イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ファン・ゴッホのアートショーの見学前後に散策した水辺の再開発地域、意外と高いらしい日本での知名度!!!

2022年01月12日 08時17分38秒 | マンチェスター



グレーター・マンチェスター東部のサルフォード Salford にある・ミディア・シティUK  Media City UK に行きました。



(市電のプラットフォームから撮った写真です)


昨日投稿するつもりで書いた記事ですが、手違いで反映されていませんでした。
(しかも前日の記事の二重投稿になっていました!)


ミディア・シティUKには不遇の天才画家、ファン・ゴッホを映像で紹介するアートショー、ヴァン・ゴゥ・アライブヴ展 Van Gogh Alive を見に行きました。

アートショーについて書いた記事のリンクです☟

徹底的に不遇だった天才画家の足跡をたどる、大人気の斬新なアートショーに行ってきた



ミディア・シティ・UKには全国放送のキー局、BBC(英国国営放送)とITV(日本ではダウントン・アビーとシャーロックホームズの制作、放映でおなじみではないでしょうか)、それに娘が通うサルフォード大学のミディア関係の学部があり放送関係を中心にしたメディア産業の北部の中心地にもなっています。



運河の途中のかつて埠頭だったエリアが2000年前後から再開発されたモダンなエリア、サルフォード・キィズ Salford Quays の一部です。

サルフォード・キィズは1980年前以降に英国全土で始まったらしい、長年みっともなく打ち捨てられ荒廃した港湾エリアの再開発計画のもっとも成功した一例だと言われているそうです。




サルフォード・キィズの日本での知名度をチェックするために日本語で検索してみたら、びっくり!多数の観光情報にヒットしました。

そうそう、日本でも大人気のプリミア・リーグ最高峰のサッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッド FC の本拠地があるのでした。



サルフォード・キィズ観光の目玉に、三方を広い運河の水面に囲まれた「出島」のような埠頭部分にあるブランド品が安く手に入るファクトリー・アウトレットも紹介されていました。



運河で区切られたいくつかの区画を斬新なつり橋でつないだ近未来都市のような景観は見ごたえがあります!



マンチェスター・ユナイテッド見学ツアーのあと時間があれば、水辺のエリアののんびり散策をぜひおすすめします!



インペリアル・ウォー・ミュージアム・ノース(戦争博物館) IWM North ...


のカフェで、ショーを見る前にお茶を飲み、ショーを見終わったあとに軽い昼食を食べました。

子供たちが小さかった時に2回連れてきたのですが、あまり子供が好むテーマの展示ではなかったですねぇ。
男の子に戦車や戦闘機を見せるために連れてくるお父さんたちに人気らしいのですが。
戦争体験者の夫の母が喜んでくれました。



メディア・シティの庭園部分に華やかなクリスマスツリーが立っていました。


クリスマスツリーはほんらい1月6日に撤去されるべきなのです。

色がグラデーションで変化する凝ったイルミネーションが(まっ昼間から)輝いていました。
撤去しわすれ、ではなくわざわざ残してある雰囲気が濃厚でした。

ヴァン・ゴゥ・アライブヴ展は本来なら今週末で終了予定でした。
あと2週間限り、という私たちが見学したその週の初めに、入館希望者が後を絶たないため2月末までの延期が発表されました。

大人気のファン・ゴッホのイベントで賑わうこのエリアの無機質な景観に華やぎを添えるつもりで、1月のおわりのショーの終了まで残しておくつもりだったのではないかと思うのですが...

ショーの特設会場前で入場前にマスクをつける友人です。


入り口外に「放置」されたとおぼしい役目を終えた生木のクリスマスツリーが...。


一般家庭サイズ、飾りなし。
哀しすぎる光景です。
しかし、なぜこんなところにこの時間に...?

手すりの内側では入場予約時間わくごとにかたまったたくさんの入場者たちがマスクをつけて、手荷物検査を受けるためににぎやかに待機していました。

年末にマンチェスター・アリーナでの、アリアーナ・グランディの爆破テロ事件の4周年記念を迎えています。
イベント会場入場の際の手荷物検が一般化しています。

今度、サルフォード大学の本部キャンパス近くの学生寮に住む娘を呼び出していっしょに散策、食事をしてもいいな、と思いました。

前回の記事へのつけたしですが、日本では開催がなさそうですね、ヴァン・ゴォ・アライブ展。
ファン・ゴッホが大人気の日本でもウケる人には大いにウケそうです。
が...!
日本には「本物にじっくりと向き合って鑑賞する」正統派美術ファンが多そうです。
映像と音楽でガンガン繰り出す洗脳式鑑賞させ方法が邪道だという人が必ずいるはずです。
デパートや地方の美術館でも頻繁に世界の本格的美術作品を展示している日本では、本物をぜんぜん見せてくれないこのアートショーに高い料金を払うことに抵抗を感じる人も少なからずいるでしょう。









コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 徹底的に不遇だった天才画家... | トップ | 眺めのいい駐車場から一望す... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
犬と暮らせば (浅井洋)
2022-01-13 21:02:03
日本の方は 俺は「本物」を見たと 言いたい方が
多いのでしょう
 見せ易い様に 解り易い様に 置いてあると
「子供だましじゃ あるまいに」
「おれは その道では チョット理解の進んだ
人間だ」と 思いたい方が 多そうですね
 見て楽しく 解り易い と 言うのは
受けないかも
返信する
浅井さんへ (江里)
2022-01-15 07:42:57
同感です。
あと、本物をルーブルで見た、とかエルミタージュで見たとかいうことに重きをおく人も多そうです。あ、これは日本に限ったことではないのかな。ルーブルで見たって、西武百貨店で見たってありがたみはいっしょです。
返信する

コメントを投稿

マンチェスター」カテゴリの最新記事