US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

「夜になるまえに」 Before Night Falls (2000)

2005-04-09 14:56:28 | cinema
日本で公開時に一度見てるのですが、ハビエル・バルデムが出てることと
ホモセクシャルものだったよね~、くらいしか覚えていなかった。
学校の映画館で上映するということで、タダだし、もう一回見てみようと
思い、見てみた。

実在したキューバの作家、レイナルド・アレナスの一生を描いた映画で、
少し幻想的な、しかし重めの映画だった。キューバ生まれのアレナスは
作家を目指すが、ホモセクシャルで自由な魂を持った彼の作品は国家の
検閲に合い、逮捕されてしまう。のちにアメリカに亡命し、自由にはなる
が、エイズにかかり、亡くなるまでが描かれている。
何だか、重~い。でも、コミカルな部分もたくさんある。ホモセクシャル
的なことがたくさん描かれているからかな。結構、思わせぶりなホモ描写が
多くて、いやらし~場面が多い映画でした(笑)。
ジョニー・デップとショーン・ペンが出演してたそうで、ジョニデは後で
ああ、あれね、ってわかったけど、ショーン・ペンがどこに出てきたか、
わかんないや(笑)。登場人物のほとんどが、私には皆ギラギララテン男に
見えていた。
ハビエルはこの作品でも「海を飛ぶ夢」と同じく、海で泳いでいたんだね。
「逃げなきゃ」って言って、タイヤにつかまって、海に逃げ出すっていう
場面があったんだけど、そんな無茶な!?と思ってしまった。どれだけ
漂ったのか知らないけど、一応岸辺に辿り着くのだが、どうせ同じハバナ
なんだし・・外国まで逃げられるわけじゃないんだから、泳がなくても・・・。
調べて見ると、どこかにディエゴ・ルナも出てたみたいだし、ナニワ・
イムリも・・(ナニワはフランスで出版するって協力した夫婦の女性役だよね。
なんせ、女性は数人しか出てこないので、すぐわかる・・。)
結構、実は豪華キャストだったのね・・見てるときはハビエルしか知らな
かったよ(・・いつも、ぼんやりしている私である)。

これはアメリカ映画なんだね~。だからか仕方ないけど、登場人物たちが
訛りのある英語でしゃべる部分が多すぎて、私は聞き取りに苦労した(涙)。
スペイン語の場面がたまーにあるのだけど、やっぱりそこでは、ハビエル
の台詞も生き生きしている気がするし・・・。不自然に英語にするの
反対派。字幕で良いじゃん、字幕で。アメリカ人ってそんなに字読むの
嫌い?

それから、全然話が違うんだけど、この作品のデータを見るために、
imdb(映画のデータベースサイト)にアクセスしました。USだとR指定、
とか映倫(っていうんだよね?)がどこの国ではどう、っていうのが
書いてあるんだけど、この欄、日本は決して書かれてないんだよね、
公開された作品であるにもかかわらず。どうして日本はimdbには無視されて
いるんでしょうか~!?日本公開があったか、なかったか、の参考に
なるので、載せといて欲しいんだけどなあ。