昨日の続きです。
バクストン Buxton 近郊のハーパー・ヒル工業産業地区 Harpur Hill Industrial Estate の Highly Alkaline Lagoon 高濃度アルカリだまり(??)
以下、「アルカリ・ラグーン」と勝手に呼ぶことにします。
潟になった地点に到着しました。柵が壊れているので中に入れます。
足をちょこっとだけ踏み入れてみました。
ピークディストリクトの美しい丘陵地のなかにある工業地帯の、石灰石の精製過程で出た産業廃棄物を廃棄し続けた跡の古い廃棄場です。
昨日の記事のリンクを下に貼りました☟
自然の神秘か?違う!遠い昔の産業廃棄物が作り出すやっぱり不思議な自然の景観、ピークディストリクトの奇観再び
(上のリンクをあけるとブルー・ラグーン・オブ・バクストン Blue Lagoon of Buxton とそのほか関連の記事リンクが芋づる式についてきます)
踏み入れた片足がそのままずぶずぶはまってしまいそうな、かために溶いたメレンゲみたいな感触でした。
あわてて足を抜きました!
何年も前に、向こう側の丘の上から見たこのアルカリ…ラグーン、水をたたえて薄ーいヒスイ色に輝いて見えたのです。
今回は、夏の間の記録的な暑さと好天気のため、水がほぼ枯渇状態。かために溶いたメレンゲ状態の水無し石灰くずの表面をさらしています。
(8月30日に撮った写真です)
でも、ところどころ薄く水の残る部分もあるようです。
この位置からの眺望が一番いいようです。
座って一休みしました。
ここでサンドウィッチを食べてもよかったかもしれません。
このハイキングにあまり乗り気でなかった夫は、ここからの眺めにはさすがに感心していました。
上の写真の、アルカリ・ラグーンの一番奥の段々の一番高い場所に黒いゴムタイヤがいっぱい捨てられているのが点々と見えました。
写真では遠くてわかりにくいですね。
丘のすぐ上にはモーターバイクの修理場とゴーカートセンターがあります。
ゴーカートセンターのスタッフがモーターバイクのタイヤを投げ込むとは思えません。
地域の不良少年が勝手に忍び込んで面白がってやったのではないでしょうか。
(たしかにちょっと面白そうです)
ウェッブサイトで見た学術論文によると、他にもコンピュータースクリーンや車の部品などかなりたくさんの粗大ごみが投げ込まれて(雨が降り続けばもっと軟らかめになるのかもしれない)メレンゲ状態の石灰くずの下に沈んでいるらしいのです。
けっこう頻繁に丘の上の道路を大型トラックが通ります。倉庫がいっぱいある産業地域ですから。
遠く丘の上に、濃い灰色の「屏風岩」(命名;私)が見えるでしょう?その向こうに有名な(と言うほどでもない)ブルー・ラグーン・オブ・バクストンがあります。
丘をあがると、道路を挟んだ向こうの丘のてっぺんに地元の名所で景勝スポットのソロモンズ・テンプル Solomon's Temple が見えます。
丘の中腹のドライ・ストーン・ウォール dry stone wall(すき間なく積んだ石の壁)沿いに歩きます。
石の壁の内側は草がボーボーに生えています。
この丘陵地一帯は、黒いウシの放牧場なのです。
ひと区域の放牧場の草をウシたちが食べきって、芝刈り機で刈ったようにすっきりさっぱり短くなれば、長く伸びた草が密生している区域に囲い込むのです。
その区域の草を食べきったころにはまた別の区域の草がのびきっているというわけです。
そこら中、乾いたウシの糞でいっぱい!
さっき来た道を上から見下ろしながら入ってきたゲートに向かいます。
もともと細い谷川が流れていた場所に、1830年ごろから石灰の屑の投棄が始まったのです。
120年もの間捨てられ続けた石灰の屑が厚い層になって川の上を覆いつくしてしまったのです。
つづく
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
バクストン Buxton 近郊のハーパー・ヒル工業産業地区 Harpur Hill Industrial Estate の Highly Alkaline Lagoon 高濃度アルカリだまり(??)
