旬のニシン、ホタテの捌き方を習い簡単な調理に挑戦
石狩・後志管内漁業士会が主催する「第8回お母さんの水産教室」が1月29日午後1時から石狩市花川北コミュニティセンターの調理実習室で開かれ、石狩市在住の主婦ら24名が参加して浜のリーダーである漁業士7人からニシンの三枚おろし、ホタテの殻むきの手ほどきを受け、それを食材にした簡単な調理を学んだ。出席者は、地場で獲れた旬の魚介類の料理を試食し、魚食普及に一役買った。
この催しは道水産会、石狩市が共催、石狩湾漁協、道(関係振興局水産課、水産技術普及指導所)が協力した。オリエンテーションのあと、漁業士が講師になってニシンの三枚おろし、ホタテの殻むきのコツを示して、出席者は4名ずつ6班に分かれて実際に試した。中井寿美子漁業士(石狩湾漁協厚田地区)が「ニシン、ホタテの刺身」「ニシンの蒲焼き」「ホタテのバター焼き」「カルパッチョ」の簡単にできる料理を手ほどきし、楽しく調理実習を行った。出席者は、出来上がったニシン・ホタテ料理、ニシン汁を試食し旬の地場産魚介類の美味しさをたっぷり味わった。
この日提供されたのは、7年魚(2009年級)の大型のニシンで、厚田などの産地ではシケ休漁が続き、凪しだいで本格的な水揚げが期待できるという声が聞かれた。