Saudi Arabia weighs damage at key oil sites after apparent drone attacks claimed by Yemen rebels
September 15, 2019 at 5:21 a.m. GMT+9
WashingtonPost
A rebel group in Yemen claimed to have hit the facilities with 10 drones
アラムコの2つの巨大石油施設がイエメン反乱軍のドローン攻撃により爆発炎上した。
この攻撃により、サウジの石油生産は何日(あるいはそれ以上)にわたって半減すると見られる。
イエメン反乱軍はイランの支援を受けており、イランとの緊張関係がさらに強まるのは避けられない。
これにより、週明けの取引開始時に石油価格が急上昇するのは必至。
<2019年9月16日>
原油急騰、一時19%高…サウジ施設攻撃で供給減懸念
2019/09/16 09:11
読売新聞
【ロンドン=池田晋一】サウジアラビアの石油関連施設への攻撃を受け、原油市場は16日、国際的な指標となる北海ブレント先物価格が一時1バレル=71・95ドルと、先週終値より約19%値上がりした。サウジ政府によると、施設への攻撃で、世界の供給量の5%にあたる原油が生産停止となる見込みで、市場では供給不足が懸念されている。
Trump Vows U.S. ‘Locked and Loaded’ If Iran Was Behind Attacks
イランが攻撃の背後にいるなら、米国は戦争を辞さないとトランプ
2019年9月16日 9:30
Bloomberg
Satellite image showing damage to Saudi Aramco’s Abaqaiq oil processing facility.
(要旨)数人の政府関係者が、日曜日に、攻撃の背後に(イランの支援を受けたイエメン反乱軍 Houthi rebels in Yemen ではなく)イランがいるという明確な証拠を持っていると述べた。
二人の政府関係者によると、
巡航ミサイルが使用された可能性があるという。
反乱軍のこれまでの攻撃に比べて、イエメンからの距離がありすぎるというのだ。
さらに、
精密誘導弾が使用された可能性があるとの証言もある。
トランプ政権は、イランの関与に対する強硬な反応と、それによる制御不能なエスカレーションへの危険性、とのバランスをどう取るかという選択に直面している。何もしなければ、イランとその仲間の軍事勢力に対して、攻撃しても反撃されないというメッセージを送ることになるとの指摘がある。
<2019年9月17日>
米国はイランからの攻撃だったと主張しているが、今の所まだ攻撃の主体は確定していない。
一方、イエメン反乱軍(フーシ派)からの攻撃は距離がありすぎて不可能とする説は正しくないようだ。
フーシ派は1500km先のターゲットを攻撃できるドローン「サマド3(Sammad 3)」を所有しているとされている。
Missiles And Drones: A Close Look At Houthis’ New Weapons
07.07.2019
southfront
On July 7, the Houthis unveiled new locally-manufactured missiles and drones in a small military exhibition attended by senior Yemeni officials.
Unlike the first generation, Samad-3 is a suicide UAV designed to strike targets located deep inside Saudi Arabia and the United Arab Emiratis (UAE).
On July 26, 2018, the Houthis targeted Abu Dhabi International Airport in the UAE with a Samad-3 UAV. The airport is located more than 1,500km away from the Houthi-held areas in western Yemen.
Samad-3 UAV
サウジ石油施設攻撃、国家防衛の見直し迫るドローンの脅威
2019年9月17日
AFP
フーシ派が公開した動画には少なくとも15機の無人ドローンとさまざまなミサイルが捉えられていた。こうした最新兵器には、「アルクッズ(Al-Quds、エルサレムの意味)」と名付けられた長距離巡航ミサイルの他、爆弾を搭載して1500キロ先のターゲットも攻撃できるドローン「サマド3(Sammad 3)」も含まれているという。
<2019年9月18日>
Trump’s dual instincts on Iran: Big threats and an eagerness to deal
イランに対するトランプの2つの直感:脅威ととらえるか、それともディールか
September 17, 2019
Washington Post
トランプ大統領はイランとの対立において2つの立場での選択を迫られている。共和党内のタカ派とイスラエルとサウジアラビアを喜ばせるか、それとも海外への介入を嫌い取引をするという彼自身の直感か、この2つのどちらを選ぶかということだ。
Billions spent on U.S. weapons didn’t protect Saudi Arabia’s most critical oil sites from a crippling attack
September 18, 2019
Washington Post
Russian President Vladimir Putin responded to Saturday’s attack with mockery. At an event Monday in Turkey, Putin suggested that Saudi Arabia buy the Russian-made S-300 or S-400 missile defense system, as Iran and Turkey had done. “They will reliably protect all infrastructure objects of Saudi Arabia,” Putin said.
