正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

NHKラジオ第2「食べるということ ~ 民族と食の文化~」ー地産地消の大切さと食糧自給率ー小泉武夫

2012-02-07 | 食事教育
2012.2.5朝英語の勉強をしようとNHKラジオ第2 文化番組を聞いたら、「こころをよむ」「地産地消の大切さと食料自給率」小泉武夫さんのお話が始まりました。

こころをよむ|NHKラジオ第2 文化番組
NHKラジオ第2放送の「こころをよむ」を紹介しています。

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テーマ :「食べるということ ~ 民族と食の文化~」
2012年1月~3月

講師 : 小泉武夫(東京農業大学名誉教授)「食文化は国の歴史であり、財産である」という小泉氏が、日本人の食の変化(伝統食を口にする回数が減ったことや、噛む回数が減ったことなど)とともに変わってきた日本人の心について語る。例えば、集中力がなくなった・キレやすくなった・・・など、近年、着目されている心の問題にはミネラル不足という食の問題も関係しているという。実際、小泉氏の研究によれば、昭和の初め頃と現代の食事を比べた場合、海藻などのミネラルの摂取量は4分の1ほどに下がっており、一方、肉などの動物性タンパク質の摂取量は4倍に上がっているという。
そこで今回は、この身近な「食」から「心」を考えたい。出演は日本全国の食はもちろん、世界の食にも造詣が深い小泉氏で、様々な角度から日本人の食生活を再考して頂く。そして、特に伝統食に込められた知恵や工夫、健康を促す力を見直すとともに奥深い日本食の世界を、ひいては日本人の本質を考えたい。

<内容>
◆食育の先に見えるもの
食育は知育・徳育・体育の土台であり、子供だけの問題ではない。変わり行く社会情勢に翻弄されがちな大人にも大切な「心づくり」を踏まえた食育を通して、心豊かな暮らしと長寿を考える。

◆心をつくる食事学
古くから日本人が親しんで来た食は、根菜・菜っ葉・青果(果物)・山菜・豆・海藻・米(麦)・魚などである。これらの摂取バランスが大きく変化した戦前と戦後の比較などから食と心を考える。

◆日本人の飲酒観
人は酒で喜びを膨らませたり、悲しみを紛らせたりする。このように酒は昔から人々の心の友でもあった。
そんな酒と日本人の関係から、日本人ならではの物事の捉え方・感じ方・センスなどを考える。

2012年1月~3月の放送予定

放送日 再放送日 内容
第1回 1/8 1/15 民族と食の文化~食育の先に見えるもの(1)
第2回 1/15 1/22 民族と食の文化~こころをつくる食事学(2)
第3回 1/22 1/29 民族と食の文化~食の遺伝子ー日本型食文化の大切さ(3)
第4回 1/29 2/5 民族と食の文化~日本人の飲酒観(4)
第5回 2/5 2/12 民族と食の文化~地産地消の大切さと食糧自給率(5)
第6回 2/12 2/19 民族と食の文化~食を通じ心を養う「作法」と「道」(6)
第7回 2/19 2/26 民族と食の文化~平均寿命を考える(7)
第8回 2/26 3/4 民族と食の文化~発酵食品と老化の防止(8)
第9回 3/4 3/11 民族と食の文化~「免疫」と心と体(9)
第10回 3/11 3/18 民族と食の文化~魚と肉に見る日本の食文化(10)
第11回 3/18 3/25 民族と食の文化~大豆を食べよう(11)
第12回 3/25 4/1 民族と食の文化~賢者の非常食(12)

小泉 武夫(こいずみ たけお)
・1943年、福島県の酒造家に生まれる。東京農業大学農学部醸造科卒業。農学博士。
・東京農業大学教授などを経て、現在、同大学名誉教授。及び、鹿児島大学、別府大学、琉球大学、広島大学大学院、新潟薬科大学の客員教授。専門は醸造学、発酵学、食文化論。
・食に関する、あらゆる分析や提言でも知られる。東京農業大学を定年退職後は念願の小説家デビューも果たし、食品文化を題材とした時代小説も発表するなど、より広い活躍が注目されている。

<主な著書>
「食の堕落と日本人」(東洋経済新報社)、「食と日本人の知恵」(岩波書店)、「匂いの中の日本文化」(NGS)、「食の世界遺産」、「酒に謎あり」(ともに講談社)、「人はこんなものを食べてきた」(日本経済新聞社)など。


1.この放送「食べるということ」はテキストが発売されています。私は運良く見つけて買いましたが、40分の放送を12ページのまとめて放送を聞かないでよいなどとは言えません。今日の放送とテキストを見たら漏れがある。
2.今日の小泉さんの話で、英国の食糧自給率向上の方法を述べていたのです。
昔の日本の食料自給率と現在の食料自給率、昔の英国の食料自給率と現在食料自給率は逆転しているのです。英国がどのようにして食料自給率を向上させたのか。
どの様に地産地消を達成したのかを話していたのですがその肝心なことが載っていません。
12日の午後に再放送がありますので今度は録音しようと思っています。
3.その方法は、食品の生産を地方の役所が生産者に割り当てるというものでした。その割あて生産されたものを地方の役所が買い入れて学校給食に供給するということでした。
4.私もこの構想を持っています。日本人にとっての正しい食事はごはんと一汁三菜、主食、副菜、主菜は3:2:1の割合・・・となれば日本人に必要なお米の量はどれだけ必要か、副菜の材料はどういうものにしてそれがどれだけ必要で誰にお願いするのか、主菜は、魚、肉、卵・・・で必要なものを生産する。蛋白源は出来るだけ豆類を活用する。牛肉は晴れの食事の時だけとする。(牛肉1キロ生産するのに穀物8キロくらい必要・・・と言うことは将来穀物不足時代が来るので牛肉は減らすべきである、他の畜産物も同じ事が言える)
5.このようにして日本人の必要な食料を生産者に割り当てて生産するのです。これは自国の国民に必要な食料・食糧は自国で生産することを原則とするのです。つまり食料自給率は100%を原則とするのです。
6.TPP加盟にはそう言う対策が有ってこそ可能なのです。食料自給率が60%以上を外国に依存する中でTPP加入してはいけません。食糧は自衛力、国力なのです。放送ではそう言うこともおっしゃっていましたが、テキストには載っていません。2月12日午後に再放送がありますので聞いてみてください。


放送:日曜 6時45分~7時25分(ラジオ第2) 再放送:翌週の日曜 13時20分~14時00 分(ラジオ第2). こころをよむは、文学・美術・映画など、各分野の第. テーマ :「未来志向 のこころとからだ」 2010年10月~12月 講師 : 山内潤一郎(首都大学東京准教授) ...

www.nhk.or.jp/r2bunka/kokoro/1010.html- -

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1 コメント

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参考になりました (ほうちゃん)
2012-02-11 11:48:39
いい放送だったと教えられ、書店でテキスト購入しました。その後、タイトル検索しててたどりつきました。テキストに記載のない英国の取り組みを教えていただき、番組を聞かねばと思いました。私のブログで紹介させていただきます。ありがとうございました。
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