独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

西欧文明は滅亡に向かっているのか?

2023年03月31日 10時00分33秒 | 欧州
最近の様々なニュースの断片を見ていると、ヨーロッパの人々は正気を失い、その結果、西欧文明(いいかえれば白人文明)は滅亡に向けて突き進んでいるのではないかと思えるのだ。
現代の科学技術文明は主として白人により形成されてきた。例外的に、非白人である日本人の貢献度は大きなものであったが、やはり中心は昔も今も、白人である。その白人があらゆる局面で危機に陥っているのだ。自ら危機を招いているともいえる。

次に、いくつかの断片的なニュース、あるいは話題、をピックアップしてみよう。

* EUでは、2035年までの全面的な「エンジンの禁止とEVへの転換」はかろうじて回避され、合成燃料を用いるという条件のもとでの内燃機関の使用が容認された。しかしEVへの流れは恐らく変わらず、産業構造の大転換とそれに伴う失業者の爆増は避けられないかもしれない。

* 原発や石炭火力から自然エネルギーへの転換が進められているが、これもまた原子力産業や石炭産業の衰退に伴う失業者増大の要因となるだろう。さらに、太陽光パネルは中国の寡占状態であり、中国の力が増大し、欧米の相対的な弱体化がさらに進むはずだ。

* 気候変動への恐怖心がパニックを引き起こし、ヨーロッパの人々は冷静な判断力を失ったように見える。はたして本当に気候変動が人間の活動に起因するものかという疑問を呈する多くの科学者がいる。あるいは気候変動による災害の激甚化は近年特別増大しているわけではなく、昔からあったと主張する科学者も存在する。しかしそれらの声は何者かにより圧殺され、無視され、気候変動への恐怖心は人々を狂気に駆り立てる巨大な原動力になっている。

* コロナ・パンデミックにおけるワクチンの効果や副反応について、疑問の声が早くからあがっていたが、それらの声はマスメディアからもネット空間からも、不気味な力により、締め出されていた。ところがごく最近になってWHOは健康な成人のワクチン追加接種、2回以降「推奨せず」 と指針見直しを発表した。まさに手のひら返しであり、唖然とせざるを得ない。

* 2050年にはナイジェリアの人口がインド、中国に次いで世界第3位になると予測されている。
ナイジェリアをはじめとするサハラ以南の国々では、一時期、出生率が7に達していた。つまり、1人の女性が生涯に平均して7人以上の子どもを産んでいたということだ。驚くべき勢いで人口が増加しているのだ。これは、国連が犯した致命的な失敗の結果だと言えるかもしれない。
国連は、人道的な観点から、アフリカ諸国に食料、医療、教育などの支援を行ってきた。その結果、乳幼児の死亡率が低下し、平均寿命は53歳まで伸び、人口が爆増した。しかし、国連は人口増加に見合う産業の育成を怠るという大失敗を犯したのである。
失業者が激増し、あふれかえった人々はサハラ砂漠を超えて地中海を渡り、ヨーロッパになだれ込み始めた。このままではヨーロッパの人口構成が激変し、非白人であるイスラム教徒、インド人、アフリカ人、中国人などが増大して、数十年後には白人は少数民族に転落することになるだろう。
まさに西欧文明(=白人文明)の終焉である。

現在から2050年までに世界で増える人口のうち、サハラ以南のアフリカが3分の2を占める。その頃、ナイジェリアは世界で3番目に人口の多い国になり、年齢の中央値は23歳を下回ると予測されている。


この人口予測から、アフリカ系人口の爆発的増加が見込まれるが、アフリカには増加した人口を養える産業基盤は存在しない。あふれだした人々は、必然的に、地中海を渡ってヨーロッパになだれ込むことになる。白人が生み出した博愛主義は、国連の失敗よるアフリカの人口爆増を引き起こし、なだれ込むアフリカ難民を追い返すことを不可能にしている。
皮肉なものである。良かれと思って推進した博愛主義が、共産主義思想やリベラル思想に変質して欧米の精神基盤を破壊しただけでなく、難民の流入により、社会基盤をも破壊しようとしているのである。

