なんでも屋さん？

地元の自営業者から電話があった。

「被災地に届けるんだったらトラックをあげるよ」

ざっと話を聞いてから「後でお伺いします」と伝えて

新木場に材木を引き取りに行き仕事を済ませた。


今回の地元の消防団の消防車（可搬ポンプ車）買い替えで

先頭に立って動いている方は葬祭業を営む社長さん。

保有する車両は２０台位でしょうか、減車をするらしい。

登録から１４年の１t幌付きのトラックは程度が良い。

私が福島に車を届けた事を知っているからこのような申し出があり

日本は捨てたものじゃぁないな！と感じる瞬間でもある。

「譲渡証明書と印鑑証明書を用意すれば良いんだろ？」

車検満了が１０月１５日なので急いで問い合わせた。

被災した地域の市町村に届けるのが条件です。

福島の楢葉町役場に連絡をしてみました。

ここへは古い消防車を届ける話が進行中ですので）

「トラック要らないですか？」と切り出す(笑)

「他の部署に相談してから、直ぐに連絡します」と言われたが

間もなく「申し訳ありませんがトラックは足りているみたい」

とのことでした。

楢葉町役場は海岸から離れた国道６号沿いにあり津波被害を受けなかった。

原発事故の影響で住民から役場までいわき市に避難している。

８月１０日に警戒解除されて復興に向けて動き始めたばかりです。

役場の職員にとっても除せんからガレキの撤去まで

これからやらなくてはいけないことが山積み。

だからこそ他の地域からの応援が必要なのですが…

機能しない復興庁なんて要らないのです。

自民党政権に戻れば地元の県議から復興に必要な要望が次々届くでしょう。

政治主導と言いながら東京で何でも決める古いやり方が

復興を遅らせているのですから。。。


「折角の有り難いお申し出でしたが…」とfaxを送った。

南三陸町のように役場、警察署、消防署の全てが津波により

被害を受けた地域ならトラックを必要としているでしょう。

連絡しましょうか？

車検の残り期間が短いのであと３回の週末を利用して

届けなくてはいけないから決断は急がれますね。

個人的には「にゃんこはうす」の食糧備蓄倉庫として

届けてあげたいのだが個人譲渡はトラブルが多いと条件から外されてます。


さて今日は本業の遅れを取り戻すべく頑張ろうっと。