正さん日記

世の中思いにつれて

今日未明、東北地方で2ヶ月連続の震度6

2008-07-24 13:00:30 | 社会
 今日午前0時26分ごろ東北地方にM6.8の大地震が発生、岩手県の太平洋側北部で震度6強を記録した。震度5弱以上の地震は今年に入って7回目で、東北地方ではわずか約1か月の間に2回目の震度6となった。
 今回の地震は、先の岩手・宮城内陸地震と同じ陸地の直下型地震だったが、震源の深さが先の地震の8Kと異なり108Kと深かったため、地震を感じた地域は、関西方面までとかなり広範囲だった。
 そのため、先の岩手・宮城内陸地震で場所によっては有効だった「緊急地震速報」は、今回は震源が深かったため機械に記憶がなく、機能しなかったとのことだ。
 
 また、今回の地震は広範囲だったが、性格的に揺れの程度は近隣地で激震ではなく、山岳地帯や、平野でも家屋の損壊など被害も前回と比べ軽く済んだようだ。
 そうはいっても、岩手県宮古市によると、同市花原市(けばらいち)付近の国道106号で落石があり、片側通行になっている。さらに市内数か所で落石の情報がある。岩泉町では、落石や倒木により県道宮古岩泉線が全通行止めとなった。
 青森県八戸消防本部に入った情報によると、八戸市類家の8階建てマンションから出火、一室を焼いて鎮火したという。
 
 けが人も岩手、青森、宮城の3県で113名、重傷者は13名(NHK・正午N)いるものの、今のところ死者の報告はない。真夜中に起こった地震のため、けが人の多くは家の中で、テレビなどの家財が飛んできたり、ポットの熱湯を被ってやけどしたり、家から脱出を図って転倒したりしてけがをしたようだ。
 家屋内でのけが人が多かったことは、前々から言われている家具の固定化や、安全スペースの確保、逃げ口を決めておくことなど、今後の地震対策を確かなものにするための警鐘となった。

 東北地方では震度5弱以上の地震が頻発しているが、今月19日には福島県沖を震源とする地震があり、津波注意報が出たばかりだった。
 6月14日に起こった岩手・宮城内陸地震(震源の深さ8K)、7月19日の福島県沖の地震(10K)とでは震源の深さが異なっているため、関連性は薄いとみられるが、相次ぐ地震に地域の住民は不安を募らせている。
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