イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

いよいよ春、色あせてしおたれたクロッカスの後をひきつぎレント期間に入ったイギリスの野原を彩る黄色いスイセン

2019年03月09日 21時42分38秒 | 英国の木々と草花
おなじみ、木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる空き地です。


去年も見た、と思われたかもしれません。昨日撮った写真です。

先週花盛りだったクロッカスは勢いを失い、今やスイセンが盛りです。


そういえばこの場所はいろんな種類のスイセンが雑多に植えられています。

イギリスの春といえば、大ぶりのスイセン、ダフォデイル dafodil、黄水仙です。別名、レント・リリー lent lily とも呼ばれています。
どこでも見かける、春の花。



(上の写真は別の場所で撮りました)

レント lent というのは、イースターまでの約一か月、キリスト教徒がキリストの受難を思い、節制する期間です。

レントのはじまる前日....(今年は3月5日、火曜日でした)....は正式にはシュローブ・チューズデイ Shrove Tuesdayといいます。
今ではパンケーキ・デイ Pancake Day あるいはパンケーキ・チューズデイ Pancake Tuesday と呼ばれているパンケーキを食べまくるお楽しみデイなのですが、今年は私のうちでは何もしませんでした。

私が自己流の炭水化物制限をやっているためもあります。
16歳の下の息子はカレッジの学食で出たのを食べたそうです。学校帰りにお友達とレジャーセンターの中のレストランで無料(!?)のパンケーキも2枚ずつ食べてきたそうです。

無料のパンケーキだけ食べてきたということですが....そんなあつかましいことが許されるのか?
ふつう大人は食事かアルコール飲料を注文して無料のサービスの埋め合わせをするものですが.....



去年、当時のガールフレンドとうちに来てパンケーキ・パーティをやってくれた上の息子は今バルセロナにいます。

カトリックのスペインでは「カーニバル(肉の食べつくし?)」でもやったのでしょうか、何も近況報告がありませんでしたが。
カーニバルもシュローブ・チューズデイも元々はレント(節制期間)中には禁制の肉や卵、乳製品、砂糖、油脂類を食べきってしまう行事だったといいます。

レントの習慣を実行している人は現在あまりいないと思いますが、前日の食べきり行事は今も盛んです!

いよいよ、春だ!という実感たっぷりの日です。
いえ、あまり大っぴらに公表していませんがダイエット中です!

私は肥満してはいませんが短期間で体重が増えたので信仰とは関係なくちょっと節制しているだけなのですが....効果はすでにあるようです。




雨が降ったりやんだり、雨の合間はカっと日が照ったり、それでもけっこう気温が低く風の冷たい春らしくない3月の一日でした。




手前の緑のスペースはクロッカスが密生していたエリア。


スノードロップ、クロッカス、スイセン、とほぼ週替わりで次々と球根花が楽しめるイギリスの初春。

初夏になればブルーベルも花を開きます。残念ながらこの空き地のブルーベルはまだあまり数がありません。




スイセンはスノードロップやクロッカスより盛りの期間が長いようです。

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2 コメント

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Unknown (石関@鼻水とまらず)
2019-03-11 20:50:29
去年のパンケーキデー覚えています。江里さんにならって家でパンケーキを焼き、レモン🍋と砂糖で食べました笑。そちらのチーズがおいしそうでたまらなかったっけ。あれから一年ですか〜早いなあ。

そういえばクイーンのブライアンメイも、インスタに黄色い水仙を載せてました。私は黄色が好きなので、癒されます。
去年のパンケーキディ (江里)
2019-03-12 10:23:49
石関さんがストックポート日報の読者になってくれてからもう一年以上たつのでした!
感激です。これからもよろしくお願いします。
マンチェスターロックというかっこいい筆名好きですが。
イギリスにも杉はいっぱい植えられていますが全国規模の花粉症問題はききません。なぜ日本ではそれほどの被害が?

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