イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

環境について考えて行動に移す!チャリティショップ、オックスファムの良心アッピールビジネス!買ったほうもいい気分

2019年01月06日 22時49分19秒 | 英国の、生活のひとコマ
オックスファム Oxfam のチャリティ・ショップ charity shop をボランティアでお手伝いしています。

チャリティ・ショップは一般の人から寄付された不用品を販売する店舗です。売り上げをそれぞれの慈善活動に運用する 非営利団体が経営しています。

チャリティ・ショップでもクリスマス明けには半額セールをやります。

クリスマスを過ぎたら、キラキラしたパーティ向きのセカンドハンドの服や「クリスマス・ジャンパー」が一斉に半額に(例;ちょっと高めに値をつけた 7ポンド 99ペンス=1,104円のドレスが 3ポンド 99ペンス=551円に)なるほか.....

フェア・トレード fair trade の食品や工芸品の多くも半額に値下げ。


フェア・トレードについて以前に書いた記事のリンクです。なかなかよく書けているので(手前みそ)ぜひ読んでみてください。

突然、消費者啓もう運動に乗り出したストックポート日報!フェアトレード運動を通じて公正な世界について考える

今年、オックスファムのセールで私が買ったもの。


金属のドリンク・ボトル(水筒)
もともと4ポンドだった水筒が夏の終わりに2ポンドに下がりました。(クリスマスが終わってもこれ以上の値下げはありません)

私は毎年 夏に、買ったドリンクの500ml プラスチック・ボトルを再利用、水道水や水で薄めたオレンジジュースをいれて持ち歩きます。
のどが渇いた時にお金を出して「ミネラル・ウォーター」を買うのがもったいないと思っているケチなものですから。

しばらく持ち歩いてへこんだり傷がついたりすれば捨てて、また新しい清涼飲料を買って空ボトルを利用。

プラスチックのボトルをゴミに出す前に再利用、環境にいいはずです!
でもプラスチックごみ問題が世界的な話題になっている近ごろは、プラスチックのボトルを持ち歩くのさえ、時代に逆行、ダサい気がしてきました。

今年の夏はこれ!金属ボトルを利用します。

のどが乾いたらカフェで熱いコーヒーを飲んじゃう冬には出番がないですね。

うーん、外で飲む冷たい飲み物(特に水!)にお金を払うのはイヤなみみっちい私なのに矛盾した話ですが、たまーに冬に屋内に座ってコートを脱いで暖かい飲み物を飲むのに出費するのはあまり惜しいと思えないのです。

逆に日本にいたら暑い夏に涼みたくて冷房の効いたカフェに入って飲むドリンクに出費するのは惜しくないかもしれませんね。
夏の暑さがおだやかな、というより夏の暑い時期がとても短いイギリスには冷房の効いた飲食店はほとんどありません。
暑い時はわざわざ暑い屋外に出て暑さを満喫したいのがイギリス人ですから。

もう一つ。


クリスマス・ツリーのタネ
半額、49ペンス(68円)。

しずく型のポッドを振るとシャカシャカ音がします。

たくさん入っているようです。
そのまま植木鉢の土に突っ込めば何本も芽が出るらしいのです。

育てやすく、イギリスではクリスマスツリーとして一番一般的なノルウィージャン・スプルース(マツの一種)だそうです。

うーん、無事発芽したとして、間引きして、移植して...飾りつけできるほど(50㎝以上)成長するのに何年かかるのか!?

ジョークか、あるいは「環境や道徳に考慮している」アッピールのためのジェスチャーだとしか思えません。
ストックポート日報にも何回も書いているようにイギリスでは伐採された生木を買ってきてクリスマス・ツリーとして飾るのが昔から一般的です。

若い生きた木を切って、クリスマス期間の20日ほど飾ればゴミとして捨てる、そんな長年の習慣に疑問を持つ人が非常に増えてきているのです。

毎年使える生きている本物の木のクリスマスツリー!
手塩にかけて育てれば、愛着もひとしお!

我が家は15年来、ニセモノの組み立て式クリスマスツリーを愛用しています。うーん、「生きたクリスマスツリー」はっきり言って不要ですね....

買ったからにはタネをまいてみます!

1月6日のノーウェジャン スプルース。


オックスファムはおもに発展途上国の貧困と社会不正と闘うためにイギリス国内を中心に基金集めをしている非営利団体です。

団体の信念が力強くプリントされているオックスファムのキャリアーバッグ(買い物袋)です。



店が客にビニール袋を無料で提供することが法律で禁止されてからずいぶんと経ちます。
店員が「袋いりますか?10ペンスかかりますけど」といちいち聞いてくれたのも過去の話になりました。

今では袋が欲しければ「袋をください」と言って、かなりしっかりした作りの同じサイズの(かなり大きい)店のオリジナル・キャリアーバッグを買わなくてはなりません。

私は有料のキャリアー・バッグをお客様にお渡しする時「ボロボロになるまで使ってくださいね!」と必ず言い添えることにしています。

「客に対して余計なお世話だ!」などと気を悪くする人は全くいません。
今では袋を持参せずに買い物をすることがちょっぴり後ろめたい感じなのです。

日本ではたくさんのステキなデザインの「エコバッグ」が売られていますが、どこの店でも買い物したら勝手に袋に入れてくれるのであまり出番はないような気がします。(この件については改めて書くつもりです)

イギリスにもリユーザブル・バッグ reusable bag(=エコバッグ)はありますが、むしろ袋を持参しないで買い物した時に買わされたお店のキャリアーバッグをたたんで持ち歩き、再利用している人のほうがずっと多いようです。


オックスファムの活動についてかなり詳しく書いた(テーマはクリスマスの店内飾り比較ですが!!)過去の記事のリンクです☟

クリスマスの飾り、店内編 


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。



コメント (4)
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