イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

切り口をさらす、古い建物…半分だけの取り壊しはよくあること ・

2015年04月27日 09時34分58秒 | ストックポートとその周辺
悲しいですね、半分取り壊された古い建物って。

ここ、ストックポート・タウンセンターの裏どおり、ハイヤー・ヒルゲート Higher Hillgateは古い建物が数多く残る景観保存地域なので、残った一部分も取り壊してすっきり、ってわけにもいかないみたいです。

この通りをちょっと行った先は、ショッピング・エリア、同じくストックポートが誇る古い町並み保存地域、アンダーバンク Underbank(通りの名前)。
こっちはがんばれば観光客を呼べる望みあり、なので伝統的な景観を生かした再開発が着々と進行してるんですが・・・

ハイヤーヒルゲートは、小規模ビジネス向き貸し事務所のならぶオフィス街なので、観光資源にはなりにくいんです。

これは取壊すしかないでしょうね。


裏がわ。切り口がピンクに塗ってあって切り分けられたローストビーフみたい。お、玉虫色の妖しいビルがみえてます。



これは、ヴィクトリア時代にはさぞ壮麗だったと思わせる、古いパブの裏側。


数年前まで右側に突き出た部分だけで営業してました。

まさか駐車場スペース確保のためにちょん切っちゃったとか?
(あり得ます。イギリスでは車で来てお酒飲んでもいいんです。パブには広大な駐車場が不可欠です)

なぜか引っ込んだとこに玄関を設けて、住宅になってます。
貸間の看板がでてます。

クリーム色に塗った断面のちょうど反対側がハイヤー ヒルゲートに面した、パブ正面です。


もともとは、舞踏場、宴会場、ホテル、ショーなど見せるミニ舞台などあったと思われます。
むこう側をちょん切ってからすでに半世紀ぐらいたってるんじゃないかな。

今では裏の住宅部分も含めて、全館空き家。


やはりなぜか半分だけ残った200年はたつ店舗ビルの切り口にストックポートの歴史かなんかの絵が描いてあります。


これも取壊されて30年はたつはずです。
せっかくの大作壁画は消えかかってるし、判読不明。解説が欲しい。

上手な絵だけど、あかぬけませんね。

ニセ時代物建築が切り口の側に建つのをまってるんでしょうけど、なんでもいいからたてちゃえばって思いませんか。

切り口、悲しい!


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コメント (2)
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