イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

視力矯正が必要か、モグラの図像学...都市に住み,メガネをかけて家族生活を営む憎めないモグラオヤジ

2021年05月28日 06時50分52秒 | 英国の動物

ストックポート・タウンセンターのショッピングセンター、マージーウェイにあるオプティシャン(メガネ屋)に行きました。



全国チェーンのこのオプティシャンのマスコットはモグラです。

ゆるキャラでもなくマンガっぽくもないリアルなタッチのモグラがけっこう気に入っています。

オプティシャンのマスコットなので当然、メガネをかけています。
モグラにメガネが必要なのか。
...ほら、だって真っ暗な地中に住んでるんでしょ。

日本で、絵本や漫画に描かれるユーモラスなモグラは盲人用の黒メガネをかけていることが多いように思います。
目が見えないってことになってるんですよね。
地中から出てくるのはいつも夜、生涯を真っ暗な環境で過ごすモグラは目が見えなくても不自由なさそうです。

イギリスで見かけるモグラは視力矯正用の普通のメガネをかけていることが多いようです。
モグラって目が悪いイメージなんですね!

2016年にロンドンに行った時、地下鉄の駅で見かけたかわいいポスターの写真を、ストックポート日報のバックナンバーで見つけました。


地下鉄にモグラ!ピッタリです。
「地下鉄内でWi-Fiが使えます」というお知らせポスターに臨時起用されたこのモグラ、他では見かけませんでした。
地下鉄(ロンドン交通局)のマスコットというわけではなさそうでした。

で、オプティシャンのマスコットのモグラオヤジです。
出っ歯で細目でメガネをかけていて、まるで一昔前の日本人のカリカチュアみたいに見えるのですが、考えすぎでしょうか。

妻子がいます。
テレビのコマーシャルでは家族で外出して街の中を歩いています。

かわいい子モグラが「お父さん、そのメガネかっこいいね」なんて言っています。
「そうだろう、たったの25ポンドで5週間は取り替え返品もきくんだ!」と子供に言っているお父さんモグラです。

強い近視で、境目のない遠近両用、厚みを削って傷がつかない加工までしてもらった特製の私のメガネはもちろん25ポンドではなく、とても高価なものです。
それなのに近視の矯正が不十分なことに気がついて、購入後3週間ほどたってから検査しなおしてもらいに行きました。

モグラのお父さんが言うように保証期間だったのでちゃんともう一度検眼してもらい、前回の検眼に不備があったことを認めて作り直してもらうことになりました。
看板に偽りなし。

イギリス中、どこに行っても農地や野原で、たまに手入れの行き届いた庭園でもモグラ塚を見かけます。





モグラ塚を見るたびに写真を撮って、かなりの頻度でストックポート日報に載せている私でした。
バックナンバーから掘り出しました。

浸水していそうな地下坑道、「巨大迷路」の地下へと進む坑道...と興味深い形態のモグラ塚の写真を2枚選びました。
(こんなにたくさんモグラ塚の写真を載せた記事があるなんて気がつきませんでした)

モグラの地下都市の上を昼間によく踏んで歩いているのに住人のモグラを見たことがありません。

いちどは見てみたい本物のモグラ!
やわらかい毛がベルベットのように密生したケシズミ色の毛皮をそおっと逆撫でしてみたいのです。


コメント (3)
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