人気のない、風の強い海辺の観光地ブラックプール Blackpool に着いたのは、午後12時半ごろです。
海岸沿いのツーリストインフォメーションで、その日泊まれる宿を探しました。
がっかりなことに、予約なしで1泊だけとまれる宿はツーリストインフォメーションのリストにはないらしく、ベッド&ブレックファースト(B & B)が 集中的に軒をならべる数本の通りを歩いて探すように言われました。
キッチュなB & B通り、どこも窓に「空き室なし」の札が下がっています。
書き入れ時の夏に休みなしで営業し続けたB & Bの経営者の休養期間なんですね、今は。
部屋が見つからなかったら、夕食後、帰宅するつもりでした。
一軒見つけた、「空き室・部屋のみ」で交渉して「素泊まりで、一泊1人15ポンド」で、話がまとまりました。
驚愕の安値。
壁ー面にかかった、額装した絵!壁の木製のビーディング(ふち飾り)が、額絵の角をはめるスペースをとるために角度をつけて切りとられていました!
部屋は、ダブルベッドの片側が壁におしつけてある異常なレイアウト、裏庭に面した窓が洋服ダンスでふさがれ、コンセントの差込口とバスルームのトイレットペーパーがない・・・!
となりの空き部屋に忍び込んで、お湯を沸かし、トイレットペーパーを失敬しました。
鉄の屏風の上に、コートフック(コート掛け)があるのに注目。コートをかけたら壁のとちゅうにあるコンセントの差込口が見えませんでした。
宿帳記入のためとおされた、ラウンジは、ポーズがつけてあるキツネの剥製2体(上の写真)の他に、王家の谷の秘宝(レプリカ)、壁にへばりつくトカゲの剥製(ワシントン条約違反の禁制品)露を宿した盛り花の造花、ロココ風家具・・・・と夢のキッチュの宝庫でした。
ちょっと写真を撮るのは気が引けました。
キツネの剥製は宿のご主人自慢の品で、写真を撮りたいというと大喜びされました。
部屋は、清潔で暖かかったです。
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