独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

米国で中国産食品の汚染禍が広がる

2007年05月21日 07時53分27秒 | 米国
5月20日のワシントンポストは中国産の汚染食品が米国内で広範囲に流通していることを詳細に伝えている。

発ガン性化学物質が保存料として使われている乾燥リンゴ、禁止されている抗生物質を含む冷凍ナマズ、腐敗菌におおわれたホタテ貝やイワシ、禁止農薬で汚染されたキノコなど、この1ヶ月間だけでもFDAは米国の港で107の中国産輸入食品を押収した。その他にも1000件にのぼる栄養補助食品、有毒な化粧品、偽の医薬品などの中国製品が摘発された。

検査記録によれば、中国は長年にわたり人の消費に適していない食品を米国で大量に流通させた。そして、長年にわたり、FDAの検査官は摘発した製品のごく一部を中国人輸入業者に送り返したが、それらの多くは米国への再持ち込みが2度3度と試みられた。

中国産のペットフード成分によるニワトリ、ブタ、魚の汚染が広く知られるようになったこと、および米中経済貿易高官会議が今週再開されたことが合わさって、活動家や下院議員らが「米国はうんざりしている」という意志を中国に伝えるよう要求する事態となった。

政策専門家によると、ペットの死やメラミンに汚染された食品にもかかわらず、事態の改善は期待できないという。その大きな理由は、多くの米国企業が中国経済に過度に依存しているため、輸入品への厳しい規制は米国経済にも悪影響があるからだ。

「今では非常に多くの米国企業が直接・間接に中国に依存しているため、できるだけ迅速かつスムーズな輸入品の流入が重視されている」と、ワシントンの法律事務所で国際貿易関係の責任者を務めるロバート・カシディは指摘する。

その結果、中国が交ぜ物やにせ物食品を米国の消費者に送り続けても、米国は「中国に頭が上がらなくなっている」とカシディは言う。

安価な輸入品の問題だけでなく、「米国の農民や食品加工業者は巨大市場で自身の食品が販売できるようになることを長年にわたって要望してきた」とフォーマン前農務省次官補が付け加える。「偽造品や海賊版など重大な問題があるが、中国への販売の障害とならないよう我慢しているのだ。」
(以下省略)


米国ですら中国に頭が上がらないとは!!
日本がどういう状況にあるかは想像に難くない。
政府もマスメディアもほとんど何も伝えないが、汚染食品が米国だけに向けられていると考える人は皆無だろう。

この問題には個人レベルで対応するしかないということか。
中国産食品を買わないのは当然としても、産地表示がない食品も買うべきではない。加工食品は産地表示の義務がないというからやっかいだ。産地偽装の可能性にも配慮すべきだろう。
外食産業はおそらくは安価な中国産を大量に使用しているだろうから、外食を控えることも大切だ。
あとは、米国での中国産食品不買運動が盛り上がることに期待するしかあるまい。米国の消費者は業者や政府の言いなりになる意気地無しではないことを証明してほしいものだ。


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