* 米国ではバイデン政権になってから、ますます白人の地位が低下してきた。メキシコとの国境を越えて逮捕された中南米からの難民は1年間で200万人に達し、逮捕をまぬがれて潜入に成功した不法移民は100万人と推定されている。米国の非白人の割合はまもなく50%を超えるだろう。左翼リベラルが跋扈して、LGBTやBLMを叫び、米国内を混乱に陥れている。黒人やラテン系の非白人が米国を支配し、やがて科学技術分野における最先進国の地位を中国に明け渡すことになるだろう。2024年の共和党大統領候補としてキューバ系の非白人であるデサンテスが有力視されている。トランプ元大統領は逮捕される。大統領選挙への出馬は可能なのだろうか。左翼リベラルやディープステートと呼ばれるウオール街の大金持ちなどによるトランプ元大統領への弾圧はすさまじいものがある。すでに米国は自由の国ではなくなった。
米国の白人文明は死に絶えることになるだろう。

* 米国の産業界では、google の CEO はインド系移民のサンダー・ピチャイ、マイクロソフトの CEO は
インド系移民のサティア・ナデラ、半導体大手 nvidia の CEOは台湾系移民のジェン・スン・フアンである。このように米国の代表的なテック企業のトップが非白人で占められているのだ。
さらに、ニューヨーク市長は黒人のエリック・アダムス、サンフランシスコ市長も黒人のロンドン・ブリード、ロサンゼルス市長も黒人のカレン・バスである。首都ワシントンDCの市長は黒人女性ミューリエル・バウザーだ。
学界ではどうか。ハーバード大学が400年の歴史で初の「黒人学長」を選出したのである。ハーバード大学は、ハイチ系移民を親に持つ黒人のクローディン・ゲイ教授を次期学長に指名した。
このように、米国の産業界・政界・学会で非白人の進出が著しい。米国の白人支配はまもなく終わりを迎えることになるだろう。

* フランスではマクロン大統領による定年延長政策(62歳から64歳へ)が国民の強い反発を呼び起こし、大規模なデモが継続・拡大し、政権基盤を揺るがす事態になっている。

* イギリスではインド系移民の2世であるスナク氏が首相に選出された。一方で、スコットランド自治政府の首相としてパキスタン系移民3世のイスラム教徒であるユーサフ氏(37)が就任することになる。同氏はスコットランドのイギリスからの独立を主導する。こうしてイギリスの変質により白人文明の没落は加速することになると予想される。

* 西側の一員とみなされているイスラエルにおいても、ネタニヤフ首相による司法に対する政府権限強化の目論見に反発したリベラル系数万人の抗議やストライキにより国内が大混乱に陥った。法案の議会審議をいったん停止するとの発表があり、事態が鎮静化するか注目したい。

* 欧米はロシアの衰退を願っていたが、様々な問題により、むしろ自らの衰退・没落が加速される可能性が高まったと言える。しかし、ロシアも経済制裁に苦しみ、人口が流出するなど、衰退の流れは止まらないだろう。こうしてロシアを含む欧米の白人文明は滅亡に向かった大きな流れに押し流されているのである。


私は、白人文明の滅亡を喜んでいるわけではない。むしろその逆である。
白人の精神基盤であるキリスト教と、我が国の文化(価値観)には共通点が多い。だからこそ明治以降、白人文明をスムーズに取り入れることができたのだ。

白人文明が滅亡した後、どうなるのか。
恐らく中国人が世界を支配することになるだろう。私は絶対にそれを受け入れることができない。共産主義もいやだし、中国人の強欲、狂暴、嘘つき、自己中心。これら全部がいやである。

白人文明はなんとかして生き残ってほしい。しかし彼らは、あらゆる面で、自滅の道をひた走っているように見える。





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