以下、「アルカリ・ラグーン」と勝手に呼ぶことにします。
潟になった地点に到着しました。柵が壊れているので中に入れます。
足をちょこっとだけ踏み入れてみました。
ピークディストリクトの美しい丘陵地のなかにある工業地帯の、石灰石の精製過程で出た産業廃棄物を廃棄し続けた跡の古い廃棄場です。
昨日の記事のリンクを下に貼りました☟
自然の神秘か?違う!遠い昔の産業廃棄物が作り出すやっぱり不思議な自然の景観、ピークディストリクトの奇観再び
(上のリンクをあけるとブルー・ラグーン・オブ・バクストン Blue Lagoon of Buxton とそのほか関連の記事リンクが芋づる式についてきます)
踏み入れた片足がそのままずぶずぶはまってしまいそうな、かために溶いたメレンゲみたいな感触でした。
あわてて足を抜きました!
何年も前に、向こう側の丘の上から見たこのアルカリ…ラグーン、水をたたえて薄ーいヒスイ色に輝いて見えたのです。
今回は、夏の間の記録的な暑さと好天気のため、水がほぼ枯渇状態。かために溶いたメレンゲ状態の水無し石灰くずの表面をさらしています。
(8月30日に撮った写真です)
でも、ところどころ薄く水の残る部分もあるようです。
この位置からの眺望が一番いいようです。
座って一休みしました。
ここでサンドウィッチを食べてもよかったかもしれません。
このハイキングにあまり乗り気でなかった夫は、ここからの眺めにはさすがに感心していました。
上の写真の、アルカリ・ラグーンの一番奥の段々の一番高い場所に黒いゴムタイヤがいっぱい捨てられているのが点々と見えました。
写真では遠くてわかりにくいですね。
丘のすぐ上にはモーターバイクの修理場とゴーカートセンターがあります。
ゴーカートセンターのスタッフがモーターバイクのタイヤを投げ込むとは思えません。
地域の不良少年が勝手に忍び込んで面白がってやったのではないでしょうか。
(たしかにちょっと面白そうです)
ウェッブサイトで見た学術論文によると、他にもコンピュータースクリーンや車の部品などかなりたくさんの粗大ごみが投げ込まれて(雨が降り続けばもっと軟らかめになるのかもしれない)メレンゲ状態の石灰くずの下に沈んでいるらしいのです。
けっこう頻繁に丘の上の道路を大型トラックが通ります。倉庫がいっぱいある産業地域ですから。
遠く丘の上に、濃い灰色の「屏風岩」(命名;私)が見えるでしょう?その向こうに有名な(と言うほどでもない)ブルー・ラグーン・オブ・バクストンがあります。
丘をあがると、道路を挟んだ向こうの丘のてっぺんに地元の名所で景勝スポットのソロモンズ・テンプル Solomon's Temple が見えます。
丘の中腹のドライ・ストーン・ウォール dry stone wall(すき間なく積んだ石の壁)沿いに歩きます。
石の壁の内側は草がボーボーに生えています。
この丘陵地一帯は、黒いウシの放牧場なのです。
ひと区域の放牧場の草をウシたちが食べきって、芝刈り機で刈ったようにすっきりさっぱり短くなれば、長く伸びた草が密生している区域に囲い込むのです。
その区域の草を食べきったころにはまた別の区域の草がのびきっているというわけです。
そこら中、乾いたウシの糞でいっぱい!
さっき来た道を上から見下ろしながら入ってきたゲートに向かいます。
もともと細い谷川が流れていた場所に、1830年ごろから石灰の屑の投棄が始まったのです。
120年もの間捨てられ続けた石灰の屑が厚い層になって川の上を覆いつくしてしまったのです。
つづく
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
これって環境汚染ですよね。
凄いですね 100年?程前の 産業廃棄物が
手つかず(処理されず)に残ってる なんて
日本にも 同じような 場所が 有るんでしょうかね
僕が知らないだけ なのでしょうか