日本のお寒い国旗事情

祝日に国旗（日の丸）を掲げる家庭が、なぜか、非常に少なくなりました。日教組教育のせいだとすると、その影響力がこういう目に見える形で現れたということであり、教育の重要さがわかるというものです。
最近、国旗にまつわるささやかな個人的体験から、日本の国旗市場のお寒い現状を認識しました。それについて書いてみます。

頑張れ日本！全国行動委員会主催のデモに時間が許す限り参加しようと考えて、とりあえず国旗を購入しました。
通販サイトはたくさんありますが、下記を選びました。
http://tospa.sho p-pro.jp/?pid=20020392

テトロン製でしわになりにくいことがポイントです。
サッカーワールドカップ日本代表応援、スポーツ大会観戦用、なんだそうです。
デモ用と書いてないところがちょっと残念ですが、まぁやむを得ないですね。

で、せっかくだから祝日には玄関に掲げようと考えて、掲揚のための金具を柱に固定することにしたわけです。
近くの大型ホームセンターで店員に聞いたところ、「そういう商品は扱っていません」ということでした。
やむなく、ネット通販を探したわけですが、ほしい物はほとんど見つかりません。
唯一見つけたのは、下記だけ。検索キーワードは「旗　金具」。
探し方が良くないのかもしれませんが。
アマゾン、国旗用金具
ここには、適合する旗竿の太さと角度という重要な情報が欠落しています。
（写真から判断して、角度は３０度のようです）
値段は２千円程度とかなり高価。

そこで、やむなくアメリカのサイトを探しました。
検索キーワードは ”flag pole bracket”
すると、探していたものがたくさん見つかりました。

アメリカの国旗関連商品の充実ぶりは、日本と比較すると、すごいものがあります。
多くの通販サイトは国外への販売をしていませんが、下記リンクのflagsexpress.comは日本からの購入が可能です。送料も安価であり、良心的と言えるでしょう。
http://www.flagsexpress.com/shell/banners_brackets.htm
http://www.flagsexpress.com/brackets/brackets.htm

私が購入したのは送料も含めて総額　$13.45　（約１２００円）。
太さ3/4インチ（直径約１８mm）の旗竿を４５度の角度で柱または壁に取り付けることができます。


こんな単純な金具をアメリカから輸入しなければならない現状に驚くとともに悲しくなりました。国旗を掲げる家庭が少ないから、金具が売れない。だから売らない。
そういうわけで、日本のお寒い国旗事情を垣間見ることができたわけです。


なお、ponko　さんのブログに国旗掲揚のマナーが書いてあり、参考になります。
http://ponko.iza.ne.jp/blog/entry/2092883/
写真から判断して、ponko さんのお宅は下記のような「家庭用国旗セット」を購入されたのでしょう。これなら安いし、金具が付いているので何の苦労もいらないわけです。
http://tospa.shop-pro.jp/?pid=8828588

話がむつかしくなったのは、スポーツ大会観戦用（＝デモ用）の国旗を家庭用にも使えるようにしようとしたためですが、それにしても市場の貧弱さは否めません。