イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

イングランドの決勝戦観戦と、町の賑わい...コロナ騒ぎが過去のものになったような,それでも感染者数激増のイギリスの週末

2021年07月12日 07時06分53秒 | 英国の、生活のひとコマ


ウエーファ欧州選手権 UEFA European Football Championship 2020(サッカーのヨーロッパ杯)の決勝でイングランドが負けました。

興味のない私はまたまた最後の30分だけ、あ、延長になってからですね、キッチンでドキドキ観戦中の夫と観戦しました。

少し時間をさかのぼって...キックオフ前の夕食は出来合いのチーズ&オニオン・パイでした(上の写真)。

夫がすべて準備をしてくれました。



私のうちでサッカー観戦に非常に熱心なのは夫だけです。
私と二人のむすこは「それほど興味がありません」どころではなく、本当に興味がないのです。


夫は子供のころからサッカー観戦を非常に重視して生活してきた人々に囲まれて生きてきたようなので興味がない人の存在が信じられなかったようなのです。
まあ、家族全員が「嫌い」というほどの意見もなく、ただどっちが勝っても気にしない人たちがそろってしまったのが残念なようです。

唯一、去年死んだネコのホレイシオだけですね、テレビの観戦に付き合ってくれたのは。
傍から見ればひざの上で丸くなって寝ていただけのようなのですが。



さて、昨日のチーズ&オニオンパイは...



前日土曜日に、(また時間がさかのぼりますが)スーパーマーケットに行く道すがら通りかかった、ストックポートタウンセンターの マーケット・スクエアでやっていた臨時のクラフト・マーケットで買いました。

手作りの「ランカシャー・パイ」だそうです。
ランカシャー・パイという名前のパイはないはずですが、地元ランカシャーの製法で作った手作りパイだそうです。
チーズの味が濃いコッテリしたパイでした。

1枚、約4人分が5ポンド99ペンスでした。
いわれたとおりオーブンで10分間温めました。

スーパーマーケットに車をとめて、歩いて戻ってぐるっと見てまわりました。




パンデミックのさなかだとはとても思えない盛況ぶりです。
新規感染者は毎日2万人越えのイギリスです。
ワクチン接種を完了した成人の割合が66パーセントを超えた先週末、重症者が激減しているためかコロナなんて怖るるに足らず!といった雰囲気でした。

(日本では1日の新規感染者は2,000人ちょっとですよね)



人々が行きあって対面しないように一方通行制になっていました。


緑の矢印が「順路」を示しているのですが、誰も守っている人はいません。

屋外なので、マスクの着用は任意です。
暑い日だったのでしている人はあまりいませんでした。
道端で飲食している人も多かったですし。

人出は多かったのですが、マーケットで物がよく売れているようには思えませんでした。
地元のチーズや、ビール、クラフトベーカ―のパンやケーキなどお値段高めの手作り(感たっぷりの)食品は見ごたえがありましたが、アクセサリーや石鹸、ロウソク、アフリカ、アジアの工芸品などなどの商品は「とても器用な人たちが趣味で作った品を売る手作りバザー」といった感じの品ぞろえが多かったです。
それはそれでほほ笑ましく、見て歩くのは楽しかったのですが。

賑わいぶりを撮った写真のいくつかです。




ヨーロッパ杯の開始と同時にかざって応援気分を盛り上げるための白地に赤い十字の入ったセント・ジョージス旗(イングランド国旗)をいろいろなところで見かけます。


パブや自宅の窓からたらす巨大な旗、三角の旗を万国旗のように御幣ツナギにして建物から建物に渡したバンティングなどをよく見かけます。

週末のタウンセンターには、いつにもましてセント・ジョージス旗を両側に2本立てたクルマをたくさん見かけました。
庶民派スーパーマーケット、アスダの駐車場では特にたくさん。(駐車していたクルマ20台に1台ぐらいはそうだったような....)

私は決勝戦と同じ時間に上の階で別のテレビ番組を見ていました。

となりの家では小学生の息子のお友達や大人のカップルを何人も招待して観戦パーティで盛り上がっていたようです。

壁越しの歓声で、見ていなくても試合状況がよくわかりました。
まだこのエリアは屋内で6人以上会ってはいけなかったはずです....もうこれもかなり形骸化した決まりになりつつありますね。


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