絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

デッサンとは?

2011-03-26 | 絵のこと
デッサンとは何だろう?

この問いは、絵とは何か?と同じかもしれない。
ある人が、「絵はデッサンだよ」と言った。

そのくらいデッサンが重要だと言いたかったようだ。

私は、デッサンをしていて、とても楽しい。
その楽しみは何かなと考えると、白い紙に鉛筆が着いていく
喜びだろうと思う。
それが、いい感じで着いていくとき、楽しくなる。

まあ、逆もあるが。

いい感じでないと、悔しい。

ーーーーーー
いい感じに描けるときとは?

例えば、手のデッサンをしていたら、自分の描いた線が手の形を
的確に捕えて、見える通りに近づいた時、いい感じだと思う。

また、着いている鉛筆の感じが嫌味でなく柔らかく空間を捕えていたら
そう思う。

手前の物と奥の物が空間と共に捕えられて、その前後関係が画面に
現れてきたときにもそう思う。

また、鉛筆の強弱がリズムを作って、形をしっかり感じられるように、
良い場所に強く着いたりした時もそれを感じる。


クロッキーなどは、じっくり描くデッサンと違うので、じっくり描く
デッサンにはない魅力もあると思う。

限られた時間の中で、どの手段を施すか?
画家はその選択を迫られる。

だから、少ない手数の中で、勝負をするわけである。


最低でもどこを描くべきかという選択をしているわけだ。

じっくり描くデッサンなら、一か所を30回くらいやり直すことができるが、
クロッキーの場合はそうはいかない。

だから、その選択の面白さがある。
そこに個性が出るように思う。

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今日の結論

デッサンとは何か?

「白い紙に鉛筆が着いていく喜び」

それは、形だけでなく、空間を表す喜びでもある。

クロッキーなどは、限られた時間の中での選択の面白さがある。
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