降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★神奈川新聞は 120円だった=初秋の鎌倉編❷止

2016年09月24日 | 新聞/小説

(9月23日付の続きです)

鎌倉に詳しい北鎌倉に住む未亡人……ではなく知人と、小川糸さんの最新小説『ツバキ文具店』(幻冬舎・税別1,400円)を訪ねたが見当たらなかった(⬅︎当たり前)。
残念だから、小説に登場している店を訪ねた。
「パラダイスアレイ」=写真

レンバイの中にあるパン屋さんに寄って、できたての餡パンをふたつ買う。レンバイの正式名称は、鎌倉市農協連即売所で、お正月の四日間以外、ほぼ年中無休で朝八時から、鎌倉近郊の農家で採れた野菜を売る市場が開かれている。
その一角にパラダイスアレイという小さいパン屋さんがあり、そこの餡パンが絶品なのだ。
丸いパンの表面に白い粉でスマイルマークが描いてあるのが、いつ見てもかわいらしい。

(『ツバキ文具店』58ページから)

未亡人……ではなく知人と買いに行ったが、
「すみませーん。本日は売り切れましたぁ」
がっくり。


「東京を離れたら地元紙を買え」——
整理部先輩(故人)の教えどおり、JR鎌倉駅東口で神奈川新聞を買った。
一部120円(月3,189円)。
朝刊紙、かなり安い。
紙面建ては、フロント1面はトップ最上段にインデックスを置き、題字下に広告→圏内天気欄→天声人語に当たるコラム「照明灯」。
このパターンはすっきりしていていいので、パクリましょうか。
1段12字組みの全12段編成で、この日はカラー6個面の全22ページだった。

中面。
スポーツ面は11字組み15段、ほかは12字12段編成。
企画特集面などホワイトスペースをとり、全体的にゆったりしたレイアウトで読みやすい感じ(朝日新聞の組み方に似ているけど、気のせい)。
スポーツ面だけ上部欄外(日付と面数が入るところ)が
「かながわスポーツ」
となっていた。ヘェ〜。
ただ、ほとんどの記事下広告が神奈川新聞社だった……。