イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

マンチェスター・ヒルトン、空の色を映すガラス張り、景観ぶち壊しか、新しい建築美か   ・

2015年11月04日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスター・ヒルトン・ホテル Hilton manchester Deansgate


通称、ヒルトン・タワー Hilton Tower 。

47階建ての、正式名ビーサム・タワー Beetham Tower

文字通り、そそり立ってます。どこからでも見えます。


好悪の判断がこれほど分かれるビルも、マンチェスターに他にないでしょう。

2006年の完成です。

ロンドンの外ではイギリス一高いビル。

1階から23階まで、285室のヒルトンホテル。
その上階は分譲アパートメントが219軒。1フロアが1軒占めるペントハウスが16軒。
竣工まえに完売しました。

世界でもっとも「薄い」ビルのひとつでもあるそうです。


知らなかった!!「古い重厚な建物の多く残る、マンチェスターのディーンズゲートエリアがユネスコ世界遺産に登録されなかったのはこのビルのせい」論が根強くあるそうです。

事実無根です。リストに上がったこともないはずです。


威圧感。

周りの建物と、そぐわない?

意見が分かれるところですが、私がこのビルを毎日見てても嫌気が差さない理由のひとつは、鏡のようなガラス張りで、空の色、周りの風景をうつすこと。


晴れの日には晴れの空を、曇った日には曇り空を、朝焼け、夕焼けも取り込んで、建物そのものの存在感を忘れさせる効果もあるのではないでしょうか、侮れない、ガラス張り。


このビルを美しいと思う人もけっこういます。


たとえば「打ちっぱなし」。建築物そのものは簡素で力強くていいんですが、イギリスでは、不評です。
重くて、存在感がありすぎるんだと思うんです。



打ちっぱなしは受け付けないけど、ガラス張りは受け入れるイギリス。
存在感を主張しない現代建築がこのまれる?(私見)



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コメント (7)
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