正さん日記

世の中思いにつれて

アメリカの民間潜水艇、水圧で破裂か。破片発見、5人の乗員の死亡確定的に

2023-06-23 14:17:46 | 世界

 懸命に救助活動を続けていたアメリカの民間潜水艇「タイタン」が破裂したことが分かり、乗艇していた5人の死亡が確定的になった。

 オーシャンゲート社所有の「タイタン」は同社のCEOが操縦し、6月18日、ツアー基地セントジョーンズから740キロメートル先で119年前に遭難したイギリスの豪華客船「タイタニック号」の残骸を探査するため、水深3800メートルへの潜水を目指していた。

 しかし、18日、潜水艇からの通信が途絶え、アメリカ、カナダの海上警備隊が無人探査機などで捜索をしていたところ、時折、海中から音のようなものが聞こえ、「タイタン」からの音信かも知れないと注目された。

 「タイタン」には、乗員5人分の酸素96時間分が装備されていたが、それが昨日に時間切れになっていた。

 ところが、日本時間の今朝アメリカの沿岸警備隊は、「タイタニック号」の残骸からおよそ500メートル離れた地点で、「タイタン」の船体の一部を発見したと発表、オーシャンゲート社は「5人全員が亡くなったとみられる」とする声明を発表した。

 乗員は、操縦していたと思われるオーシャンゲート社CEOの他、イギリスの富豪、フランスの探検家、パキスタンの富豪親子5人が乗っていた。

 このツアーは1人3500万円と言う大金が必要だった。しかし、世界には水深4000メートルまで潜れる潜水艇は10台しかない中で、「タイタン」は、潜水艇の基準を満たしていなかったとする説がある。

 材質については、潜水艇としては危険とされる可燃性物質が用いられており、窓の強度も水深1300メートルの水圧をクリアーするのは精いっぱいだったとするとんでもない見方があるようだ。

 それが本当だとすると、宇宙より未知とされる4000メートルの海底を目指し、高額の料金で客を乗せて潜水に挑んだ「タイタン」は正に言語道断、無謀のそしりを免れない。

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