イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ロンドンその5、観光地の鳥は自分で食い扶持を稼ぐセント・ジェームスズ・パークの人なれしたガチョウ

2017年03月20日 09時00分00秒 | ロンドンとイングランド南部
3月12日、日曜日から14日火曜日にかけて二晩どまりでロンドンに行ってきました。
用件は、期限切れの迫ったパスポートの更新。

セント・ジェームスズ・パーク St. James's Park
の池の端、後ろに写っているのは、バッキンガム宮殿の一部・・・でしょうか。



朝早くに、グリーン・パーク前の日本大使館でパスポート更新の申請をして、新しいパスポートを受け取るまでの5時間、ロンドンの中心地をぶらぶら観光。
友人との待ち合わせまでの時間つぶしに歩いていたらセント・ジェームズ・パークにつきました。


ガチョウがヨチヨチ歩いてよってきました。


おなじみの食用の白いガチョウではなく、イギリスの野生のガチョウです。

うちの近所のブラモル・パークの池を占領しているのは外来の、カナダ・ガン Canadian goose ばっかり。
イギリス固有のこの写真のタイプは1羽もいません。

さすがです、セント・ジェームズ・パーク!


イギリス中で繁殖しまくりの外来種、カナダ・ガンは私が見回した限り、一羽もいませんでした。
生態系維持に貢献、外来種を締め出す措置でもとっているのでしょうか。

国際観光都市ロンドンの中心の公園です。外来のカナダ・ガンがうじゃうじゃいたら観光客のウケも悪いのかもしれません。

この野性のガチョウは、ベンチで一休みしている私のそばへ来て「何か食べるものはないか、ほんとうにないか?」と大胆に訴えていましたが、私が「何もない」ときっぱりと態度で示すと、どこかにいってしまいました。

そのあと、別の場所で(たぶん)別のガチョウがロシア人観光客の一群に、手からポテトチップスをもらっていました。
さわられてもいやがらず、記念写真にも写ってやってました。

サービス満点。ロシア人は大喜び。

こうなるともう野性のガチョウではありませんね、観光地のガチョウです。
ちゃんと食い扶持を自分で稼いでいます。

植え込みの中で日光浴をしていたクート coot 。


おなかを地面につけてリラックスしていたのですが、私がカメラを持って近づくと警戒して立ち上がってうろうろし始めましたが、逃げません。

クート、水かきがブキミです。


私、クートが大好きなのです。
公園内の池でも時々見かける水辺の野鳥です。

調べたら、日本にもいるみたいです。日本語でオオバン。ヨーロッパ、アジアと世界中に棲息しているらしいですね。
見たことありますか。

近所のブラモル・パークなどでたまに見かけると写真を撮ろうと追いかけ回してしまいます。

でも、この池、クートだらけでした!


ぜんぶクート。もっともっといました。

セントジェームズ・パークの、絵葉書など観光写真には水面を優雅にすべるように浮かぶ白鳥が写っているイメージですがこのあたりは見渡す限り、不恰好で愛嬌たっぷりのクートばっかり。

写真を見て気がついた、そういえば白鳥が一羽、奥のほうに寂しそうに写っています。


大きな池の一部を見ただけですが、イギリスの公園の池で必ず見かけるカモを見かけませんでした。
クート、はびこりすぎ?

水鳥にエサをやってはいけないという注意書きはなかったので、パンくずか何かを持参していけば楽しいでしょう。
ガチョウがいっしょに写真に写ってくれますよ。






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コメント (2)
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