サウジ攻撃、イランから実施と断定 米当局者
2019年9月18日
AFP
【9月18日 AFP】サウジアラビアの石油施設が先週末、攻撃を受けた問題で、米当局者は17日、AFPに対し、攻撃はイラン領土から実施され、巡航ミサイルが用いられたと米国が断定したことを明らかにした。
匿名で取材に応じた当局者によると、米国は攻撃に関する証拠を収集しており、来週の国連総会(UN General Assembly)で欧州の同盟国を中心とした国際社会に対して提示する予定。当局者は、ミサイルがイランの領土から発射されたことを米政府が確信しているかとの問いに「している」と答えた。
これにより、米とイランの
戦争の可能性が高まった。
私個人としては、たとえイランからだとしても、フーシ派による攻撃との「うそ」をついてくれることを期待していたのだが。
そうすれば、米国はイランとの戦争の口実を放棄することになり、少なくとも当面は平穏が保たれると期待できるからだ。
イランとの断定により、必然的に米国はイランへの実力行使に踏み切ることになる。
それが全面戦争にエスカレートしないという保証はない。
サウジ石油施設攻撃、深まる謎 衝突避けたい米・イラン
2019年9月18日
朝日新聞
16日、ホワイトハウスで記者団からイランとの戦争の可能性を聞かれたトランプ大統領は「我々は世界最強の軍隊を持っている。どの国よりも準備をしている。しかし、できれば(戦争を)避けたい」と返答した。前日には「検証結果次第で臨戦態勢をとる」とツイートしていたが、一転して慎重な姿勢だった。
トランプ政権、サウジ攻撃でイラン実行と断定されれば「報復」へ
2019.9.18 15:34
産経新聞
【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米政権はサウジアラビアの石油施設への攻撃に関し、米情報機関が巡航ミサイルや無人機の出撃点はイラン南西部であるとの見方を固めたのを受け、イランに対してどのような措置を取るか近く判断を下す方針だ。米政権は攻撃を「前代未聞の無法行為」と位置づけており、イランが実行したと断定され次第、何らかの報復に踏み切るのは確実とみられる。
ポンペオ国務長官は、18日にサウジ西部ジッダで予定されるムハンマド・ビン・サルマン皇太子との会談で、攻撃への対応を協議する。ただ、トランプ氏が武力行使の準備は整っていると繰り返し強調しているのに対し、身内の共和党陣営の間では、米国が新たな戦火を開くことに関し否定的な意見が目立つ。
2012年大統領選の共和党候補だったロムニー上院議員は17日、米軍がイランに対して武力を行使するのは「重大な間違いだ」と指摘。その上で、サウジ軍による対イラン攻撃を「非破壊的」な手段で支援すべきだと訴えた。サウジ軍にイラン国内の攻撃目標に関する情報を提供するといった後方での作戦行動を想定しているとみられる。(後略)
<2019年9月21日>
トランプ氏、「過去最高」のイラン制裁発表 軍事行動は否定
2019年9月21日 3:53 発信地:ワシントンD.C
AFP
トランプ氏は大統領執務室(Oval Office)で記者団に対し、「つい先ほど、イラン中央銀行に対して制裁を科した」「同国に対して科された過去最高の制裁だ」と言明。一方で、「少々の自制を示すことで強さを示すことになる」と述べて軍事行動を否定し、自身が戦争を仕掛ける意向だとの批判を展開していた人々と、軍事行動を求めていたタカ派を批判した。
米国は既に、イランが進めているとされる核開発計画をめぐり同国に対して広範な制裁を科しており、対象には中央銀行も含まれている。
だが財務省は発表で、「テロリズム」を追加理由とした制裁を科すと説明。米国がテロ組織に指定しているイラン革命防衛隊(IRGC)とレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)政党・武装組織ヒズボラ(Hezbollah)に対し、イラン中央銀行が「数十億ドル(数千億円)」の資金を提供してきたと指摘した。
民主党は将来的な合意の一環として制裁の緩和を目指しているが、テロを理由とした制裁は、たとえトランプ氏が来年の大統領選挙で民主党候補に敗北したとしても解除がより困難になる可能性がある。(c)AFP
U.S. to send additional troops to Saudi Arabia after attacks on oil facilities
September 21, 2019 at 8:45 a.m. GMT+9
Washington Post
Defense Secretary Mark T. Esper emphasized that the deployments were defensive in nature, and in response to requests from Saudi Arabia and the United Arab Emirates to help protect “critical infrastructure” from further attacks by Iran.
<2019年9月29日>
サウジ石油攻撃したのはイランか、それともイスラエルかサウジか?【及川幸久−BREAKING−】
2019/09/29
https://www.youtube.com/watch?v=fzDoTEjm9SQ