水産北海道ブログ

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栽培公社が「育てる漁業研究会」を4年ぶりに再開

2016-01-16 20:33:17 | ニュース

  公益社団法人・道栽培漁業振興公社(川崎一好会長)は、15日午前9時30分から札幌市水産ビルで4年ぶりに平成27年度「育てる漁業研究会」を開き、200人を超える関係者が出席して「北海道の育てる漁業の将来を考える」をテーマに海洋環境変化に負けない沿岸漁業、宮城県の高品質カキ養殖、奥尻島のイワガキ養殖、噴火湾のホヤ採苗・養殖、函館湾のアサリ養殖の研究報告を受けた。

 研究会では、桜井泰憲北大大学院特任教授が「温暖化を含む海洋環境変化に負けない沿岸漁業を考える」、神山孝史水研センター東北水研特任部長が「宮城県の新しい高品質カキ養殖の実証研究:産業育成を目指した復興プロジェクト」を講演。桧山地区普及指導所奥尻支所の大西博継主査が「奥尻島におけるイワガキ養殖試験」、落部漁協の佐々木正広さんが「噴火湾(落部前浜)での漁業者によるホヤの採苗・養殖」を事例発表し、金森誠研究主任が「函館湾におけるアサリ養殖資源」をテーマに研究紹介した。