らかにすることが極めて重要になっている。「関連:6月8日」
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